KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

『ユメサク』を見ていて思ったこと

Posted on: 2017年10月20日(金) 5:52

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『夢をかなえる英作文 ユメサク』をぱらぱらと見ていたの
ですが、これはかなりいい本ですね。

自分で言うなと言われそうやけど。

共著者の西山君に原案を作らせて、日本語がすこし良くな
かったので、僕と編集者の水島君とで徹底的に叩いて、
その日本語に対して僕とネイティブとが英語をつけていっ
たというのが『ユメサク』のレシピやったのです。

けっこういい感じでできているなぁと思いながら読んでお
りました。京大レベルの和文和訳にも対応できそうです。

が、これをもっと和文和訳ができるように作り変えたいな。

『新ユメサク』を作って、そこにワークブック(データ形
式につき無料にする)を付ければ、現場の先生方はかなり
助かるのではないかと思っていますし、日本語の変換を
求められるような大学を受験するような受験生にも非常に
役に立つと確信しております。

問題は共著者やな。

僕は『ユメタンライティング』と『おとなのユメタン』の
執筆が来年いっぱいまでかかるので、日本語の得意な人を
共著者につけられれば、かなり速く仕事が進むように思っ
ています。英作文の本は日本語が命ですからね。

鹿児島に1人いるなぁ。

ちょっと声をかけてみよう。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
こういう段階が一番ワクワクします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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先生、僕も頑張りますから

Posted on: 2017年10月19日(木) 21:13

dazaifu

学校から帰宅したら福岡女学院の封筒が届いていました。

僕が「同志」なんて言うと怒られそうですが、同じ志を持っ
た先生からの手紙でした。

玄関先で読みながら、深く深呼吸をすることになりました。

そして自分の思いを手紙にしたためてくださる人生の先輩が
おられることに対して、神様に感謝しておりました。

そしてこんなにも素晴らしい先生なのに、僕のブログやメル
マガを、そして僕の弟子たちのメルマガをも、読んでくださ
っていることを知って、なんと書けばいいんだろう、嬉しい
とかそういう気持ちじゃないな、少し違うかもしれないけど、
その先生に対して畏敬の念を抱いております。

若い人たちにはわからないかもしれませんが、ある程度の年
になると、それまでの人生を振り返りながら前に進むことに
なりますし、残り時間と相談しながら生きることになります。

この先生と知り合って本当によかったなと思っています。

そしてこの先生と出会ってなかったら、きっと背筋を伸ばす
ことなく、いつまでも「これでいいのかな」と思いながら
教員をやっていたようにも思います。

先生、僕も頑張ります。僕は自分の甘さや遊びたい感覚には
負けたくないのです。大した教員ではありませんが、生きる
時間にあぐらをかきたくないのです。

だから頑張ります。またお会いするのを本当に楽しみにして
おります。お互い、しっかりと生きましょうね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
この手紙は宝物になりました。気持ちが駄目になったら
取り出して読もうと思います。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

ライフワーク

Posted on: 2017年10月18日(水) 7:45

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両親の仏壇の前に著作をこんなふうに置いてあります。

母の死には間に合いませんでした。父は喜んでくれました。

今もきっと僕が本を出すたびに、「また書いたんか!」と
笑いながら喜んでくれていると信じています。

これから10年間ぐらいの執筆計画を作っているのです。

どこの出版社から出すのかはわからないし、依頼もされて
いない本です。2018年はこれ、2019年はこれ、2020年は
これ・・・という具合いに計画を作っています。

出版社さんから出す薄物、つまり学校専売品はこのリスト
には含まれません。書店さんに並ぶものを指します。

出してくれる出版社があればいいなと思いながら、読者の
方がたが読んで(あるいは使って)喜んでくださる本を、
あと10年で30冊ほど出す予定でいます。

よく「本を書いているんです」というと「頑張って下さい」
と言われることが多いのですが、どちらかといえば楽しく
自分の脳内をアウトプットさせています。

アウトプットのためにはインプットが必要ですので、本を
書くためにも、できるだけ多くの本を読むようにしていま
すし、できるだけ多くの人の話を聞きに行くようにしてい
ます。そうでないと今の脳だけでは限界がありますからね。

皆さんのライフワークは何ですか?

