KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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石黒先生と

Posted on: 2015年4月23日(木) 22:42

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九州といえば石黒文雅先生です。葉書きが届いて「教師生活最後の
時期を自分の教師としての原点である現場で過ごせることに感謝し」
と書かれてありました。

おぉ、大学の教授になったと思ったら、辞めて高校現場に戻ったと!

福岡女学院中学校・高等学校に着任しましたという通知の葉書きが
昨日届きました。

嬉しくなって、早速電話しました。

「先生、復帰してますねぇ」と言うと「こっちのほうが水が合う」と。

そこから約40分も電話で話しました。

単語の勉強のさせ方、英文法の定着のさせ方、長文の勉強法とか
英作文の指導の方法などなど。

先生、もう70歳近いやろうけどセミナーの講師できますがなと言うと
嬉しそうな声で「お誘いがあれば是非に」ということでした。

着任していきなり100分の授業をされたそうです。

僕が「結局のところ、英単語も英文法も英語長文も英作文も、全部
根っこの指導法って同じですよねぇ」と申し上げると「いや、本当に
そうなんだよ!それがわからないと生徒の力は伸びないんだ!」と
電話の向こうから熱い声が。

喋っていて嬉しくなりました。あぁ、こうでないとな。元気元気!

石黒先生、高校現場にお戻りくださってありがとうございます。
また僕たちにいろいろなことを教えてくだされば幸甚の極みです。

お会いするのを楽しみにしております。宜しくお願いいたします!

 

今日もブログにおいで頂きまして、ありがとうございました。
僕のほうは明日の授業で中1生たちに冠詞の授業をやります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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授業が始まって

Posted on: 2015年4月23日(木) 7:10

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中学1年の授業が始まりました。最初の授業では「英語って何のため
に勉強するねん?」、「英語ができる人っていうのはどういう人のこと
を言うねん?」について思うところを発表してもらいました。

そのうえで「英語ができるようになるにはどうすればいいと思う?」を
みんなで話し合ってもらいました。

板書に生徒たちが発表したことを書いていきました。

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僕が「英語ってこういうために勉強するんだ」とか「英語ができるように
なるためには」とか語るのは簡単です。

でもそれでは押しつけになってしまって良くありません。

生徒たちが主体的に考えたほうがいい。

最後の最後に「みんなの意見と僕の考えは完全に一致してるみたい
なので、じゃあこんな感じでやっていこうぜ。2か月後には自己紹介や
身の回りのことなら喋れるようになる。2年後にはほとんどのことが
喋れるようになる。高2の終わりぐらいには、政治や経済、物理や化学、
言語や文化、その他どんなことでも喋れるようになる。
というか、そうなるように英語の勉強をやろう」と言いました。

12歳たちは目を輝かせて大きく頷いていました。

昨日までの3日間で、身の回りの言葉を100語ほど覚えて貰いました。

宿題にはしません。覚え方も教えないとあきませんからね。
覚えてこいよといって、単語テストだけ課すようなアホなことはしません。

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今日は身体や顔の部分を英語で言えるようにします。覚えるだけでは
だめなので、発音指導を同時に行っていきます。

中学1年ですが、thやf、v、w などはだいぶ上手くなってきました。

今日はheadやarmなど、もう知っている言葉ばかりでは面白くないし、
知らないことを知るからこそ勉強は面白いので、navelとかmoleなど、
大人でももしかしたら知らないかもという単語も覚えます。

中学1年ですからね。慌てずゆっくりとのんびりやっています。
先取り学習をして「英語ってしんどいな」と思われるのが嫌なのです。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
週末は東京で柴原さん、前川君と座談会を行います。
来週は立命館の今井先生と一緒に英作文のセミナーです。


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浅学非才の身にて

Posted on: 2015年4月20日(月) 22:03

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ブログでもっと文科省のダメっぷりとかダメな教材とかを批判すれば
いいのにと言う人がいらっしゃいます。

有名な大学の先生なんかもそうやって書いておられるものだから、
僕にもご意見番的な感じで書いてほしい、ということなのです。

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そういうふうに言う人の気持ちもわからなくはないのですが、そういう
のは多い日に2万アクセスもあるブログで書くことではないと思います。

