KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年12月

kimutatsu

採点が終わったら

Posted on: 2010年12月16日(木) 12:01

 

 

 

 

 

 

   
『ユメタン』をはじめとして、いろんな本を学校で使ってくださっている先生方
から、写真が送られてくることがよくあるのです。

この写真をブログに使ってほしい!と。

そうしたらきっと生徒諸君のモチベーションも上がる!ってことなんでしょう。

もちろん送ってきてくださると喜んで使わせて頂くし、それが生徒たちのヤル
気につながるのであれば、こっちとしても嬉しい限りなのです。

ただちょっとピントが合ってないのとか、明らかに構図がどうなん?な写真も
あったりして、だから送っていただく際には、せめてピントが合ったものにして
いただけると助かります。よろしくお願いします。

センター試験が近づいてきて、木村の採点も終盤に近づいてきて、それから
今年も終わりに近づいてきて、とにかく年賀状を作らねばなりません。

うちの近くの郵便局が年賀状を届けてくれたのが、今のところ1000枚。

すでにプリントアウトが終わった年賀状が約450枚。

しかし今からプリントアウトしなければならないものが670枚・・・足りんが。

生徒から来たりしたら送り返すので、その余分も含めて、あと300枚ほどは
買い足しておかねばならん。

1300枚か・・・

来年はきっと今のペースでいけば2000枚ぐらいになるなぁ。

それと単に印刷した年賀状はツマラナイので、せめて一言ずつ添えているの
ですが、それもワンパターンだと機械的になってしまうよね。

なので相手の表情とか思い出を頭に浮かべながら、1行ずつ書いていってる。

そうなると1枚に1分としても、1300分かかることになる。

1300分ってことは何時間なの?60で割ればいいのか?ちょっと電卓を・・・

22時間ぐらいか。たいしたことないな。採点が終わったら年賀状を楽しみなが
ら書くとしよう。一言ずつ書く時間は、ゆっくりと時が流れて、とてもいい。

年に2回の挨拶状(年賀状と暑中お見舞い)は、日本のいい伝統、いい風習だ
と思うので、メールが発達した今日でも残していきたいですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

リスニングの基本的勉強法について

Posted on: 2010年12月15日(水) 16:31

 

 

 

 

 

 

 

 

  
札幌のジュンク堂書店さんの前田さんです。この夏のセミナー前にいって
ご挨拶したのですが、サイン色紙送ってって言われてたの忘れてた!

\(◎o◎)/!ヤバイ!

ちゃんとやらななぁ。前田さん、ごめん!申し訳ない。

というわけで、明日と明後日は採点日で学校がないので、色紙買って
きて札幌に送ろう。大慌てで準備しよう。

今日で期末考査も終わり、したがって実質的に二学期が終わりました。
生徒たちにとっては冬休みが始まりました。

高校3年生は最後の授業が終わりました。3学期は自宅学習ですねん。

昨日、英作文の採点について書いたのですが、多くの先生方から連絡
を頂戴しました。いや、こちらこそありがとうございます。

リスニングの授業を先日、東京でやったのですが、それに参加できなか
ったという先生から、直前のリスニング対策について質問がありました。

少なくとも・・・

毎日の授業開始10分間でリスニング問題を解くだけというのでは全く
点数は上がりません。絶対に上がりません。

安河内てっちゃんは「毎日30分は聞け」と言うてはりますが、それには
やはり理由があります。やはり最低でも30分ぐらいはかかる。

僕が授業で行うのは、問題を解いて、ディクテーションをやる前に必ず
スクリプトを見ないでシャドーをし、さらにリテンションを行います。

ひたすらディクテーションをやっていた時期もありますが、ディクテーショ
ンとリテンションとでは、「聞く」という点で鍛える要素が異なります。

ディクテーションをやって音が認識できたとしても、意味を追って聞ける
ようにならないと、意味がないと思うんです。

何を言っているか、その英語は全てわかったけど、言っている内容を追
って聞く練習をしないとあきませんよね。

シャドーイングやディクテーションやリテンションといった方法を、順番を
間違えないで行うことで、センター試験レベルなら絶対に聞けるように
なりますので、方法がわからないという人は先生に聞いてください。

