KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

本日、発刊となりました

Posted on: 2017年2月10日(金) 6:52

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本日、おかげさまで発刊となりました。ありがとうございます。
『中学英語まるまるリスニングBOOK』の基礎編と標準編です。
詳細は先日書きましたので、今日は書きませんが、要するに
検定教科書に基づいて作った中学英文法の項目しか使っていない
リスニングの本なのです。

英単語に関しては主要な検定教科書を何冊かチェックしました。
そしてできるだけその数冊の中で使われている単語を使って
スクリプトを作りました。しかしそれでも今の検定教科書って
けっこうなレベルですね。以前とは全く違います。

実は本日発刊なのですが、すでにメルマガを読まれたのかブロ
グを読まれたのかわからないのですが、発刊前にご採用を決め
られてご注文下さった学校があるように伺っております。

先月出しました『Listening & Speaking Training Seminar』です
が、リスニングした内容やスクリプト内に出てくる表現や文法
を使って、放送で指示された内容のことを英語で話そうという
本なのです。リスニングの基礎トレは「まるまる」と同じよう
に行うけれども、あくまでもメインはスピーキングです。

「まるまる」はリスニングの基礎トレを思い切りやりましょう
という本で、2冊合わせて80レッスンあります。

sizu

単なる読み流しや聞き流しだけでは伸びません。ある程度の
レベルになればそれも有効なのですが、そこまでいくには
かなりの「修行」をしながら英語のエッセンスを身体中に
染み込ませなければなりません。

アルクの『夢をかなえるリスニング』はリスニングしたもの
を使って英作文をしましょうという本です。

これにしたってしっかりと聞き込んで読み込むから力がつく
わけでして、聞き流して「意味がわかった!」程度では
それは偶然意味がわかったのであって、着実な力は付かない
と断言できます。

無責任な教材は作りたくありません。

だから啓林館の『センターリスニング』も最低限、ディクテ
ーションはやってもらっているのです。

本当にちゃんと英語力を身につけたい生徒たちは読み流しや
聞き流しをしただけで「多読」だの「多聴」だのをしている
と考え違いをすることのないようにしましょう。

本日発刊日を迎え、またたくさんの生徒たちが修行に励んで
くれればいいなと心から願っています。

楽な勉強に流されませんように。

いつもありがとうございます。よかったらお使いください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今月末、広島の先生方からのご要望で勉強会を行います。
その折には『Listening & Speaking Training Seminar』を
使って、実際のトレーニングを体感していただきます。
それプラス、精読と多読の方法についても話をします。

 


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灘高入試

Posted on: 2017年2月10日(金) 0:55

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今日と明日は灘高等学校の入学試験です。英語は今日です。
採点は受験生たちが努力してきたのですから、ミスのない
ように心をこめて行います。

灘校を受験する中学生たち、いい学校ですよ。

生徒にも教員にも優しい学校です。

精一杯頑張ってくださいね!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日明日はかなり冷えるみたいですね。気をつけましょう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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東京大学の足切り点 in 2017

Posted on: 2017年2月9日(木) 22:31

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沖縄の興南高校の前泊先生からタンカンがこんなにいっぱい
送られてきました。どまりん、ありがとう!

これ、皮が分厚いので包丁で切るのですが、いったん切れば
あとは手で皮をむいて食べることができます。

興南といえば、生物のハブ神こと竹田先生からは桜の便りが。
沖縄は桜が咲いています!ということで、実は前泊先生から
届いたタンカンにも桜の木が入っていました。

ほら、桜が咲いてる!

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さて、東京大学の第一段階選抜ですが、発表がありました。
いわゆる「足切り」と言われるものです。

足切りの点数に達しなかった受験生は受験することができ
ません。記念受験とかもできません。

文科一類 571点
文科二類 623点
文科三類 732点
理科一類 660点
理科二類 701点
理科三類 695点

この点数に達している人たちだけが東大の個別試験(二次
試験)を受ける権利を有するのです。

実際には足切り点ぎりぎりだと個別試験で相当な点数を取
らないと合格できませんので、この点数をクリアしたから
といって、まったく安心はできないんですけどね。

一応、受験会場に行くことはできますよということです。

情報が出たのでアップさせていただきました。

灘の生徒たちも23日から24日にかけて上京し、入試に備え
ます。ここからは体力や精神力もきつくなってきますので
特に受験のためにホテルなどで宿泊する生徒たちは、
体調に気をつけていただければと思います。

