KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

Happy Homework

Posted on: 2016年12月19日(月) 21:30

araha

灘校は明日の午後に終業式があり、それが終わると冬休みが
始まります。始業式が1月10日ですから、けっこう長い。

今日、生徒たちには冬休みの宿題を渡しました。

CDを1枚だけです。

このCDにはLesson1から15まで、15パッセージが収録されて
いるので、それを全部B5版のノートにディクテーションして
きてください。提出してもらったうえで授業中に答え合わせを
します。全ての教科の中で一番軽い宿題やろう?

生徒たちは口々に「物理的には軽いけど、けっこうヘヴィーや」
などとのたまっておりました。

たったそれだけの冬休みの宿題です。

きっと頑張ってきてくれることでしょう。

お前たち、指示したとおりに書きとってきてくれよ!

この冬はリスニングだけでいいわ。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
長文の問題集なのですが、CDだけ採用しました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

kimutatsu

福岡&鹿児島から帰りました

Posted on: 2016年12月19日(月) 12:10

02

左からラ・サールの丸山君、木村、駒場東邦の佐藤君です。

佐藤君とは『ユメブン⓪』を一緒に書きました。おかげさまで
たくさんの生徒たちに使ってもらえる英文法の本となりました。

旺文社から『難関大のための上級問題特訓ライティング』を
上梓した佐藤君ですが、今も新しい本を執筆中だそうです。

丸山君とはいま一緒にある本を創っています。

おそらく来年か再来年には出せると思います。

03

僕の左にいるのは鹿児島県立武岡台高校の今吉君です。

彼は僕が九州に、特に鹿児島に行くといつも駆けつけてくれて
本当に嬉しそうな笑顔を見せてくれます。

今回は僕が愛している「問わず語らず名も無き焼酎」を持って
きてくれました。あまりお店に置いていない焼酎ですので
びっくりしましたが、本当に嬉しかった。

01

九州には今年も何回も足を運びました。そのたびにたくさんの
先生方が温かく迎えてくれます。今回もそうでした。

この年齢になって友達が増えていくのは望外の喜びです。

これからもご縁を大切にして生きていきます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
生徒たちに期末考査を返却しました。
全体としては本当によく頑張ってくれたと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

189

最近、いろんな人から相談メールを受け取ります。生徒が多いの
ですが、成績や勉強に関する悩みと人生相談とに大別されます。

回答は個別には行いません。ブログで回答します。

勉強に関する悩みには答えにくい。

たとえば先日いただいたメール。

*********************
一橋大学に入りたいのですが、その場合『ユメタン③』まで
やったほうがいいのでしょうか?
*********************

こういうYesともNoとも答えられる質問の場合、現在の君の成績
であるとか他教科の状況を教えて貰えないと答えようがない。

一般的には一橋大学であれば、まずはセンター試験で高得点を
取ることが求められます。

英語に関して言えばセンターは満点近くを狙いたい。

と言いつつ満点は取りにくいけどね。最低でも190点はほしい。

『ユメタン⓪』と『ユメタン①』でセンター試験で出題される単語は
毎年90%以上カバーできてるので、そこは外さないようにしたい。

二次試験のことを考えると、最低限『ユメタン②』まではやりたい。
でも単語というより、単語に付いている2つのセンテンスを読んで
ちゃんと理解できるのかをまずチェックしたほうがいい。

英語の文章は英語の文で構成されています。

文章を読むためには論理性が最も大事なのですが、しかしながら
文章を構成する1つ1つの英文がある程度は正しく読めないと
論理的読書はできません。

「できる人」や「教養のある人」は必ず知識が豊かです。

なんだかんだ言って、知識量で大半決まるところがあります。

『ユメタン②』までを確実にものにしておくことが重要です。

しかしもし君が一橋大学の二次試験で満点を狙おうと言うならば
『ユメタン③』までやって、上に書いた方法で知識をさらに豊かに
することが求められます。

英検一級レベルの知識は最低でも身につけたい。

そういう人であれば『ユメタン③』までやればいいと思います。

あと、高3のこの時期になると英語や数学より理科や社会のほう
が大切になることが多いので、今から『ユメタン③』をやるのは
正直お勧めできないところです。

まずは『ユメタン②』のセンテンス2つが和訳できるのかを基礎トレ
の一環としてやってみればいい。

あとは毎日1長文は必ず目を通すようにして、読む力を涵養すべ
きではないかと思います。今まで読んだ文章でもいいので。

受験生の皆さん、頑張ってくださいね。

いただいた相談にはこういう形で答えていきます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
まずはセンター試験で800点以上を目指しましょう。