授業の進み具合次第でディクテーションを家でやってこさせ、授業では
シャドーイングやリテンションのみを行うこともあるんですよ。

そうするとディクテーションをやってこないアホな生徒が数名おるのです。
そしてその場で適当にシャドーイングをやってる。

それではあきません。

最低でもディクテーションはしておかないと、リテンションやシャドイング
をひたすら行ってもダメなのです。特に初期段階では。

エエカゲンになる可能性がある。

リテンションは文法や英語の構造などを意識しながら行います。したが
って英作文の練習にもなる。リスニングをやりながら英作文やスピーキ
ングの力も鍛えられます。

 


kimutatsu

部分点なんて狙うなっちゅうねん

Posted on: 2010年12月14日(火) 23:16

 

 

 

 

 

 

 

 

  
センター試験が近づいてきましたね。受験する生徒たちは頑張りましょうや。
今さら頑張ったって点数は上がらないと諦めている人はいませんか。

上がるかどうかわからないけど、諦めたら絶対に上がることはないんやから
最後まで頑張りましょう。受験は決して結果が見えてる勝負ではない。

ところで期末考査を採点していて気になることが。

誰に教わったのか、部分点狙いの答案が出だしました。アホな答案ですな。
英語を書いたり喋ったりするのに「部分点」なんてものはありません。

誰かと喋ってるときに「この単語わからん」と思って、「よし、部分点を狙おう」
なんて考えるバカはいません。わからんなりに必死に伝えようとします。

大学入試では部分点なんてまずありません。

あるとしたら模擬試験の採点でのみです。

模擬試験は部分点があります。なぜなら模擬試験は返却しなければならな
い試験だからです。部分点なしにすると、先生から業者が怒られるのです。

一番信憑性が高そうなベネッセの模試でも部分点があります。

大学入試は(高校入試も)返却義務はありません。したがって「ダメだな」と
思ったら×にします。その点で模試と入試とはまったく違います。

おっとその前に、ある答案をご紹介いたしましょう。今回出した英作文ですが
日本語がこのようになっています。

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おまえがそんな短時間にあの分厚い本を読み終えたはずがないがな。

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生徒の答案で一番多いのがこれ。

You can’t have read through that thick book in a short time.
You can’t have finished the thick book in such a short time.

というわけで、正解です。

むろん、You can’t have finished such a thick bookとかにしても
いいのですが、大事なのは<can’t have done>のところなのです。

ところがこの「分厚い本」のところで困った生徒がいるようです。しかしなぁ、
お前たち、中3にもなって「分厚い」も書けないようでは困るじゃろ。

困った生徒たちで、こう書いている生徒がいました。

You can’t have finished reading such a big book in a short while.

bigとbookのコロケーションを考えると、どうもガリバーが巨人の国で目に
するようなでっかい本をイメージします。だから減点します。マイナス1点。

問題はですね。

You can’t have read such a      book in a short time.などのように、
書かないで空けてあるケースです。わからんので空けてある。

これは部分点も与えずに×になります。

要するに与えた日本語を表現し尽くしていないので、減点ではなく×になる。

それからこんなのも出題しました。

***********************

うちのお母さん、お父さんと結婚すべきやなかったと思うわ。

***********************

僕の英作文ってだいたいこういうのが多いのですが、まぁお許しあれ。

そうすると中3ではmarryは出てきているものの、他動詞なのか自動詞な
のか、あるいはget married toやったかwithやったか覚えてない。

場合によってはmarryという動詞を思い出せなかった生徒もいました。

したがってこう書く生徒がいます。

I think my mother shouldn’t have     my father.

もちろん、言うまでもなく、1点もなく×になります。

英作文ってのは与えられた日本語をいかにして英語で伝えようとするかを
紙面に落とし込む、翻訳作業なのです。

わからないからといって、白紙にしてしまい、部分点を狙おうとしても無駄だ。

 

 

 

 

 

 

  
以前、京都大学の教授と英作文の採点について喋ったときにこのように
仰ったのを、感心して聞いていたのをいまでも覚えております。

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採点をする際は、日本語を読み、自分で理解した後は、生徒たちの解答を
ひたすら読み、その日本語に近いかどうかをチェックします。文法的なミス、
語彙の使い方のミスなどはあまり気にせず、その日本文の意味内容を正確
に掴んで、自分なりの英語で書こうとしているかどうかをチェックします。