皆さん、頑張ってください!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
文三の点数が高いから、文三が文一よりも難化したとか
そういうことではありません。
あくまでも定員と出願人数によって決まるのです。

 


kimutatsu

卒業式

Posted on: 2017年2月8日(水) 23:29

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今日は灘校の卒業式でした。69回生が灘を旅立ちました。

といってもまだ入試が控えていますので、卒業するとは
いうけれども何を卒業するねんという感じでしょうが。

中1で担任をすると6年間持ち上がりシステムの灘なので、
僕は彼らをほとんど知りません。野球部の子たち以外は。

だけど来る25日の入試では全員が力を発揮してくれれば
いいなと思いながら、呼名されてひとりずつ壇上に上がる
卒業生たちを見ていました。

今教えている中2たちが壇上に上がるのは4年後。

新しい入試システムの1期生ということになります。

でも入試や出題がどうなってもまったく関係ない、確固
たる英語力を身に付けさせてあげようと思っています。

まだ4年ありますからゆっくりやります。

生徒たちは「どこがゆっくりやねん!」と、このブログ
を読んで思っているでしょうけれども。

なにはともあれ69回生のみんな、卒業おめでとう!

また文化祭や体育祭などでは灘に戻ってきてください。

あるいはお子さんができたら(ってだいぶ先の話なので
その頃には僕はいないだろうけど)灘に入れて下さいね。

入試、頑張ってください。応援しています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
73回生の卒業式は泣くやろうなぁ俺。
そして生徒たちは「鬼の目にも涙」とか言いやがるんやろな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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英検

Posted on: 2017年2月7日(火) 17:00

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中2の生徒たちが受検した英検の結果が出ました。

準2級、いっぱい合格!
2級、けっこう合格!
準1級、なん人か合格!

これだけ単語と文法をしっかりとやり、『ユメタン』で覚えた単語を
使って毎週50文の英作文および暗唱に励み、英文法をかっちりと
やり、そして日々の授業では読み流しなどではなく、ガチガチに
精読した文章を多読しています。

そりゃ英検ぐらいは合格してもらわないと困ります。

日本語の訳を見たら英文がすぐに出てくるようにしなさいと指導
しています。ここまでやれば東大入試でも通じる程度の英語力が
確実に身に付きますし、海外の大学でも大丈夫です。

試験1週間前には全ての授業を自習にした上で、さらにこれまで
読んだマテリアルをがんがんに読み込みます。

だから英語力はブリブリに上がるのですが、だからといって上に
書いたような英検合格レベルを目標にしているわけではないので、
これからも「鬼」だの「悪魔」だの言われながら、しっかりと着実に
正しい英語の勉強を続けていってもらいます。

彼らの努力に、そしてなんだかんだ言いながらも僕についてきて
くれていることに、敬意を表します。

お前たち、これからも鍛えてあげよう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
灘の子たちって可哀想なんです。だって英検に合格しても
「灘なんだから当然なんでしょ」と元から頭が良かったかのように
言われ、落ちたら落ちたで「灘なのに」と言われるのです。
あの子たち、めっちゃ努力してるんですよ。

 


marumaru2

1週間後の2月10日に僕の新しいリスニングのトレーニングの本
が出ます。学校専売品なので書店さんには並ばないのですが。

三省堂から『中学英語まるまるリスニングBOOK』を出します。

中学英語だけでリスニングの基礎トレをやろうという本です。

中学の検定教科書の範囲からは全く逸脱しないで作りました。

BOOK1(基礎編)は中1と中2の範囲のみで作ってあります。
ディクテーション、弱点分析、音読トレ、日本語を見ながらのバック
トランスレーションまで行います。

ちなみにLesson 1~Lesson 40までありますので、ブック1だけ
でも相当なトレーニング量となっております。

そしてLesson 1~20が中学1年生の範囲から、Lesson 21~40
が中1と中2を合わせた範囲から、それぞれ出題しています。

BOOK2(標準編)も40題あります。したがってブック1とブック2を
合わせると80題もあります。これだけやればかなりリスニングが
できるようになるはずです。

標準編はLesson 1~20が中学3年の教科書の前半に出てくる
英文法項目にのっとって作りました。

Lesson 21~40は中学3年生の後半を中心に出題しました。

なお、検定教科書は『New Crown』に基づいて作りましたけれども
それ以外の教科書を使っている学校でも、文法項目については
まったく問題なく使っていただけます。

marumaru2

ちなみにブック2で作ったスクリプトをいくつか掲載します。

参考になさってください。

*********************

ダイアログ問題例1
F: Young people usually write letters with a personal computer.
What do you think about that?

