KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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東大のリスニング対策について

Posted on: 2017年1月25日(水) 19:12

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高2かなぁ、高3ではないと思うんですけど、受験相談メールを
いただきました。リスニングに関する質問です。

東大リスニング対策でもディクテーションをするのですか?と。

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ディクテーションそのものは勉強ではありません。

ディクテーションは勉強のための準備です。

どこが聞きとれてどこが聞きとれていないのかを分析するため
に行うのです。書きとれなかった箇所は聞き取れなかった箇所
なので、そこを分析した上で潰すのです。

まぁもちろんしっかりと集中して聞くための練習ではあるけど。

ですのでリスニングの勉強のスタートは常にディクテーションで、
単に問題だけを解いていてもしょうがないのです。

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したがって東大リスニングの勉強であってもセンターリスニング
の勉強であっても、どこが聞きとれてどこが聞きとれていないか
を分析し、聞きとれなかった箇所を潰すという点では同じです。

東大は長いからディクテーションしないって、それって単に邪魔
くさいと思ってるだけなんやないの?と思っています。

長いから邪魔くさいと。

それではいつまで経ってもあきませんわな。

特に高1や高2の皆さんはリスニングの勉強をするときにディク
テーションからスタートしていなかったとしたら、それは間違い
なんだなぁと思っておいていただければと思います。

メールをくれた生徒、頑張って東大に合格しなさい。

合格したら次の目標に向かって歩き始めましょう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
小池都知事の予算案の会見を見ていたのですが
本当にわかりやすいですね。伝える力が強くていいな。

 


kimutatsu

親御さんは我慢が仕事

Posted on: 2017年1月24日(火) 13:18

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保護者の方からもよくメールを頂戴します。大半が「うちの子です
ねんけど、まったく勉強しませんのや」というメールです。

でも「勉強せい」と言われれば言われるほど、子は勉強しません。

たとえば「あんた結婚相手おらんのか」と言われれば言われる程、
うるせえ!という気分にはなるけれども「そうか、よし結婚しよう」
なんて気持ちからは離れていくものです。

同じです。「勉強しないとあかん」というようなことは子どもが一番
よくわかってるのです。

かく言う僕も生徒に「勉強しい」とはあまり言いません。

「そろそろしたほうがええかもな」「勉強するなら協力するぜ」ぐらい
は言います。「勉強せんかい!」は逆効果ですので言いません。

馬を水辺に連れてくることならできますし、美味しい餌を与えること
ならできます。でも飲ませることはできませんし、食べさせることは
できません。できたとしても吐き出してしまうことでしょう。

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教員と親にできることは、勉強したいなと思う環境をいかに作るか
であって、それ以上のことはできません。

できているように見せることはできますけどね。

親が必死になればなるほど勉強する気を失うという子もいっぱい
いますし、教員に注意されればされるほど逃げたくなる子は
たくさんいます。というか、おそらくそれが大多数でしょう。

だとすれば、我々大人がしなければならないのは環境作りです。

英語を勉強しようと思わせる環境を作れれば僕の仕事は終わり。
あとは生徒たちに餌を与え続ければしっかり食べてくれます。

そこが一番難しいのです。

ベテランだからできるということでもないし、若い先生だからでき
ないということもありません。その人のキャラクター次第です。

親も同じですわ。

ただ、1つ言えることは、口うるさい親御さんの場合、子どもらは
とても窮屈な想いを家庭でしているはずですし、そういう子らが
家庭学習をすることはありません。

机の前には座っているでしょうけれど。

「私はあまり口うるさくない」と思っている親御さんでも、子どもに
聞いてみると「うちの親はうるさい」と思っているものです。

なにか言いたくなったら「言えば言うほどやる気を失い、勉強を
しなくなる」という真理を思い出していただければ。

そりゃ例外なタイプの子はいます。でもあくまでも例外です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみにうちの両親は生きるのが必死やったので
僕と弟の成績に関して何か言うことは全くなかったな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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読む力と聞く力