そして明らかにわからないから放棄したんだなという箇所があると、片っ端
から採点対象から除外します。つまり0点になります。

与えられた日本文とのズレがある箇所に対してのみ、減点していきますが、
単語のミスはマイナス1点か、ミスしていても伝わるなと思ったら点は引きま
せん。構造上のミスをすると英語がムチャクチャになるはずなので、その場合
には大幅に点数を引きます。

何より点数を引かれるのは、採点対象外のものです。日本文全体に対する
翻訳になっているかどうかが、ある意味では採点対象となります。

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つまり部分点狙いのつもりで、わからない箇所を空白にしたり、カッコ付けに
したりすると、採点対象から外れるってことになるのだ。

それ以来、僕も採点する際には、この英語を誰かが喋ったとして、通じるかど
うかという視点でまずは通読し、通じない場合、あるいはもとの日本文からす
れば明らかに恣意的な抜けがある場合には、採点せず、ゼロ点にしています。

和訳する際にも、わからない語があると、ついそれを抜かして訳したりする人
がいますが、模試では減点で済むものが、入試では全体を×にされますよ。

というわけで・・・

さぁ、採点の続きやろかな。

 


kimutatsu

チームキムタツ関東支部にて

Posted on: 2010年12月13日(月) 19:44

 

 

 

 

 

 

  
土曜日にチームキムタツ関東支部の先生方による勉強会が行われまして、
僕も東京に行って参りました。

第1部は先生方による発表で、どうやって勉強のヤル気をインスパイアさせ
ているか、その工夫について数名の先生方から発表がありました。

第2部は僕のセミナーで、リスニングの授業法について2時間ほどやらせて
いただきました。先生方、お疲れさまでした。

参加無料のセミナーって、実はあまり人が集まらないんですよね。

無料だし、それほど大した勉強会でもないんじゃないの?って思うみたい。

今回は関東一円だけでなく、遠く帯広や鹿児島、佐賀、大阪、京都などか
らも熱心な先生方が多数お集まりになりました。

チームキムタツに加入されていない先生方もおられました。すでに入ってお
られる先生方が、同僚や知り合いを連れて参加されていたのでした。

なんかほとんどの先生方と夏の東京や札幌、広島や博多でお会いしていた
ので、なんだか同窓会でもやっているような感じで楽しかったです。

駒場東邦の佐藤先生、八王子東の石崎先生、足立学園の加藤先生、いろ
いろとお世話いただき、感謝しております。

また打ち上げは忘年会を兼ねて行われましたが、これまた大盛り上がりで、
あちこちのテーブルで爆笑が起こっていました。

こういう志を同じくする人たちが、それぞれの経験や知識を提供し合いながら
変に隠すことなく、お互いに成長し合う会ってのは本当にいいよね。

都立高校の先生方も私学の先生方も、分け隔てなく、情報を共有して、互い
の授業のクオリティをアップさせようと熱心に、主体的に、参加されていました。

こうでないとね。

参加された先生方、ありがとうございました。来年もまた盛り上がりましょう!

 


kimutatsu

加点法的なものの見方を

Posted on: 2010年12月10日(金) 13:45

 

 

 

 

 

 

 

 

  
内閣の支持率がどんどん落ちていっているそうです。みんなせっかちやな。
まだ民主党になってちょっとしか経ってないんやから、気長に待ちましょう。

僕、思うんですけどね。

民主党が次の選挙に敗れて自民党が第一党になったとしますよね。

でも支持率は上がりません。たぶんまた20%程度をウロウロすることに。
いや、もしかしたらもっとひどいことになる。

自民党が下野する際の姿は酷かったけれど(だって首相が逃げてばかりで
は闘えない)、それを引き継いだ民主党は自民党ほどは酷くはないと思う。

諸々の問題はあるとしても。

野党時代にはわからなかったことがわかってきて、これからですがな。

例えば基地問題や北方四島問題なんて、自民党時代からどうしようもない
状態で、これを一挙に解決せぇ!と言うほうがおかしい。

でも子ども手当てを含め、庶民には優しい党ではないかと思うなぁ。

自民党は企業や法人に優しい党なので、会社を経営している人にとっては
そりゃ自民党のほうがいいとは思うけどさ。勤め人にとっては民主党のほう
が生活はしやすい。高速だって無料のところがいっぱいできたし。

財源?

