KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 英語勉強法と参考書

kimutatsu

知識を増やしながら勉強しよう!

Posted on: 2017年3月2日(木) 1:04

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全ての勉強や研究の土台になるのが知識なのですが、最近は
まるで「暗記は悪」的なバカバカしいことを言っている
エセ知識人がいて嫌になります。

単語集を使って知識を増やすのは生徒が苦しむとかね。

いやもうね。どうしたらええねやろ。

単語集も文法問題集も使わずに伸ばしています!な先生もおら
れるし、それはそれで「ああ素晴らしい」と思うけれども、
一般的に生徒たちはそれぞれ塾へ行ったり、自分で単語集を
買ったりしながら、知識を補っているケースが多くあります。

ただ読んでるだけ、聞いているだけでは伸びません。

断言します。

まともなプロであれば、知識の重要性はみんな説いていますし
生徒たちだって薄々気が付いていますよね。

俺、単語力があれば最強なのにな・・・

単語さえわかれば絶対に模試ができたのにな・・・

と思っていたら上の写真の靜先生が吠えました。

靜先生のブログはこちらです。

084

たとえば普通の模試(ベネッセの模試など)で偏差値が60も
ないような生徒の場合、知識がかなり不足しているはず。

知っておくべき単語をしっかりと覚えたら、偏差値65やら70
なんかすぐに到達するようなレベルなのです。

でも苦手な生徒の多くは単に読んでいるだけ、単に問題集を
やっているだけみたいな学習になっているのがまずいのです。

そして受験期になって慌てて単語集をやりだすというケース
が多いように思います。知識は3年間や6年間を通じて
計画的に増やしていったほうがいいのに。

泥縄的な勉強ではせっかく覚えた知識も、翌日になったら
悲しくなるほど頭から抜けているということになりますよ。

先生方の教えに従って、しっかりと覚えるべきことを覚えな
がら、正しい方法で学習を進めていってくださいね。

知識をしっかりと身に付けさせてくれる先生に教わっている
生徒たちは幸せです。甘えずにしっかりやりましょう。

もちろん「多少使える英語力」程度でいいのであれば、上に
書いたような勉強はしなくても構いません。

しかし「この人は英語ができるな」と言ってもらえる程度に
英語力を伸ばしたいのであれば、靜先生がおっしゃるとおり
「地を這うレベルで泥臭く」覚え続けねばならないのです。

かく言う僕も中国語をひたすら覚えています。

お互い頑張りましょう!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
靜先生、ものすごく厳しい方ですけれども
仰っていることは至極真っ当です。

 


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リスニングの勉強を始めようと思う人はそれなりに悩んで、
書店さんに行っていろいろと物色することになりますね。

自分に合っているものを買わないと、劣等感ばかりが膨ら
んでしまって勉強が続きません。

書店さんではちらっとスクリプトを見て、あまり知らない
単語が多くないものを選びます。知らない単語が多くなる
と、聞きとりどころか読むのさえタフな教材なはずだから、
それを使ってリスニングの勉強をするのはなかなかキツイ。

知らない単語が少ないと思うものを選ぶことです。

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さて、こういう問題集にはリスニング問題がついていますが
それを解くかどうかはあまり重要ではありません。