 


kimutatsu

音読→刷り込み→吸収

Posted on: 2016年12月17日(土) 9:36

English Journal

多くの大学入試のリスニング問題はアメリカ英語のアメリカ発音
であることが多いのですが、東大みたいにアメリカ発音でも
イギリス発音でも出題される大学もあります。

あるいは大学入試じゃなくてもイギリスに行くと聞き取れないと
いう人もたくさんいらっしゃいます。

僕も初めてロンドンに行ったとき、そうでした。

eighty-eight(アイティアイッT)が聞き取れず、何度もSorry?を
連発して恥ずかしい思いをしました。

今から思えば原因としては

1.リスニング力全体が低い。
2.イギリス英語を自分で発音できない。

の2点が原因だったなと断言できます。

対策としては

1.リスニングのトレーニングを短いスパンで詰め込んでやり、
英語の音に慣れる。2か月ほど集中してやる。
2.イギリス英語の本を買ってきて、音読を繰り返し、脳みそに
刷り込んだうえで吸収する。

となるはずです。

特に2点目としては、自分でもイギリス英語を発音できるぐらいに
何度も音読して、それに慣れてしまうことでしょうね。

「イギリス英語が聞き取れないのですがどうしたらいいでしょうか」
という質問をメールで頂いたので、こちらで回答しました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
風邪がすっきりしませんが、だましだまし頑張っています。

 


kimutatsu

日本語≧英語

Posted on: 2016年12月16日(金) 9:15

naha

採点が終わって、のんびりと読書をしております。読書に飽いたら
自分の本を書いております。それに繰り返し。

インプットが何より大事ですからね。特に日本語の。

古本屋さんで見つけた『沖縄観光ガイド』を読んでおります。

海外の人でも読めるように英語で書かれています。

外国語の力が母国語の力を超えることはないと言われますね。

とすれば、いくら勉強時間を費やしても英語力に伸びが見られない
という人の場合、日常会話程度の日本語力しかないことが原因
なのかもしれません。

自分では日本語得意と思っているだけで。

実は日本語力が低くてセンター試験の現代文程度でも点数が取れ
ないという生徒なんかの場合、そりゃいくら英語をやっても英語の
点数は伸びへんで!と、われわれ英語の教員たちは声高に叫ぶ
べきやねんけどなぁと思いながら、読書をしています。

この『沖縄観光ガイド』だって、実は日本語で書かれていても読めな
いという生徒が多いんやないかと思いながら、読んでおります。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
読書好きといっても年間に100冊以上読めてない最近。
こういうことがストレスになりますね。好きなことをもっとやりたい。

 


kimutatsu

採点完了の巻

Posted on: 2016年12月15日(木) 15:14

nada (2)

無事に採点が終わりました。英語AもBも思った以上に出来がよく、
全体としては満足のいく結果となりました。

全体としては。

個別にみると、やはり残念ながら「勉強させられている」生徒たちが
結果を出せていないように思います。

主体的に勉強しないと、努力が単発になってしまう。

自分から勉強してる子は継続的に努力できるものです。

今回結果が出せなかった生徒たちには来年三学期に面談をして
これからどうやって勉強していくつもりなのか、聞くつもりです。

常勝気流に乗っている生徒たちにはこのまま気分よく主体性という
波に乗っていってもらいます。

とにかく採点完了。頑張った俺。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
みんな「勉強しないと」とは思ってくれてるんですけどね。
われわれ教員にやらされている勉強は面白くないはずです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

kimutatsu

来週BOOK2が出ます

Posted on: 2016年12月14日(水) 20:57

image1

『Listening & Speaking Training Seminar』(ラーンズ刊)ですが
おかげさまでいくつかの学校からご連絡を頂いているようです。

ありがとうございます。

まだ採用時期でもないのに。感謝しております。

来週の22日にBook02が出ます。

Book01は会話を聞いてディクテーションをし、音読トレをやって、
その内容に則した英語を喋ってもらいます。

Book02はすべてモノローグ問題です。

留守電であったり駅や空港の放送、テレビの天気予報などです。

そういった独り語りを聞いてディクテーションをし、音読トレをして、
そしてまたその内容に則した英語を喋ってもらいます。

またBook01よりもCDの速度が速くなっています。

またこちらもよかったらお手に取ってみてください。

宜しくお願いいたします。

12月22日発刊です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみにBook03は日本や日本人について英語で
喋ってもらう造りになっています。乞うご期待。

 


kimutatsu

Marking!