国民が財源を気にしてもしょうがない。それは政治家の仕事だ。政治家が
ちゃんと仕事をして、僕らが生活しやすいようにしてくれればいい。

それよりなによりもっと問題なのは、我々国民サイドにあるのではないかと
僕は思ってるのです。

上で自民党が第一党になってもダメですよと書いたのも、我々国民が変わ
らないと、どこが第一党になっても同じです。

たとえば・・・

政府の支持率ってどこで判断するんでしょうね。こんな問題もある、こーんな
暴言を吐いた、こんなこともしやがった、ケシカラン!っていう見方が基準?

僕、違うと思うなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
それって減点法的な視点ですよね。減点法でいえば、吉田茂なんて最低の
首相だったってことになる。暴言の数々。バカヤロー解散などなど。

吉田茂の暴言なんて面白くて味があっていいよ。コイズミどころじゃない。
次のリストアップはウィキペディアからの抜粋です。

************************

終戦直後のまだ国民が飢えと戦っていたころ、吉田はマッカーサーに
「450万トンの食糧を緊急輸入しないと国民が餓死してしまう」と訴え
たが、アメリカからは結局その6分の1以下の70万トンしか輸入できな
かった。しかしそれでも餓死者はでなかった。マッカーサーが「私は70
万トンしか出さなかったが、餓死者は出なかったではないか。日本の
統計はいい加減で困る」と難癖をつけた。それに対して吉田は「当然で
しょう。もし日本の統計が正確だったらむちゃな戦争などいたしません。
また統計どおりだったら日本の勝ち戦だったはずです」と返した。これに
はマッカーサーも大笑いだったという。

**************************

日本ってこういうスキャンダルに対して厳しいよね。大事なのは政治手腕
であって、そこに対して評価すべきやと思うんよね。

実際、欧米のメディアでは日本人の政治家の評価のされ方(国民からの)
は特殊やと報じられてる。うちの社会の先生によると。

こういうことをしたという加点法的な視点が大事やと思うんですよね。

減点法的なものの見方をしていると、いいところが見えてこないんよねぇ。
それは俺らが生徒を見るときも同じなんやけど。

「こいつら授業中に寝てばっかりや」とか「こいつら提出率が低い」とか、まぁ
いろいろ言おうと思ったらいくらでも言えるんやけどね。

でもそれって指導力不足であり、視点が悪いよね、たぶん。僕もあんまりエラ
そうには言えんのやけど。減点法で生徒を見るとロクなことがない。

で、加点法的なものの見方をしていると、いいところが見えてくるからねぇ。
そうすると指導するサイドも余裕が出てきて雰囲気も良くなるんやなぁ。

政治と学校は違うって言われりゃ身も蓋もないが、しかし国民のものの見
方が減点法的になってると、将来を見据える目がネガティブになってしもて
そりゃそんなんでは景気もよくならんわなぁと思うのです。

年金はどうなるんやろ?沖縄問題はどうなるんやろ?えらいこっちゃ、問題
が山積しとるがな。よし、支持しない!・・・って、それは自民党から受けつ
いだ、言うなれば負の遺産なんやけどな。

以前の政府のマイナスポイントを現政府が解決しようとしてるから、なかなか
前に進まんわけで、それをマイナス評価にしたるのはかわいそうや。

菅首相を見てると大変やなと思う。だって「こういうええことをやった」とかさ
「こういう法律ができた」っていうニュースはあまり大きい声では報じられん。

小沢さんの件でも中国漁船の件でも、菅首相が悪いわけやないねんけど。
そりゃ野党は与党を攻撃するのが仕事やから、言うてくれなあかんけれど、
我々国民はもっと冷静な目で、長い目で、お上のすることを見たほうがいい。

単に「自民党支持者」とか「民主党支持者」っていうんじゃなくて。

だって支持者だから相手の党は批判する!っていう姿勢では、俺は巨人ファ
ンやから中日ファンを攻撃するぞっていうのと変わらんよね。

少なくとも日本という国のあり方を考えたら、菅首相がまた途中で降板する
っていうのだけは避けないと、国際社会でますます日本の立場が悪くなって
しまう。その点で菅首相には頑張ってほしいなと僕は期待してる。

近所のおばちゃんでもおるやん?