正解したとしても、果たして本当に聞き取れていたかどうか
自分でもわからないはずだからです。たまたま選んだ記号が
正解だったのかもしれません。

むしろスクリプトを聞いて基礎トレをすることが肝要です。

リスニング力が上がったかどうかは、センターリスニングの
問題集や英検の問題集などで、今だいたい何点ぐらい取れる
ようになったのかを試してみればよろしい。

そしてその点数の推移をたとえば折れ線グラフなどにつけて
いけば、モチベーションアップに繋がるかもしれません。

基礎トレの方法を書いておきますね。

fukuoka_honten1

① どこが聞けてどこが聞けなかったかを分析するために
ディクテーションを行う。1文ごとに一時停止ボタンを
押しながら止めて、紙に書きつけていく。

② スクリプトを見て、書きとれなかった箇所や間違えた
箇所に下線を引く。そこが自分の弱点なので、分析する。

③ 知らなかったので正しく聞き取れなかった場合は特に
問題ないが、知らなかったのだから声を出して覚える。

④ 知っている表現なのに聞き取れなかった場合、自分の
思っていた音とは違う音が放送されたので、その箇所を
中心に音読トレーニングに入る。

⑤ CDを真似る(息継ぎの場所まで)ことを前提にして
オーバーラッピングやシャドーイングを行う。絶対に
我流で発音せず、CDの音声の発音やリズムなどを真似る。

⑥ 完全にできるようになるまで音読を繰り返す。

⑦ できるなと思ったら、今度は和訳を見ながら英語に直
していく。最初はゆっくりと。だんだんCDの速度に近づ
ける。

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⑥⇒⑦の時点で数十回の音読を行うことになります。

部活動、たとえば野球部の生徒なら毎日素振りを最低300回
程度はしますよね。そんな感じで回数をこなしていきます。

回数が少ないとまったく定着しませんし、伸びません。

「え!300回も素振りするの?多すぎるよ!」と言ってる人
は野球が上手くないはずです。同じことです。

量は質に転化します。

上に書いた基礎トレを繰り返してください。間違いなく英語
の達人になるはず。リスニングのみならず。

頑張ってくださいね。応援しています!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は野球の審判と試合でした。ええ、負けました。

 


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先日は知識の増やし方について書きましたが、たくさんの
方々から「ありがとう!」の声を頂戴しました。

こういうのって嬉しいですね。ラインやメッセンジャーを
通じてダイレクトに「ありがとう!」を届けて頂けるのは。

今回はリスニングについて書きます。

先日のリーディングと一緒です。聞き流しているだけでは
聞き取れるようにはなりません。

リスニングこそ「話す」プロセスが要ります。リスニング
の勉強が終わって口を動かさなかったというのは、あり得
ないことです。正しい上達方法を書いていきますね。

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まず、英文を聞き取れるようになる前の段階で、たとえば
単語や表現、英文を学ぶ際に音にこだわっていますか?

発音記号を見て、テキトーに我流で発音している人の場合、
おそらくそれほどリスニングは上達しないはずです。

聞こえてきた音と自分がこうだと思っていた音とに大きい
ズレがある場合、あまり上手く聞き取れません。

普段から「正しい音で覚える」という姿勢が肝要です。

英文を聞き取れるためには自分で正しい音を出せるように
しておかないとダメです。

日本語も同じでしょう?

海外から来た人が「体育」を「からだそだて」と覚えたと
します。我々の会話に出てくる「たいく」が聞き取れない
としても、それは覚え方がまずいからだということになり
ますよね。いくら漢字が書けたとしても(正しい綴りで
英語が書けたとしても)音を間違っていたらリスニングは
まったく上達しませんし、上手く話せるようになりません。

普段から本を読むときに、単語を覚えるときに、英文法を
勉強するときに、まずは音を確認する姿勢を大切にします。

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さて、多聴が基本となりますが、では聞いていたらいつかは
聞きとれるようになるのでしょうか。

たとえば勉強したことのないフランス語や中国語を学ぼうと
する際に、ひたすらCDを流していたらいつか突然聞き取れる
とか、突然話せるようになるとか、そういうことがあり得る
と思われますか?

わからないものをいくら聞いていても駄目です。

リスニングができるためにはある程度のトレーニングが必要
となります。「ある程度」は現時点での皆さんの英語力が
どの程度なのかによって異なります。

特に語彙力の低い人はあまり伸びません。

リスニングだけではなく、他の3技能も同じですが、知って
いる単語や表現が少ない人はあまり伸びません。

簡単な本を読んだり聞いたりしている分にはいいのでしょう
けれども、皆さんが考えているレベルまでは行きません。

その点では、普段から知識を増やそうとしている人が絶対に
勝ちます。そしてこれは日本語でも同じことです。

続きは明日書きますね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
二次試験、お疲れ様でした。明日また頑張って下さい。

 


kimutatsu

英語の知識の増やし方(保存版)

