人間っていくら正しいことを言っていても、誰かを批判していると、要するに口で
はどう言っていても「俺のほうが凄いぜ」な空気が流れて嫌なものですね。
常識も正義も倫理も何もかもが現代は多様化してしまって、だからこそブログや
掲示板などで誰かが誰かを批判して、その結果批判された人が病んだりとか、
あるいは批判している当人が職を失ったり逮捕されたりということがあります。
いずれにしてもエラそうに語る人に大したひとはいないわけで、本当に凄い人は
腰が低くて、だからこそ凄味があるものです。
だからエラそうに語っておられる系のブログって逆に楽しい。コメント欄なんかも。
蠅たちが犬のウンコにたかっているみたいに見える。
皆さんは柴原智幸先生のブログを読まれたことがありますか。
彼は皆さんご存じの英語のプロですが、本当に腰が低くってね。
NHKラジオの講座を開いていらっしゃる柴原先生が「大したことないんです。木
村先生のセミナーを聞くと本当に凄いなと、勉強させられます」と仰います。
いや、先生あのね、それはちょっと・・・いくらなんでも・・・
柴原先生および奥様が後ろで聞いていらっしゃった仙台と福島のチャリティーセ
ミナーがどれだけやりにくいものであったか!\(◎o◎)/!
先生のブログを愛読しているのですが・・・
本当に凄いなぁ・・・だからこそ説得力があるというか・・・
英語の教員で「生徒たちの単語力がなかなか上がらない」とお嘆きの皆さんに
(including me)ぜひとも読んでいただければ。
凄いなぁと思うのは、ご自分も『ユメタン』のCDをかけてクイックレスポンスをやろ
うとなさった点。
そしてCDに付いていけなかったことをカミングアウトされている点。
そして「学習効果が上がらないとすれば、それは学生の怠慢と私の指導力不足
が原因である」と書かれている点がものすごい!!!
いいですか、こんな人いないよ?
「学生の怠慢か、あるいは私の指導力不足」と書かれる人ならたくさんおられる。
でもな「学生の怠慢と私の指導力不足」やで!
教員ってのはしたり顔で生徒や教材を批判し、「これこれこういう本があればな」
とか「うちの生徒たちは全くダメだ」と言うようなことが多いように思うんよね。
自分の指導力が不足していると自覚することこそ、成長への第一歩ではないか。
僕も今こそ自分の姿勢を猛省し、GW明けの指導に反映させよう。
柴原先生、ありがとうございました。僕の本を使って学生たちを鍛えてくださって
ありがとうございます。僕も頑張ります。僕の生徒たちにも頑張らせます。
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
何事も自分の姿勢が招いたことですね。
どんなことがあっても他の人のせいにせず、主体的に生きましょう。