英語教育全体に対する意見を書くことはできます。

でも誰かを批判したり誰かの本を批判したりしてオピニオンリーダーを
気取るのは危険です。

ファッショとまでは言わないけど、それに近いような潮流が生まれるのは
良くありません。

僕が誘導するのではなく、個人個人がしっかりと考えることが大事です。

レストランの前に立って「ここは不味いですよ」と営業妨害する人は普通
いませんよね。

僕はむしろ「ここのレストランは美味しいですよ」と言う客でありたい。

いいものを推薦し、読んでいて「そうか、ならその本を買ってみようかな」
と思っていただけるブログでありたいのです。

「木村が言うなら買うのをやめとくか」と営業妨害するようなつまらない、
ブログは嫌なのです。

まぁそもそも浅学非才の身ですし、誰かをこんなところで批判するほど
僕はえらくはありません。英語を教えるのは多少自信がありますが、
それ以外はとんとダメですので、誰かを批判する資格はありません。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
新中学1年生に本を2冊紹介、推薦しました。
僕が推薦したのは内田樹先生の『先生はえらい』と
武者小路実篤の『友情』です。よかったらどうぞ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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中学英語まるまる総復習BOOK

Posted on: 2015年4月17日(金) 14:08

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僕の46冊目の本を三省堂さんから出しました。中学英語の復習を
するための本です。

タイトルは写真のとおり、『中学英語まるまる総復習BOOK』です。

英語が苦手な生徒っていろんな理由はあるのでしょうが、体系的に
英語の勉強を始めたのは中学1年なのですから、高校生であっても
中学英語にさかのぼって復習すれば、英語の勉強の楽しさを
取り戻すことができると考えています。

でもどこから始めていいのかわからないとか、或いはそもそも勉強
の方法や復習の方法がわからないという生徒もいるんじゃないか、
単語の覚え方や英文法の学習法を知らない生徒もいるんじゃない
だろうかと思いました。

ですので、本書では英単語や英文法、長文の3パートに分かれて
いるのですが、コンテンツだけではなくて復習や勉強の方法を指示
してありますので、そのミッションに従って勉強して頂けます。

特に長文は復習が大事なのですが、たとえばCDをどう使っていい
のかわからないとか、いろんな疑問点があろうかと思うのですね。

それも全部書きました。指示してありますので、それにしたがって
学習を進めて頂ければ、中学英語の復習ができるはずです。

三省堂によると、採用の第一号は公立中学校だったそうです。

中学から高校のブリッジ教材として、高1の夏休みの宿題として、
授業や補習の教材として、ご活用いただければ嬉しく思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
学校専売品なので、書店さんには置かれていません。
個人や大人向けにも創ろうかという話も出ていますので
申し訳ありませんが、しばしお待ちください。

 


kimutatsu

十年ひと昔

Posted on: 2015年4月16日(木) 14:49

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この前のポストに継続性について書いたけど、なんだかんだ言って
人生いろいろ大事なものはあるけど、何かを成就しようと思ったら
続けるということが一番大事なんやろうなと感じています。

で、続けるっていうてもいったいどれぐらい続けるねんって話ですが
『頑張ってるから悩むねん。』にも書いたとおり、僕は10年を目安に
するようにしています。

昔の人は「十年ひと昔」という言葉を残してくれました。

僕が6000万円の借金を抱えた時、当時の西大和学園の校長先生
が「木村君、今はつらいやろうけど10年経ったら町の様子も君自身
も全部変わってるはず。その時に笑えればええやないですか」と
言って下さいました。

僕はもうこれで人生終わりかなと思って泣いてばかりいたのですが
「よし、じゃあ10年後に6000万円を消してやろう」と気持ちを切り替
えました。おかげで毎日が楽になりました。

十年ひと昔。いつも頭の中に置いている言葉です。

僕は51歳ですが、61歳になったときの自分を楽しみにしています。

今のままの自分では嫌なので、成長できるよう10年先を見ながら
ちょっとずつでもいいので頑張っていこうと思っています。

気楽に気楽に。おおらかにおおらかに。

今の自分を見ていると未熟でなんか嫌になることもありますよねぇ。
でも10年後に理想の自分になれるよう、計画を立てて実行すれば
どうでしょうか。10年間続けられれば相当な成果を生みますよ。

誰かにイライラさせられたときは「この人と10年後にも付き合って
いるかなぁ」と考えればいいんじゃないでしょうか。

10年後にはおそらく付き合っていない人であれば、イライラするのは
馬鹿らしいですよ。それほど大事な人じゃない気がしますねぇ。

このブログ、来月で10歳を迎えます。

皆さんに10年後も読んで頂けるように、気楽に続けていきますね。

 

今日もブログにおいで下さり、ありがとうございました。
10年前の僕は著作もブログもfbもない41歳でした。
10年後、僕の著作は46冊になりました。まさに十年ひと昔。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

サクラ咲け!