Posted on: 2017年2月20日(月) 6:17

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昨日も書きましたが、いくらたくさん読んでいたって英語を
得意にしたければ知識を増やすことが肝要となります。

英語の教員の場合、陥りがちなのは「自分は多読で伸ばした」
というミスを犯しがちだということですね。

生徒たちの場合、英語ばかりやっていればいいわけではなく、
むしろ文系の生徒の場合、合否の鍵を握る中心は地歴公民だし、
理系の場合には理科がそれにあたります。

社会や理科の屋台骨となるのが英数国なのです。

毎日相当な時間をReading English Sentencesに割くことなど
特に高校生に関してはできないと思うのです。

その点で英単語集や現代用語辞典、古文単語集などは便利で、
「最低限覚えておいたほうがいいもの」の宝庫です。

ただ、機械的に覚えると定着しませんので、覚え方の基本を
書いておきます。基本の「き」しか書きませんけれども。

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他の本でもいいのですが、せっかくなので『ユメタンJr.』を
使いますね。以下は『ユメタンJr.』からの抜粋です。

まずは次の英文を発音してください。

・I’m getting psyched up.
・The bricks in the walls are crumbling.
・Can you find a marker for us?
・I think we should have a longer recess.

発音できない単語があったら辞書で調べてみてください。

発音記号では正しい発音がわからないので、電子辞書の方を
お勧めします。

面倒くさくないですか。もちろん大事なプロセスなんですが。

CDが付いていればそれをかければいいですよね。

オッケー。これで発音は正しくできました。

正しい発音が自分でできるからリスニングができるようになる
わけでして、自分で正しく発音もできないのにリスニングなど
できる道理がありませんわな。常識で考えればわかります。

では次。上の英文の意味を言ってみてください。

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言えましたか?言えないものがあればどうして言えなかった
のかを自分で分析しなければいけません。

知らない単語をスルーしていては、いつまで経っても知識が
増えません。したがっていくら読んでも読めるようにはなり
ません。これも常識的に理解してもらえますね。

日本語を書いておきます。

・やる気が出てきたぞ。
・その壁のレンガ、崩れかけてるよね。
・サインペンを見つけてきてくれる?
・休み時間はもっと長いほうがいいと思うんだ。

<get psyched up>は「やる気が出る」という意味です。

brick(レンガ)、crumble(砕ける、崩れる)、marker
(サインペン、マジック;標識、しおり、採点者など)、
recess(休み時間)なども知っておきたい単語です。

crumbleやmarkerなどはたくさん意味があります。

だから辞書を調べて「どれだろう」と考えることは非常に
重要なプロセスです。できれば知らないのであれば辞書を
ひく習慣を身に付けたいものです。

でも単語集を利用するのも悪くはありません。単語集だけ
では駄目ですよ。中学生や高校生のように忙しい時期は
両方をうまく併用すれば便利ではないかと思います。

このプロセスを繰り返せば語彙や表現は豊かになっていき
ますが、残念ながら我々はすぐに忘れてしまいます。

使わなければ。

ですので、最後のプロセスを必ずやりましょう。

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最後に次の日本語を英語に直してください。ただし、詰まり
ながらでないと直せないようだとまた忘れてしまいます。

「犬」と言われれば即座にdogと直せますよね。

それぐらいの速度になるまで、何度も反復し、クイックレス
ポンスができるようにしてみましょう。

では次の日本語を英語に直してください。

・やる気が出てきたぞぉ!
・その壁のレンガ、崩れかけてるよね。
・サインペンを見つけてきてくれる?
・休み時間はもっと長い方がいいと思うんだ。

さぁ、できましたか。一度読んだ英文ですから簡単にでき
ますよね・・・って、意外とできないでしょ?