人のあかんとこばっかりニュースにして大声で吹聴してまわる人な。

我々はそのおばちゃんを見て苦笑するんやけど、気がついたら自分も同じ
ものの見方しかでけんようになってるというのではアカンのちゃうかなぁ。

悪いとこを見始めたらキリがない。

それは自分に対しても同じやな。

もっとええところを見て、何でも前向きに、自己にも他者にも大きな期待感
を持って生きていければ、もっと充実したライフになるんちゃうでしょうか。

政府に対してもそう、生徒に対してもそう、自分の人生に対してもそうです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

おめでとう!&ありがとう!

Posted on: 2010年12月8日(水) 19:46

 

 

 

 

 

 

 
そろそろ一般推薦入試の合否が出ているのですが、今日は嬉しい、そして
非常にありがたいメールを頂戴しました。

ある高校の3年生の担任をされている先生からのメールです。その先生の
許可を得て、転載いたします。

***********************

○○大学の一般推薦の発表があり、私のクラスからも受けていました。
過去問題には『ユメタン』でやっていた単語がいっぱい出ていたし、その
子も単語テストは毎回100問全て書けていたので、この3ヶ月の成果が
合格という形になったのだと思います。

なかなか難しい一般推薦ですが、これはまさに先生のお陰です。ありが
とうございました。

クラスの暗唱も驚くほどよく出来ました。帰りにふらっと職員室に来た男
子生徒に「はい、暗唱して」と言えば口からスラスラと。周りの先生がた
がびっくりなさっていました。毎日、授業が楽しい限りです。

9月から『ユメタンゼロ』をはじめ、11月から『ユメタン①』に入って、まだ
半分しか終わっていませんが、それだけでもかなりの生徒たちが『入試
問題が解ける!』という自信がついています。

まさに夢をかなえる英単語です。

************************

こちらこそありがとうございます。ご連絡、ありがとうございました。

合格は、思うにやはり先生がちゃんと指導されたからだと思っています。

他の先生がたからも『ユメタン』でCDを使うように徹底してから、考えられ
ないぐらい単語力がついたというメールを頂戴しました。

なんで単語力がつかないのかをよく考えれば、答えは簡単だと思います。

従来の単語集の方法では、単語集を見てるだけという覚え方では、すぐに
忘れてしまうし、せっかくの努力が水泡に帰してしまう。

こうして正しい方法で勉強されている学校の先生から合格の連絡を頂戴
すると、こちらまで嬉しくなります。

ありがとうございました。その生徒さんにおめでとう!とお伝え下さいね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

冬休みの宿題を発表した

Posted on: 2010年12月7日(火) 14:14

 

 

 

 

 

 
これはモモではありません。ネットから取ってきた画像です。モモも小さい
ときはこんな感じでしたが、今はもうすっかりおばちゃんになっています。

ところで生徒たちに冬休みの宿題を発表しました。

***************************

1.『日本人の英語』 マーク・ピーターセン著(岩波書店)

2.『英語長文速読特訓ゼミ 基礎レベル編』 木村・ピーターセン著
  (旺文社)のLESSON1~10まで

***************************

1は冬休みの間に買って読んで勉強しておくというのが宿題です。まぁ
もちろん読まなくてもバレないわけですが、大学生になる=教養人にな
るつもりの人が本を読まないなんて、アホとしか言いようがない。

2は本の中に書いたSTEPにしたがって勉強する。具体的には・・・

 ①出てくる単語・熟語を覚え、クイックレスポンスができるようにする。
 ②スキミングで文章全体で筆者が言おうとしていることを把握する。
 ③スキャニングで設問の該当箇所を見つけ、正確に解く練習をする。
 ④大意要約をした上で、対訳ページで意味を確認する。
 ⑤音読を最低20回し、それを記録しながら、全て暗唱し、暗写する。