Posted on: 2017年1月23日(月) 20:25

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あまりにも寒いので、写真だけでも暖かそうなものを選びました。
あんまり意味ないけどな。沖縄のトロピカルビーチにて。

僕の住んでいるあたりは現在2℃。

そろそろ春になってくれへんかなぁと思いながら、いつもお世話に
なってるカイロプラクティック院を出たら小雪が舞っておりました。

風邪やインフルを拾わないように気を付けましょう。

受験生もそうでない生徒も俺たち大人も。

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週末は札幌セミナーが待っています。今回は何をしようかなぁと
思っていたのですが、英語を喋るとか書くとか言ったって、
ちゃんとインプットできていない人が言葉を話したり書いたり
できるわけがないんだから、今回のテーマはインプットにしようと
決めました。リーディングとリスニングの指導についてです。

ちなみに札幌セミナーのお申し込み先はこちらです。

リーディングって多読だの精読だの言ってる人がいるんですが
読書って習慣のものなので、いずれにしても習慣がないと
読書のための基礎体力が身に付かないのですね。

それは多読とは違う。

最近思うんだけど、日本語の本だって実は読み方を知らない人
が多いんじゃないかと。子どもも大人も。

だって学校では「こう読む」なんて教わらないからねぇ。

読み方を知らないから読書が面白くなかったり、国語の成績が
低かったりするんじゃないのかと思い始めておりましてね。

どうして多読だけだと語彙が身に付かないのかとか、そういった
話も含めて今年はいろいろやろうかなと思っております。

かく言う僕も最近はインプット不足。

毎日必ず本を1時間は読むようにしていますが、それでもあまり
にも少ない。学校の教員ってインプット命なのに。

今日もこれから仕事をしたら寝る前に読書をします。

札幌においでくださる先生方はどうぞ宜しくお願いします。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
写真を沖縄にしても寒いものは寒いな。

 


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山形にて

Posted on: 2017年1月22日(日) 22:39

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地震のあとに何度も何度も東北に足を運んだのですけれども
山形県だけは冬にしか行ったことがなくって、だからいつも
おいしい日本酒をいただきながら身も心も温まる温泉に浸かり、
素敵な友人たちと心ゆくまで話をするのがこの数年の定番
パターンとなっています。

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矢部君のJumping on to the snowも毎年恒例となっています。

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お世話になった友人たちに感謝したい。

来年も藤沢周平ゆかりの湯で体を休めたいなぁと思いながら
明日からはまたうちの生徒たちを鍛えてやるぞと思っている
日曜日の夜の木村なのです。

体も心も休まった。またがんばろ。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
明日からダイエット!(毎日言うてるなぁ)

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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文科省の問題に関して思うこと

Posted on: 2017年1月21日(土) 7:54

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天下りを斡旋していただけでなく、違法行為を隠蔽するために
調査に虚偽の説明をしたり、早稲田大に口裏合わせを依頼
したりしていたことが判明して、大騒ぎになっています。

「原則として授業は英語で行え!」なんて、戦前や戦中の教育
じゃないんだから、そういうことをお上が現場に強制するので
はなく、現場が必要に応じてやるように調整すればいいのにと
ずっと思ってきたのですが(私学の進学校の教員でほとんど
英語で授業をしている先生方を僕は知らない)、文科省自身は
原則どころか法律すら守っていなかったことになります。

それは徹底的に調査して、然るべき対応をすべきです。

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ただ、僕は思うのです。

今回の背景には世間の天下りに対する批判や嫌悪感があって、
だから天下りのあっせんを禁止した国家公務員法という法律が
できたのだと思うんですね。

誤解のないように書いておくと、今回のことは「あっせん」と
「隠蔽」や「口裏合わせ」が問題だとは思っていますが、
天下りそのものは、ある程度は今の官僚組織なら、しょうがない
んじゃないの?とさえ思っているのです。