僕は書物が大好きです。読むのも創るのも。

書物とともに生きられれば幸せです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
生きている間に小説も絵本も出せればいいなと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

どう生きるか、どう死ぬか

Posted on: 2017年10月17日(火) 20:42

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高知と名古屋のセミナーで書いてくださった出席カードの
僕へのメッセージを読んでいます。こういうのは嬉しい。

高知のには「また来てください」と。

名古屋のには「名古屋のセミナーを増やしてください」と
それぞれ書かれてあります。

04

僕の本業は灘校の教員です。だから灘の生徒たちの英語力を
インプルーブすることが仕事なのです。でも空いた時間は
自分の時間ですので、好きなことをして生きています。

勤務時間以外は自由に生きようと決めています。

本当はいろんなことをアウトソーシングしたいのです。でも
採点や教材づくりは僕でないとなかなかできないことも多い
ものですから、自分でやることになります。

本来は採点なんかはそういう業者があればアウトソーシング
すればいいとは思うんですけどね。

誰かが採点している間にもっとクリエイティブな仕事をする
ことができます。授業教材を溜めることもできますからね。

教員自身が採点するから見えてくるものがあるのだ!という
ような前時代的なことを言う人もいるでしょうけどね。

さて、それはそれとして。

今は灘の生徒たちのために働いているのですが、灘校を退職
したら何をしようかなぁと考えることが増えてきました。

65歳で退職するとすれば、あと11年です。

今まで一生懸命に奉職してきたので、ここからは誰かの下で
働こうとは思いません。自分の好きな仕事だけをしたいなと
思っております。

本当は自分の学校を経営したいのです。

トットちゃんでも笑顔で生きていける学校がいいな。

仕事をしないで遊んでばかりというのは僕らしくないなぁと
思っています。英語ではないにしても、教育にはたずさわっ
ていければいいなと思っています。

おそらくある程度の年齢の人は同じことを考えられると思う
のですね。どうやって生きるか、どうやって死ぬか。

僕もあと11年かけていろいろ考えようと思っています。

中間考査は明日まで。採点を頑張ります。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
採点および矢部君から頼まれた「仕事」のために、
執筆が1週間まったくできていません。Oh, my God.
11月の第2週からまた執筆を頑張ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

昨日は名古屋でした

Posted on: 2017年10月16日(月) 19:09

01

昨日の名古屋セミナーでの様子です。ベネッセ&ラーンズの
主催によるセミナーで講師を務めさせていただきました。

最初はラーンズ社長の西嶋さんからご挨拶。

その後はベネッセの方から英語入試の動向について説明があ
りまして、それに続いて木村が4技能型の授業を披露させて
いただきました。

英語の授業というとリーディングが中心になりがちです。

でも2020年から4技能型の試験が導入されると、リーディン
グばかりやっているわけにはいきません。

RLSWの4つが1:1:1:1の割合になるのに授業がR中心
というでは結局なにも変わらないことになります。

その意味で、教員は今まで自分が受けたことのない授業を自分
で展開していかねばならないということになりますね。

今回は「こういう授業もありますよ」という意味で、授業をさ
せていただきました。リーディング中心ではなく、リスニング
がスタートで、リーディングへ、そしてライティングとスピー
キングに移っていく授業です。

なにも難しくはありません。誰でもできる授業です。

11/19に大阪でも同じ内容で行わせていただきます。

楽しみにしています。

昨日おいでくださった約110名の先生方には感謝申し上げると
ともに、これからも心身の健康に気をつけながら、お互いに
頑張っていきましょうね。ありがとうございました。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
中間考査が始まりました。まずは採点をがんばります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

4技能型試験の導入と授業と

Posted on: 2017年10月15日(日) 6:47

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高知駅前のホテルにおります。どうやらまだ外は雨みたいです。
今からバスに乗って龍馬空港に行き、名古屋に向かいます。

あれ?上の写真の左下に見える銅像3体はありゃなんだ?