1月11日やったかな、宿題考査があるのですが、それは1~10まで
の10個の長文を全て暗唱、暗写してきたかどうかの試験にします。

暗写テスト。例によって部分点なし。覚えてこなかったら0点になる。

生徒たちに発表したら、涙を流して喜んでいましたとさ。

僕も一緒に暗唱しよう。1日に1長文ずつ覚えても10日で終わるね。
あまり宿題としては多いとは言えないけど、冬休みやし、まぁいっか。

間違いなく怖ろしく力が付くな。このペースでセンターレベル編も、先
日出させていただいた難関レベル編も、全部暗唱してもらおう。

うっしっし。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

木村、カルチャーセンターに通う

Posted on: 2010年12月6日(月) 23:35

 

 

 

 

 

 

 

 

  
職員室で話をしていて、「どうもこの『趣味は読書』を解消したいんよね」と
僕が言うと、物理のH先生が「ほぉほぉ、何でやの?」と乗ってこられた。

「なんか趣味が読書って他の人たちをハッピーにできませんよね」と僕。

「確かに間接的には役立つけどね」とH先生。

「木村先生はどれぐらい本を読んでるの?いつも本を開いてるよね?」と
お聞きになるので、「だいたい年間に120~150冊です」と答える。

「それなら趣味と言ってもいいんやないかなぁ」とH先生。でも趣味が読
書って一般的すぎてオモロないですよねと言うと「確かに」と。

うーむ・・・

実は1月30日(日)に名古屋で一般の方むけのセミナーを行いますねん。

すでにお申し込みいただいている方々もいらっしゃるそうで、感謝しています。
ほんまにありがとうございます。

で、実は変なことから「あること」に興味を持っておりまして。

それをネット検索すると、京都のNHK文化センターで講座が開講されてる。
「こんなんありますね」とH先生にお見せすると、「あ、これオモロイやん」と。

「しかし、こんなんでちゃんとできるようになるんですかね」と僕。

「でも、何もせんよりは一度やってみないとわからないよね」とH先生。

「ですよね」ということになり、早速ですが、今月16日から月に1度ですが
神戸から京都まで通うことにしました。セミナーを申し込みましたがな。

なにを???

それは秘密です。できるようになったら、自分の講座やセミナーでご披露
させていただきますので。

しかし何につけても現状に満足することなく、何かをやってみるというのは
ええことのような気がしますね。46歳にして初めて文化センターに通う。

ちなみに・・・

この11日にチームキムタツ関東支部の先生方がセミナーを行うとのこと。
僕も時間があるので参加しますと言うと「リスニングの効果的な授業方法」
のセミナーをやってほしい!とのことで、快諾しました。

すでに多くの先生方がお申し込みになっているとのことです。

佐賀西や東明館といった佐賀の高校、ラサール(鹿児島)や帯広の学校
から参加される先生方もいらっしゃると聞いて、無料セミナーとは言っても
気合いを入れて頑張ろうと思っています。

22日は九州の先生方のセミナー、1月4日は関西の先生方のがあって、
たくさんの先生方が参加されるということです。

こうしてフットワークの軽い先生方が授業をインプルーブされ、日本の英語
教育を支えていかれるのだと信じています。

僕も負けんと頑張ろう。とりあえず12月16日からの京都詣でを続けます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

難関レベル編です

Posted on: 2010年12月3日(金) 10:47

 

 

 

 

 

 

 

 

  
旺文社の荒川さんから新刊の画像データが送られてきました。週明けの
月曜日から書店さんに並ぶそうです。難関レベル編。

ありがとうございます。

前から書いていますが、従来の長文読解問題集って例えば和田先生の
お書きになった『アクティブリーディング』も含め、読解素材があって、それ
を分析したり音読したりしながら学習するというものでした。