できても詰まりながらでは駄目ですよ。

「えーっと」なんて言いながらでは駄目です。

そのレベルで勉強を終えてしまうと忘れやすいからです。

スムーズに直せるようになったら、それを使って何らかの
英語を話してみましょうか。

たとえば

The bricks in the walls are crumbling.  They’re dangerous!
We should pay attention while walking by them.
(壁のレンガが崩れかけてる。危ないなぁ。近くを
歩くときは気を付けたほうがいいね。)

I think the recess at this school is very short.  We should
have a longer recess to relax.
(思うんだけど、この学校の休み時間ってすごく短いよね。
リラックスしようと思ったらもっと長くするべきだよ。)

こんな感じです。

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知識がないのに外国語を話そうなんて無理です。

絶対に話せません。知識を増やすべきです。

読んで出てきたものを使えばいいのですが、単語集の表現を
こうして使いながら増やしていけばいいのです。

最初に書きましたが、必ずCDが付いているものを選びます。
『ユメタン』を使ってくれれば嬉しいですが、それ以外でも
いい本はたくさんあります。

ダウンロード式のは避けたほうがいいと思います。

まとめ
①CDを利用して単語や英文の発音ができるようにする。
②単語や英文を日本語に直し、知識レベルの分析をする。
③何度も読みながら意味が言えるようにする。
④日本語を英語に戻してみる。最初はゆっくりでいいよ。
⑤詰まらないようになるまで反復し、一瞬で言えるようにする。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
『ユメタンJr.』は身の回りの単語や表現ばかりの本です。
小学生や中学生だけでなく、大人の方々にもご愛用頂いて
いるそうで、著者としては嬉しく思っています。

 


kimutatsu

確実な英語力を身につける

Posted on: 2017年2月19日(日) 0:04

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うちの生徒たちの『ユメタン⓪』ライフも終焉を迎えようと
しています。中1の二学期から始まった週1回のテストも
あと数回で終わりになります。

1周目:単語の発音と意味が言えるようにしよう。
2周目:覚えた単語を含んだ英文を訳せるようにしよう。
3周目:英語→日本語にした文を、今度は英作できるようにしよう。

ということで、帯活動をやりながらずっと取り組んできたの
ですけれども、3周目ももうすぐ終わります。

中3になって最初の1か月か2か月で終わるはずです。

それが終わったら『ユメタン①』に移ります。

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急いでもしょうがないので、着実にやっていきます。それと
単語集だけでは短文しか読めないことになりますので、それ
相応のレベルの文章をたくさん読んでもらいます。

そしてその中に出てきた単語や表現をたくさん覚えてもらい
ます。覚えなければ読む力も書く力も伸びませんから。

読む力もない生徒が聞く力を伸ばすことなどできません。

書く力が上がれば話す力も伸びていきます。

だいたい中3の終わりぐらいには全員が英検2級ぐらいは
取得してくれるはずですし、高1では準1級程度が取れる
ようにしてあげようと思っています。

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TOEICで言えば、高1で700点以上は取れると思います。

高2では実際にTOEICを受ける子が出てくると思いますが、
だいたい800~900点ぐらいは取れるようにしてあげます。

大切なことは公式問題集をしっかりやることではなくって、
本当に確実な英語力を身に付けることです。

そういう力を多くの子どもたちに身に付けさせてあげます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
一般の人向けにもセミナーをしてほしいというメールを
頂きました。そうですね。書店さんや業者と相談します。

 


kimutatsu

動画&インタビュー記事をどうぞ

Posted on: 2017年2月13日(月) 1:25

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ラーンズから『Listening & Speaking Training Seminar』を
出したのですが(って、Book 3はまだこれからですが)
それに際してベネッセ&ラーンズ主催セミナーを行いました。

札幌、東京、大阪、福岡で。

そのときの動画を見ることができます。

それと僕のインタビュー記事がラーンズさんのHPで読めます。

いずれもこちらから見たり読んだりすることができます。

よかったらどうぞ。

セミナーの動画はいくつかに分かれているようですね。

宜しくお願いいたします!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
いろいろ考えたのですが、ちょっとあることを決めました。
顧問弁護士とも相談していたのですが・・・まぁまた書きます。

 


kimutatsu

本日、発刊となりました

Posted on: 2017年2月10日(金) 6:52

marumaru2

本日、おかげさまで発刊となりました。ありがとうございます。
『中学英語まるまるリスニングBOOK』の基礎編と標準編です。
詳細は先日書きましたので、今日は書きませんが、要するに
検定教科書に基づいて作った中学英文法の項目しか使っていない
リスニングの本なのです。

