8月6日、広島に原爆を落とされてから75年です。
お亡くなりになった多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。
毎年この時期は広島です。
めちゃくちゃ暑い中、身体中の皮膚がただれる中を徘徊した人々を想って僕も歩きます。
広島の夏は本当に暑いんです。
汗をぬぐいながら、こんななかを水を求めて歩いたんだなぁ。
そんなことを考えながらひたすら歩きます。
うちの母は戦争中、岡山に疎開していました。
子どもの頃、泣きながら逃げたという話をよく聞かされました。
疎開先の家ではよくいじめられてなぁとよく言っていましたねぇ。
その家の人たちが食べるものとおかあちゃんの食べるものは違うねん。
でも我慢せなあかんのやろうなと思って、歯を食いしばって生きたと。
ちなみに天皇の記事が載った新聞をまたいでひどく殴られたそうです。
一方、うちの父。
なにかあるとよく「わしは戦中派でしてなぁ!わははは!」と言うてました。
が、祖母に聞くと「明日香村なんか爆弾落ちるかいな。のんびりしてたで」と。
なにせ自給自足の村ですから、食べるものにも困らなかったとのことでした。
御陵から見える綺麗な花火をみんなで見ていたそうです。
見ていたのは花火なんかではなく、戦闘機からの爆弾がさく裂する様子だったのですが。
それぞれの戦争なんですね。
小さい頃にそういう話をいろんな人たちから聞かされていました。
そして中学を卒業した春休み、友達と初めて広島に旅行をしました。
そして資料館でさまざまな展示物に触れ、心が引き裂かれました。
それ以来です。なにかあると広島に行くのです。
なんもないのに広島に行き、駅から原爆ドームまで歩きます。
原爆ドームで手を合わせ、記念公園までゆっくり歩いていきます。
実は広島、まだ行ったことがないんだよねという人。
ぜひ一度足を運んでみてください。できれば少しだけ本を読んでから。
予備知識があったほうがいいと思います。
どういう天候だったのか、どういうことがあったのか等々について。
資料館はいつも長蛇の列です。いつもは外国人の方のほうが多いのです。
なので今はそれほど込んでいないと思われます。
3密にならないように気をつけて行かれてはいかがでしょうか。
僕は8日に行ってきます。
いつものとおり、駅からゆっくり歩こうと思っています。
ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
IGSの矢部くんが一緒に行きたいと言ってくれています。
あれ?来る?わかった、じゃあ広島駅で待ち合わせしよう。
帰りはちょっと飲んで帰ろうぜ…と綿密に打ち合わせ済みです。