Posted on: 2016年12月13日(火) 20:23

148

英語Bも終わったので、採点フルスロットルです。英語Aはもう
ほとんど終わりましたが、英作文の配点が40点あったので
それが高得点への鍵を握っています。

英語Bはリスニングが2題とリーディングが8題。

まだそちらは採点手つかずです。

ひたすら採点を頑張ります。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
なんだかんだ言うて、この仕事が一番しんどい。
でも頑張りますわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

大阪と富山が終わりまして

Posted on: 2016年12月12日(月) 17:25

osaka

大阪と富山で教材活用セミナーがあって、講師を務めさせていた
だきました。たくさんの先生方がお集まりくださいました。

この写真は大阪。

大阪では僕ひとりが講師を務めました。

toyama

こちらは富山。『ユメブン①』の共著者である都立日比谷高校の
石﨑先生と一緒に講師を務めました。

日帰りで富山ってのもきついなと思っていたのですが、採点しな
がらだったのであっという間でした。

体調のこともあり、懇親会の参加はご遠慮申し上げて、終わって
からサンダーバードに乗って帰ってきました。

電車の中で出席カードのメッセージ欄を読ませていただいたので
すが、「今までで一番実践的で授業の役に立つセミナー」とあって
本当に嬉しかったです。感謝感謝。

なかには「文科省の人間にも参加してもらいたい」というコメントも
ありました。現場の先生からの心からの叫びでしょうね。

僕のほうは気負わず、ええ恰好をするわけでもなく、自分が思う
「こうすれば英語力は伸びる」という信念にしたがってセミナーの
講師を務めさせていただくようにしています。

流行り廃りには関係なく、どの時代にも要求されるであろう授業を
心がけていますし、セミナーでもそれを伝えております。

来週は福岡と鹿児島ですが、またよかったらおいでくださいね。

お待ちしております。

さ、英語Aの採点はもうすぐ終わり。英語Bの採点も頑張ります。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
皆さんの「お体に気をつけてください」が身に沁みます。

 


kimutatsu

教育関連企業、冬の時代

Posted on: 2016年12月11日(日) 5:00

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写真は山形。エントリーの内容とはまったく関係ありません。
朋友の松っちゃんとアルク矢部くんともう1人、写真を撮った
新庄北の美和子先生がいるのです。

ところで先日、帝国データバンクが発表したとおり、教育関連
企業の倒産件数が過去2番目に高くなっているとのこと。

このペースでいくと過去最多になるだろうと。

教育関連の企業といえば、塾や予備校が真っ先に思い浮か
びますが、それだけではありません。

資格取得スクールとかパソコン教室的なものもそうですね。

絵画スクールとかいろいろとあります。

でも一番倒産件数が多いのは、やはり学習塾だそうです。

2018年度からはさらに劇的に子どもの数が減ります。

学校ではタブレットを導入したりICT教室を充実させたりして
これまでと全く違う教育が行われているところもあります。

塾としても、特に地域密着型の塾はそうですが、地元にある
学校の動きに合わせていかないとますますしんどいでしょう。

36

それと、これは学校にも言えることですけれども、本当の力を
身に付けてやるところしか生き残れないでしょうね。

上にも書きましたが、タブレットを導入したとか、Eラーニング
をやってるとか、そういうのは二次的なことです。

タブレットを導入して成績が上がるなら、どこも導入しますわ。

紙をタブレットにしたり黒板を電子黒板にしたりしても、そりゃ
便利ではありますが、生徒の力の伸びとは関係ありません。

宣伝材料にはなるでしょうけどね。

「うちは電子黒板いれてます!」みたいなさ。

そういう意味では「本当に力を伸ばしている学校」であるとか
「入ってきたときより確実に数字を伸ばしている塾」なんかが
少子化の時代には生き残っていくんでしょうね。

補習をこれだけしています、追試をこれだけ熱心にしています、
長期休みにも補習をしています・・・そういうハード面をいくら
熱心に見せたとしても、それと数字とはあまり関係がない。

数字の伸びない補習をいくらやっても伸びないものは伸びない。

というわけで、教育関係の皆さん、大変な時代ですが、しっかり
頑張っていきましょうね。僕もちんたらしてないで頑張りますわ。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は実は富山日帰りなんです。ハードすぎるやろ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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