英単語に関しては主要な検定教科書を何冊かチェックしました。
そしてできるだけその数冊の中で使われている単語を使って
スクリプトを作りました。しかしそれでも今の検定教科書って
けっこうなレベルですね。以前とは全く違います。

実は本日発刊なのですが、すでにメルマガを読まれたのかブロ
グを読まれたのかわからないのですが、発刊前にご採用を決め
られてご注文下さった学校があるように伺っております。

先月出しました『Listening & Speaking Training Seminar』です
が、リスニングした内容やスクリプト内に出てくる表現や文法
を使って、放送で指示された内容のことを英語で話そうという
本なのです。リスニングの基礎トレは「まるまる」と同じよう
に行うけれども、あくまでもメインはスピーキングです。

「まるまる」はリスニングの基礎トレを思い切りやりましょう
という本で、2冊合わせて80レッスンあります。

sizu

単なる読み流しや聞き流しだけでは伸びません。ある程度の
レベルになればそれも有効なのですが、そこまでいくには
かなりの「修行」をしながら英語のエッセンスを身体中に
染み込ませなければなりません。

アルクの『夢をかなえるリスニング』はリスニングしたもの
を使って英作文をしましょうという本です。

これにしたってしっかりと聞き込んで読み込むから力がつく
わけでして、聞き流して「意味がわかった!」程度では
それは偶然意味がわかったのであって、着実な力は付かない
と断言できます。

無責任な教材は作りたくありません。

だから啓林館の『センターリスニング』も最低限、ディクテ
ーションはやってもらっているのです。

本当にちゃんと英語力を身につけたい生徒たちは読み流しや
聞き流しをしただけで「多読」だの「多聴」だのをしている
と考え違いをすることのないようにしましょう。

本日発刊日を迎え、またたくさんの生徒たちが修行に励んで
くれればいいなと心から願っています。

楽な勉強に流されませんように。

いつもありがとうございます。よかったらお使いください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今月末、広島の先生方からのご要望で勉強会を行います。
その折には『Listening & Speaking Training Seminar』を
使って、実際のトレーニングを体感していただきます。
それプラス、精読と多読の方法についても話をします。

 


kimutatsu

英検

Posted on: 2017年2月7日(火) 17:00

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中2の生徒たちが受検した英検の結果が出ました。

準2級、いっぱい合格!
2級、けっこう合格!
準1級、なん人か合格!

これだけ単語と文法をしっかりとやり、『ユメタン』で覚えた単語を
使って毎週50文の英作文および暗唱に励み、英文法をかっちりと
やり、そして日々の授業では読み流しなどではなく、ガチガチに
精読した文章を多読しています。

そりゃ英検ぐらいは合格してもらわないと困ります。

日本語の訳を見たら英文がすぐに出てくるようにしなさいと指導
しています。ここまでやれば東大入試でも通じる程度の英語力が
確実に身に付きますし、海外の大学でも大丈夫です。

試験1週間前には全ての授業を自習にした上で、さらにこれまで
読んだマテリアルをがんがんに読み込みます。

だから英語力はブリブリに上がるのですが、だからといって上に
書いたような英検合格レベルを目標にしているわけではないので、
これからも「鬼」だの「悪魔」だの言われながら、しっかりと着実に
正しい英語の勉強を続けていってもらいます。

彼らの努力に、そしてなんだかんだ言いながらも僕についてきて
くれていることに、敬意を表します。

お前たち、これからも鍛えてあげよう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
灘の子たちって可哀想なんです。だって英検に合格しても
「灘なんだから当然なんでしょ」と元から頭が良かったかのように
言われ、落ちたら落ちたで「灘なのに」と言われるのです。
あの子たち、めっちゃ努力してるんですよ。