どうやら高知が輩出した幕末の志士たちですね。

拡大してみよう。

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左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎です。

何をした人たちなのか知らない人は自分で調べてくださいね。
調べる楽しみを奪いたくないので、ここには書きません。

日本史の教科書ではあまり大きく取り上げられることはない
ようですが、彼らの果たした役割は小さくありません。

昨日のセミナーは40名の先生方がご参加くださいました。

高知だけでなく愛媛や徳島、香川からご参加くださった先生
もおられました。兵庫県からお出でくださった先生も。

英作文の指導法ですが、4技能型の試験が導入されるとなる
と、対策中心の授業をする先生もおられるんだろうなと。

でもそれでいいのか?教育者として。

民間の試験寄りになってしまった文部科学省は責められると
しても、教育者が試験対策をしてばかりでいいのでしょうか。

大切なのはどんな試験が行われても対応できる、真の英語力
を涵養してやることではないかと僕は思っています。

そもそも英検やGTECって、目的ではないですよね。

今どれだけの英語力があるんだろうと思って受けるようなも
のであって、そこが目的になると教育が歪みます。

まして教員側が対策ばかりやって英検やGTECのための授業
をしたところで「使える4技能の英語力」は身に付きません。
対症療法で何かがインプルーブすることはあり得ない。

そうは言っても生徒たちのレベルがねと言っているようでは
生徒たちの英語力が伸びるわけがありません。教員失格。

低い生徒たちの学力を伸ばすのが僕たちの仕事なのですから。

昨日はそんな話もさせていただきました。

今日は名古屋です。

セミナーの前に名古屋に住んでいる娘と昼食をとることにな
りました。とっても楽しみです。

では出かけます。皆さん、今日も良い一日を!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
9月1日に65キロあった体重が60.8キロまで落ちました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

kimutatsu

高知

Posted on: 2017年10月14日(土) 8:00

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西大和学園で働いて3年目が過ぎたときに学年部長をやって
くれと言われましてね。そして初めて学校見学に参りました。

今はどんな先生もけっこうやっておられますが、当時の西大
和学園は中間管理職に限られた「権限」やったのです。

行けと言われて行ったのが高知県。

土佐、土佐塾、高知学芸の3校を見学させていただきました。

今日は高知城の近く、高知共済会館でセミナーがあります。

上に書いた学校の先生方もご参加されます。

自分が初めて学校見学をさせていただいたその学校で『ユメ
タン』を使っていただいているというのは、感無量でしてね。

以前、高知学芸高校から講演のご依頼を頂いたときも、そう
いう話を皆さんにさせていただきました。

kochi2

同僚のK先生と桂浜に行き、龍馬の像を見上げて、これから
うちの学校、伸ばしていかないかんなぁと話し合ったのを
昨日のことのように思い出します。

ちなみに闘犬も見ました。

すっごい臭いとすっごい迫力を覚えています。

あれから約30年が過ぎました。西大和学園は進学校になり、
僕も多少は貢献できたのではないかと思っています。

世阿弥の言葉に「初心忘るべからず」がありますが、文字
どおり、今こそ初心を忘れないようにしようと思いながら、
伊丹空港から高知龍馬空港へ向かいます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみに今ではけっこうな頻度でセミナーをやっていますが
初めて人前でセミナーの講師を務めたのも高知でした。
ベネッセの主催で、今は関学大で働く山田君のアテンドで
高知に行き、皆さんの前で緊張しながら講演しました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

中間考査前最後の授業

Posted on: 2017年10月13日(金) 15:28

P1050197

中間考査前の授業が終了しました。明日と明後日の2日間は
生徒たちも自宅で一生懸命に縄を編むことでしょう。

昨日と今日の授業は二学期に入って扱った文章の復習をしま
して、試験に備えました。

写真のとおり、英語は初日の3時間目です。
(誰や、2日目の3時間目に世界史って書いた奴は!今回は
世界史の試験はないはずやぞ。落書きすんなよな。)