M: I think it’s so natural.  If you use one when you write letters,
you don’t get tired.

F: Sure.  But when I receive a letter written in ink, I’m always happy
to read it. I think it’s full of warm heart of the other person.

M: I think so, but it is sometimes easier to read a letter written with
a computer.

モノローグ問題例
It is said that about 40% of Japanese people living in towns and
cities suffer from kafunsho, a kind of hay fever.  It is caused by
some kinds of trees.  Some people say it is a national disease of
Japanese people and, therefore, the government should solve
the problem.  The government tells some universities to make
new kinds of trees that don’t cause the disease.  It may be so
difficult to find out how to solve the problem, but maybe people
in the future won’t suffer from it any longer.
***********************

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こんな感じでダイアログとモノローグ問題が交互に登場します。

いずれも全部ディクテーションから始まって音読トレーニング、
そしてバックトランスレーションまで行います。

全文ディクテーションはきついなという学校向けには、三省堂が
穴埋めのディクテーションファイルを用意してくれるそうです。

2月10日発刊となります。

三省堂の編集者益田君が頑張って新年度に間に合わせてくれ
ました。益田君、ありがとう。

すべて僕が書いた文章です。

ネイティブチェックは2名の方にお願いしました。

よかったらお使いください。

いつもありがとうございます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
一般の方々向けに書店さんでも置いていただける、
中学英語だけでリスニングの基礎トレができる本を
作ろうという話が出ています。

 


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ブログに関して思うこと

Posted on: 2017年2月5日(日) 10:12

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ブログ、だいたい1か月に20万ページビューあるらしいんです。
特に英語の勉強法に特化してるわけでもないし、自分としては
気楽に更新していますので、なんというか「即物的に役に立つ
内容のブログ」というわけでもありません。

ただ、自分は物書きですので、書いている文章からなんらかの
エネルギーを感じ取って頂いて、生きるよすがとしてもらえれば
いいなぁと思っています。

最近はいろんなところで「ブログ読んでますよ」とか「『蛍雪時代』
のコラムを読んでますよ」とか言っていただけます。

あまり「役に立ちます」とは言ってもらえないのですが、それは
読者の方々がどのように僕の文章たちを使うのかは読者次第で、
受け止め方は自由です。

「受験の役に立つわけじゃないからもう読まない」ということであれ
ば、そういうサイトはいっぱいありますからね。そういうところに
行って情報を得られたほうが絶対にいいと思うのです。

僕は僕のスタイルで、読んでくださる人を大切にしたい。

中にはブログをコピーしてホームルームで配布してくださっている
先生方もおられます。ブログにも著作権があるので、勝手に引用
したり勝手にプリントアウトすることは法律違反なのですけれども、
いい形で使ってくださるのであればご自由にお使い下さい。

「こんなことを書いてる!馬鹿じゃないか!」という引用は止めて
くださいね。著作権違反で訴えますから。笑

DVC00041.jpg

ブログを書くにあたって「絶対にしない」と決めていることがあり
ます。それは「人の悪口や批評を書かない」ということです。

理由は1つ。

生徒たちがそれを読んで「僕たちにはネットに人のことを書くの
なら褒めろ。批判するようなことを書いてはいけない」と言って
いるのに、先生やってるじゃないか」と思うことになるから。

だいたい、人の批評をしたり顔でネットに書くような教員に教えて
ほしくないでしょ。灘の生徒ならそういう教員は軽蔑する。

それともう1つ。

僕の子ども2人がもし読むことがあれば「お父さん、何やってる
ねん」と思うだろうから。

僕が正しいことを仮に言っていたとしても。

僕は他人を批判できるほど有能でもエラクもないので、とにかく
読んでくださっている皆さんが「読んでよかったな」と思って下さる
ような文章を書こうと思っています。

対症療法的に病気に効果があるような西洋医学的ブログでもあり
ませんけれども、もしかしたら漢方薬的になんらかの薬効がある
かもしれない(ないかもしれない)、でも楽しいブログを書いていき
ます。これからもよかったらお読みくださいね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
自分の子どもに「お父さん、何やってんねん」って思われる
ようなブログを書きたくないですよねぇ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