僕が書いた『国立大学英語R』にしてもそうです。

この『英語長文速読特訓ゼミ』のシリーズはそもそも立ち位置が違います。

いかに速く読み、いかに筆者の言いたいことを速く正確に把握するか。

それを身につけるための、言うなれば練習ブックです。

特に重視したのがパラグラフリーディングでして、どうやって段落というもの
を意識するのかということを中心に据えてあります。

それから単語を知らないと文章なんて読めるわけないがなという基本的な
姿勢に基づいて、重要な単語集も付いております。

それから各レッスンの最初に単語を覚えるコーナーがあります。

どういう方法で速読するかということ以前に、単語を覚えないと速読どころか
何もできないよということをメッセージとして伝えたかった。

おかげさまで、学校採用も含め、爆発的に買っていただいているということで
ピーターセン先生ともども喜んでおります。

この難関レベル編で全部出揃いました。お世話になった先生方、旺文社の編
集者の荒川さん、本当にありがとうございました。

特に「これがS、これがVという読み方しか知らない」「文章の最後のほうになっ
たら上で書いてあったことを忘れる」「単語力がない」という人向けです。

良ければ手にとってみていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 


kimutatsu

2010年11月に読んだ本

Posted on: 2010年12月1日(水) 22:40

 

 

 

 

 

 

  
先月22日に近大福岡の先生と福岡市立福翔高校の先生が授業見学に
いらっしゃいました。濱﨑先生、富永先生、ありがとうございました。

そして今日は広島女学院高と近大東広島の、それぞれ教頭先生が授業
見学にいらっしゃいました。畑野先生、橋本先生、ありがとうございました。

さて11月7日に、読んだ本を列挙したら多くの先生方からの反響があって
これからも定期的にあのようなリストアップをお願いしたいとのことでした。

まぁ、いいんやけどさ・・・なにせ乱読なので・・・役に立つかどうか・・・

というわけで、以前書いたものも含め、11月に読んだ本をご紹介しますね。

***************************

 1.『死にゆく者からの言葉』 鈴木秀子 (文春文庫)

 2.『つきのふね』 森絵都 (角川文庫)

 3.『あの日にドライブ』 荻原浩 (光文社文庫)

 4.『地下鉄に乗って』 浅田次郎 (講談社文庫)

 5.『エンデュアランス号漂流』 アルフレッド・ランシング (新潮文庫)

 6.『黄色い目の魚』 佐藤多佳子 (新潮文庫)

 7.『「空気」と「世間」』 鴻上尚史 (講談社現代新書)

 8.『父親』 遠藤周作 (集英社文庫)

 9.『上杉隆の40字で答えなさい』 上杉隆 (大和書房)

10.『自分の頭で考えるということ』 茂木健一郎・羽生善治 (大和書房)

11.『白河夜船』 吉本ばなな (角川文庫)

12.『宇宙一切を救うアセンション・プロセス』 エバン・デラヴィ・榎木孝明
   (徳間書店)

13.『告白』 湊かなえ (双葉社)

14.『発作的座談会』 椎名誠・木村晋介・沢野ひとし・目黒考二 (角川文庫)

15.『発作的座談会2 いろはかるたの真実』 椎名誠 他4名 (角川文庫)

16.『そうか、もう君はいないのか』 城山三郎 (新潮文庫)

17.『命売ります』 三島由紀夫 (ちくま文庫)

18.『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 (新潮文庫)

***************************

というわけで、超多忙につき、1ヶ月18冊が限界かも。もうちょっと読める
かもしれんが、これでも怖い編集者の皆さんに怒られそうな気がする。

ちなみに5と14と15はすでに絶版になってると思う。しかし14と15に関
しては、心からお勧めします。くだらない対談やけど。

「忘年会と新年会はどちらがエライか」、「うちわとゴザはどちらが強いか」
など、どうでもええわ!と叫びたくなるような内容で、作家と弁護士と編集
者とイラストレーターが、結構真剣に議論してるのが面白い。

角川文庫さん、なんで絶版にしたの?

それから『告白』はラストが衝撃的と聞いたので、あまり読まない分野なの
に読んでみたけど、正直言うとラストシーンが予測できて少しガッカリ。

むしろ『重力ピエロ』は、生物学や化学の分野までよく勉強されている上に
どうしてタイトルがこうなったんだろと熟考する後味も含めて二重丸でした。

人それぞれに読後感は違っていいと思うのです。僕がツマランと思った本で
も自分にとっては魂の一冊になるかもしれないので、要するに早い話が・・・

皆さんにもぜひ乱読をお勧めします。

 

(追記)冬休みの推薦図書はマーク・ピーターセン先生の『日本人の英語』
     にしました。さすがに中3なら軽く読めるやろう。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 本の紹介  

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