今回の英語の試験範囲。

**********
・授業で扱った英語長文 No. 58~63
・『英語コア構文99+α』1冊
・『Listening & Speaking Training Seminar③』L.1~3
・『ユメタン①』No. 201~250のフレーズ
・リスニング(実力:20点分)
**********

『英語コア構文99+α』は夏休みの宿題でした。

夏休み宿題考査でも試験範囲にしていたのですけれども、
勉強が不十分な生徒のために再度、試験範囲にしました。

英語の基本的な構文の知識って大事ですからね。

月曜日の試験、生徒たちが頑張ってくれることを期待し
ております。お前たち、頑張れよ!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
試験前の週にそれまでの復習をしてやると、生徒たちは
喜びますし、知識が定着しやすくなります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

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授業では

Posted on: 2017年10月12日(木) 19:31

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授業では相変わらず英語を話してもらっています。

今のところ、accuracyに関してはまだまだ未熟なのですけれ
ども、fluencyに関してはけっこうなレベルになってきたよう
に思います。ただし、some of themですが。

でも話せない人は日本語でも話せないですからね。

紙に書くことと話すこととは違います。なかなか人前で話せ
ないという人間もいますので、そこは強要していません。

いろんな人間がいていいのです。話せる人は話したほうがい
い。なぜなら話すことそのものが上手くなっていくからです。

ここをこうすればという助言があれば。

単に話す経験値だけを積めば話すのが上手くなるのであれば
ベテランの教員はみんな授業が上手いことになります。

決してそんなことはない。

話すのが下手なベテラン教員はたくさんいます。生徒たちが
あくびをしている授業がたくさんあります。

でも助言をしてやることによって、どんどん上手くなります。

現在は「書く力」と「話す力」の土台を作っているところで、
特に今のところは「書く力」のほうに重点を置いています。

話せる人には話してもらっています。

きっと生徒たちはわかっていると思うんですけどね。

でも1人でも多くの生徒に「話せる人」になってほしいなと
思いながら、日々指導しています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
来週の月曜日からは中間考査が始まります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 灘校  

kimutatsu

英語リスニングが得意になるためには

Posted on: 2017年10月11日(水) 6:59

002

リスニングが苦手という人が多いし、実際のところそれが得意
という日本人は極めて少数派だと思うんですね。

理由は2点あります。

1点目はあまりにも語彙や表現が少ないということ。

2点目は聞く絶対量が少なすぎるということです。

問題集を1冊や2冊やったからリスニングができるようになる
というようなものではありません。日本語でさえ、我々がある
年齢になってから何年も経ってから聞けるようになるのです。

話せるのだって、まともに話せるようになるのは何歳ですか?

学校でだけやっていてもリスニングもスピーキングもできるよ
うにはならないので、家庭でどれだけやるかにかかっています。

sizu

それに加えて、そもそも人の話、仮に興味のない話であった
としても、しっかりと聞ける姿勢はできているのかという点
を挙げたいと思います。

たとえば前で人が喋っているとします。

自分には興味がない話だとしても、しっかりと聞き続けられ
るようでないと、なかなかリスニングができるようにはなり
ません。すぐに友達と喋ってしまったり、他のことを考えて
しまったりするような場合、母国語でもそうなのですから、
英語のリスニングでは(特に初期段階では)難しいはずです。

その点で言えば・・・

①語彙力
②日常的学習
③集中力

が必要だと言うことができるでしょうね。

この3点が備わっていれば、確実に英語の聞きとりは楽勝と
は言わないまでも、かなり得意になれます。

今日の授業はリスニングです。その前に生徒たちの英語での
発表があります。楽しみにしています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日のスピーキングのお題は「英語ができなくても日本では
困らないが、ではどうして英語を勉強することは重要だと
言われるのでしょうか」です。英語でスピーチしてもらいます。

 


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