官僚組織って一般の会社からすれば極めて特異な組織です。

だって事務方トップである事務次官になれるのは、同期の中で
1人だけ。そしてその1人がトップに立つと、それ以外の優秀な
人たちは役所を去ることになります。

だいたい40代からどんどん官僚を辞めていき、そして事務次官
を頂上としたピラミッド型組織になります。

官僚になるような優秀な人が辞めていくのももったいない話で
すし、本来は40代なんて「これから」の年齢ですやん。

これからその組織に役立つ人材に育っていくわけです。

なかには事務次官にはなれなかったけど、辞めなくてもいいん
じゃないの?というぐらい優秀な方もおられると聞きます。

天下りを何度も繰り返してそのたびに退職金をゲットするような
いわゆる「わたり」は話にならないと思っています。

でも官僚組織がそういう組織になっていて、40代で辞めなければ
ならない状態におかれたら、そして「どこで働けばええねん」という
状態になっている人がいるとしたら、そりゃどこか紹介しようか?
という話になるのも致し方ないんじゃないかと思っています。

天下り規制が強化されて、今まで以上に再就職に苦労するという
背景があるとすれば、問題は官僚組織そのものではないかと。

官僚組織を変えないと、天下りはなくならないと思います。

優秀な人材が国家のために働いてくれないと、国家という大きい
船舶はどんどん沈んでいきます。

官僚養成大学と言われる東京大学ですが、最近は外資系企業に
就職しようとする学生が増えていると聞きます。

外資は能力が高ければ給与がかなり高いですからね。

医者や弁護士や官僚よりずっといい給与が支払われるのであれば
能力の高い人がそちらを目指すのも頷けます。

でも優秀な人たちにこそ国家を動かしてほしい。

彼らが躊躇するような官僚組織こそ、変えていかねばならないの
ではないかと、僕は考えています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
拓郎の『外は白い雪の夜』をYouTubeで聞いています。
窓の外は一面真っ白な雪です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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残念至極

Posted on: 2017年1月20日(金) 23:21

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文部科学省が大変なことになっていますねぇ。子どもたちには
ルールを守れと言うべき学校の一番トップの組織なのに、これ
だけあれこれ出てくるようでは権威も地に堕ちたというものです。

そもそも権威があったかどうかは別として。

文部科学省のトップに教え子がいるので、落ちついたら連絡を
とって飲みに連れてってやろうかと考えています。

前任校の教え子ですけどね。

ばれた時のための対策までしていたという報道までありました。

それって本当に情けない。

ゆとり教育だのアクティブラーニングだのオールイングリッシュ
だの、真面目な教員ほど「どうしたらええねん」と悩むような
「変革」を繰り返してきた文部科学省が、ご自身の体質には
いっさいの変革を加えなかったようです。

他省庁も含めて徹底的に調べて頂き、膿を出し切ってもらいたい。
強く願っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
さすがに新聞を読むのも嫌になります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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センター試験(英語)に関して

Posted on: 2017年1月19日(木) 19:24

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上海に行っていたので毎年やっているセンター試験の分析が
できませんで、ひとりで乗り遅れておりました。

もうすでにいろんな予備校などが分析しているので、僕からは
ひと言だけ。

今年もセンター試験も例年同様に、我々が昭和時代に受けて
きたような正確に読んでいく勉強法で対処できます。

というか、そういう読み方が求められているように思います。

筆記の英語に関しては、例年よりも易しくなりましたね。

リスニングは実際の音声を聞いていないのでわかりませんが、
スクリプトを見る限りでは昨年より平均点は下がるでしょう。

それでもあのレベルであれば(語彙力があることを前提にして)
適切なトレーニングをしてきた受験生なら9割は取れます。

何度も言いますが、語彙力があることを前提とすれば、です。

単語の力が弱い人は読むのも聞くのも高得点は狙えません。

来年受験する高2生徒は早いうちに『ユメタン①』レベルの単語
を徹底的に脳みそに刷り込んでおくことです。

仕事の休憩がてら、国語の問題も解いてみようと思いますが、
英語にしても国語にしても、言語に関して言うならば、とにかく
単語などの知識が少ない人はいくらやっても駄目です。