 


marumaru2

1週間後の2月10日に僕の新しいリスニングのトレーニングの本
が出ます。学校専売品なので書店さんには並ばないのですが。

三省堂から『中学英語まるまるリスニングBOOK』を出します。

中学英語だけでリスニングの基礎トレをやろうという本です。

中学の検定教科書の範囲からは全く逸脱しないで作りました。

BOOK1(基礎編)は中1と中2の範囲のみで作ってあります。
ディクテーション、弱点分析、音読トレ、日本語を見ながらのバック
トランスレーションまで行います。

ちなみにLesson 1~Lesson 40までありますので、ブック1だけ
でも相当なトレーニング量となっております。

そしてLesson 1~20が中学1年生の範囲から、Lesson 21~40
が中1と中2を合わせた範囲から、それぞれ出題しています。

BOOK2(標準編)も40題あります。したがってブック1とブック2を
合わせると80題もあります。これだけやればかなりリスニングが
できるようになるはずです。

標準編はLesson 1~20が中学3年の教科書の前半に出てくる
英文法項目にのっとって作りました。

Lesson 21~40は中学3年生の後半を中心に出題しました。

なお、検定教科書は『New Crown』に基づいて作りましたけれども
それ以外の教科書を使っている学校でも、文法項目については
まったく問題なく使っていただけます。

marumaru2

ちなみにブック2で作ったスクリプトをいくつか掲載します。

参考になさってください。

*********************

ダイアログ問題例1
F: Young people usually write letters with a personal computer.
What do you think about that?

M: I think it’s so natural.  If you use one when you write letters,
you don’t get tired.

F: Sure.  But when I receive a letter written in ink, I’m always happy
to read it. I think it’s full of warm heart of the other person.

M: I think so, but it is sometimes easier to read a letter written with
a computer.

モノローグ問題例
It is said that about 40% of Japanese people living in towns and
cities suffer from kafunsho, a kind of hay fever.  It is caused by
some kinds of trees.  Some people say it is a national disease of
Japanese people and, therefore, the government should solve
the problem.  The government tells some universities to make
new kinds of trees that don’t cause the disease.  It may be so
difficult to find out how to solve the problem, but maybe people
in the future won’t suffer from it any longer.
***********************

marumaru2

こんな感じでダイアログとモノローグ問題が交互に登場します。

いずれも全部ディクテーションから始まって音読トレーニング、
そしてバックトランスレーションまで行います。

全文ディクテーションはきついなという学校向けには、三省堂が
穴埋めのディクテーションファイルを用意してくれるそうです。

2月10日発刊となります。

三省堂の編集者益田君が頑張って新年度に間に合わせてくれ
ました。益田君、ありがとう。

すべて僕が書いた文章です。

ネイティブチェックは2名の方にお願いしました。

よかったらお使いください。

いつもありがとうございます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
一般の方々向けに書店さんでも置いていただける、
中学英語だけでリスニングの基礎トレができる本を
作ろうという話が出ています。

 


kimutatsu

インプット⇒アウトプット

Posted on: 2017年1月28日(土) 18:41

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ラーンズから出した『Listening & Speaking Training Seminar』
ですが、まだ採用時期でもないのに多くの学校でご採用頂いて
いると、ラーンズの営業の守安君から連絡がありました。

特に公立高校さんのご採用が多いそうです。

この本はリスニングのトレーニングをしながら、リーディング力も
スピーキング力もライティング力も伸ばそうという趣旨のもとに
作った本なのですが、英語表現の時間や家庭学習の宿題として
使ってもらえればいいなぁと思っています。

どの学校のどの先生がご採用くださっているのか、具体的には
存じ上げないのですが、お礼申し上げます。

朝に更新したエントリーに書きましたが、スピーキング力にしても
ライティング力にしてもアウトプットの力を高めようとするならば
前段階としてリスニングやリーディングの力を高めないと駄目です。

いきなり話し出す赤ん坊はいません。

両親が大量の話しかけをしているうちにだんだん話せるようになり
ます。アウトプットの前にはかなりの量のインプットが必要です。

だからリスニングとスピーキングのセットにした本にしました。

よかったらお手に取ってご覧ください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみに英語はすべて僕の書き起こし⇒灘校のネイティブに
校正・リライトしてもらいました。


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