本を紹介します

Posted on: 2017年2月4日(土) 21:14

01

秋田の先生からメールを頂戴しました。「先生が推薦されていた
本(小説)を読みました。とても面白かったです。ありがとうござ
いました!またご紹介ください」とのことです。

いろんなところで本は推薦しています。

コメント欄のあるフェイスブックに「買います!」とコメントを頂戴
することが多いのですが、実際に読まれている人はどれぐらい
いらっしゃるのかなぁと思っています。

皆さん、忙しくて本に手が伸びないですからね。

今回の先生のように実際に読まれている人は素晴らしいなぁと
思いますね。こちらこそありがとうございました。

さて、その先生のリクエストにお応えして、僕が最近読んだ本を
ご紹介ます。よかったらお読みくださいね。

31uHZqV+V3L

818NtZhG7ML

goi

paparagi

totto

どれもお勧めですが、ここで下手なコメントを書くとネタバレになり
かねませんので敢えて書かないでおきますね。

特に『窓ぎわのトットちゃん』は久々に読み返しましたが、小学校
1年生で学校を追い出された黒柳徹子さんを受け入れたトモエ
学園と小林先生のエピソードを読むと、教員としてかくありたいな
と思わずにはいられません。

よかったらお読みくださいね。どれもとてもいい本ですから。

おっと1つ忘れてた。

marumaru

 

これもお勧めですよ!笑

というか、三省堂の大阪支社の池田くんが灘校に来てくれまして
「昨年度より売れております!」と報告してくれました。

使って下さってる学校の皆さん、ご採用くださった先生方に心より
お礼申し上げますとともに、引き続きよろしくお願いします。

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ちなみに今読んでいる本はこれ。久しぶりに心躍らせながらページ
を繰っております。まだ前半ですが、ここから明智探偵と小林少年
が登場するところです。今日はそこから読みます。

本はいいですね。

個人的にテレビを見ているとイライラしますが、書物は精神のカタル
シスを図るのにもってこいです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
お礼のメールをくださったS先生、ありがとうございました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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Prized Promotion

Posted on: 2017年2月3日(金) 18:08

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今日は金曜日。MAINICHI WEEKLYが届く日です。

今週のトップは稀勢の里の横綱昇進についての記事でした。

こういうのを読むときって内容はわかっているからすっと読める
のですが、だからといって読み飛ばしていては英語力を伸ばす
ことなんてできません。

知らない単語は飛ばせっておっしゃる「知識人」がおられますが、
じゃあいつ言葉を覚えるの?と聞きたくなります。

さて、今回面白かった表現をちょっと列挙してみましょう。

・the first Japanese-born wrestler to be promoted to sumo’s
top rank since Wakanohana in 1998

意味はわかると思うのですが、間違いのないようにしたいので
敢えて下品な解説をします。promoteが受動態になっています。
これはpromoteが「~を昇進させる」という他動詞だからです。
受動態にすることで「昇進する」という意味で使うことができます。

・Appearing at the title-conferring ceremony in Tokyo alongside
his stablemaster Tagonoura,

conferは「~を授与する」という意味です。title-conferring ceremony
は横審の人が来て「横綱になりますよ」と伝える伝達式のことです。

・floored Yokozuna Hakuho with a last-ditch beltless arm throw
on the final day

これが難しかった。last ditchは「土壇場、最後の砦」という意味です。
ここではハイフンで結ばれて形容詞として使われています。
beltless arm throwが難しかったのですが、要するにベルト(まわし)
を掴まないで腕で投げ飛ばすのですから「すくい投げ」ということです。

他にも「これは僕には表現できないな」という部分がありますので
意味をとった上で何度も何度も音読をして自分の英語を話す際に
用いる表現たちの仲間入りをさせてあげようと思っています。

ついでに生徒たちには少しリライトして配布し、授業中に読む予定で
おります。もちろん定期考査の範囲になりますので、生徒たちも
きっと楽しく喜びながら読み込んでくれることでしょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
He kept a grip on his emotions.という表現はぜひ使いたい。
ちなみに「春場所」はspring meetと表現されています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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節分

Posted on: 2017年2月3日(金) 14:13

nada

まぁほら、節分やからね。1時間目の授業に行ったら
案の定というべきか、黒板がご覧のとおりに。

って、よく見ると「鬼」の漢字の中に「キムタツ」が。

よかよか。

結局これは終了まで消さずに授業をやりました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
授業が終わるたびにイソジンうがいをしています。
鬼でもウイルスには勝てないので。


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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