断言できます。まともな先人ならみんな言ってるとおり。

受験生は二次試験に向かってリスタートを切りましょうね。

高2生はさすがに全力モードに入っているとは思いますけれど、
もしもまだ「やる気にならない」的なことを言っているのであれば
ちょっと焦り始めましょう。

どちらも頑張って!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
概要をつかむ力が必要とかなんとか書いてるサイトが
あったけど、正しく読まないと概要なんてつかめないわ。

 


kimutatsu

上海から戻りました

Posted on: 2017年1月18日(水) 23:33

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上海から戻ってきました。向こうで『ユメタン』を使って下さってる
と知ったのが訪問するきっかけとなりました。

関西学院大学の高大接続センターの山田君がその情報を教え
てくれたのが夏ぐらいだったでしょうか。

海外で『ユメタン』を使って下さっていることに感激した僕が山田
君を経由して先方にお礼を述べさせていただきました。

それが今回の訪問につながりました。

詳細はまた書きます。

英語教育に関して言えば「中国の人は日本人より英語が話せる」
等のもろもろの幻想があることがわかったのは大きい収穫になり
ましたし、日本人学校の実態や問題点、現地の先生方がご努力
されている点などが(手に取るようにとは言わないまでも)ある程度
は理解できたのは本当に教員をやっていく上でこれまたとてつも
ない収穫となりました。

アテンドしてくれた山田君に感謝したい。

また、向こうで知り合った先生がたにも心から感謝しています。

上海は海に面しているせいか、空気はそれほど汚れているという
印象はなく、とてもくつろがせていただきました。

詳細は明日以降に書きたいと思います。

お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。またお会い
するのを心から楽しみにしております!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
中国語をもっと話せればものすごく楽しい国だなぁと
思いながら帰ってきました。
英語は一般の方には通じないので、相当苦労しました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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上海

Posted on: 2017年1月17日(火) 5:50

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僕が西大和学園で働いていたとき、修学旅行が中国だったこと
もあって、しょっちゅう中国に行っておりました。

北京→西安→上海のコースやったのですが、下見も含めてもう
何回行ったやろ、おそらく6~7回は行ったと思いますね。

天安門広場、天壇公園、華清池、兵馬俑など、心を動かされて
ばかりの中国で、サイズが日本と全然違うなと驚いていました。

上海はどちらかというと、北京や西安と違って資本主義経済が
跋扈しているその空気こそが驚きの対象でした。

当時も(中国にしては)特に南京路などはかなり都会の雰囲気
を有した地域でしたが、いやしかしかなり変わっていますね。

帰ったらまた生徒たちに伝えてあげようと思いますが、そのため
には机上の学習ではなく、さまざまな場所を訪れたうえで
肌感覚の上海について話してやろうと思っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
久しぶりの可口可楽を楽しんでおります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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上海に行ってきます

Posted on: 2017年1月16日(月) 12:44

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今日の午後から上海に行ってきます。山田君と一緒に。

上海日本人学校で毎年『ユメタン』を使ってくださっているのです。
だから中国にいる子どもたちに話をしにいってきます。

でもそれだけではなく、中国の人たちの英語教育事情も勉強を
してきます。

山田君と一緒なので心強い。

向こうから更新できればいいのですが。

上海はもう6~7回行っているのですが、今回は20数年ぶりです。
おそらくものすごく変わっていることでしょう。

とても楽しみです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
外国語ってこういう感じで突然話すチャンスがやって
くるんですよね。そして「やっときゃよかった」と思うんです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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