Posted on: 2015年4月13日(月) 23:20

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4月も第3週に入って授業が始まり、すでに春休みの雰囲気は消え
ましたね。桜散る昨今。

あとは自分の目標に向けて動き出すのみです。

さすがに高3の生徒たちは動き出してるとは思うけど。

よく「夢をかなえる」って言うけど、夢を夢のままで終わらせないため
には、いつまでにどの程度仕上げるのかという計画性が必要です。

計画性があれば実行力は高まります。実行を始めたら、次は継続性
が問題となります。

気が付くと、夢であったものが具体的な目標になっているはずです。

夢を夢と言っているうちは叶わない。

夢を手が届きそうな目標に変えてやらないと、どうすれば叶うのかも
よくわからないまま無為の時間が過ぎることになります。

まずは想い。

次に計画性。

それに則った実行力。

そして継続性。

この4つの要素があってはじめて夢が目標に変わり、手が届きそうな
予感がしてきます。想いが強ければ強いほど、夢は目標に変わります。

特に受験生、頑張ってください。

 

今日もブログにおいで頂きましてありがとうございました。
僕も次の目標に向けて、まずは想いを深めます。

 


kimutatsu

人生に効く言葉

Posted on: 2015年4月13日(月) 10:50

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今年から『蛍雪時代』の連載コラムの内容が変わりましてね。
タイトルが「木村達哉のPower of Words 人生に効くコトバ」となり、
昨年までの相談所とは雰囲気が変わりました。

人生に効くコトバといっても僕の言葉ではありません。

編集のふうかちゃんからの依頼文書をそのまま貼り付けますね。

********************
言葉との出会いは、ときとして人の人生や考え方を大きく変えます。
特に大学受験という心身ともに試される時期に出会う言葉は、
受験生に大きな影響を与えることでしょう。
眠っている“魂”に火をつける言葉、辛いときに支えになる言葉、
人生の指針になるような言葉・・・。
木村先生がこれまでに出会い、支えにされてきた言葉や、
ご自身による言葉を通して、受験生にエールを送って頂きたいと
思います。
********************

ですから僕が今まで直接的間接的に出会った言葉を紹介しまして、
その言葉にまつわるエピソードや想いをエッセイ風にコラムにします。

今までどおり、旺文社の受験サイト「パスナビ」で読むことができます。

4月号は中谷彰宏さんとSteve Jobsの言葉です。

こちらから読めます。

よかったらお読みください。宜しくお願いいたします。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
写真は紀伊國屋書店福岡本店さんの様子です。

 


kimutatsu

感謝申し上げます

Posted on: 2015年4月12日(日) 16:43

sizu1

静岡にいる娘からLINEで写真が送られてきました。彼女からLINE
が来るのはそう珍しくはありませんが、とても嬉しいLINEでした。

お父さんの本、いっぱい本屋さんにあったでー!な感じで送られて
きました。静岡にいってもばりばり関西弁な彼女は素晴らしい。

というわけで、MARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店さんの様子です。

sizu2

sizu

子どもと離れて過ごしていると心配なこともありますが、たまに帰って
きて話をすると、なんか大人になったなぁと思うものですねぇ。

こうして書店さんの写真を送ってくれるのは嬉しいものです。

僕のフェアをしてくださっているMARUZEN&ジュンク堂書店新静岡
店さんにも、もちろん感謝しています。ありがとうございます。

senboku

それと大阪で英語教室をされている財部さんからも、全く同じ日に
この写真が送られてきました。

教材を買いに紀伊國屋書店泉北店さんに行ったらキムタツ堂書店
やってました!そしてユメタンゼロを買い占めました!
足りなかったので発注もしてきました!

とのこと。財部さん、いつもありがとうございます。

しかし『ユメタン⓪』を買い占めてくださったんですねぇ。書店員さん、
びっくりされたでしょうね。僕もそこにいればもっと面白かったやろな。

いろんな書店さんでフェアをしてくださっています。書店さんに感謝を
申し上げるとともに、いろんな場所のいろんな方々からこうして写真
付きのメールが送られてくるのも嬉しいものです。

娘も含めてですが、応援してくださっている方々に、心からお礼申し
上げます。本当にありがとうございます。

恵まれていることに胡坐をかかず、これからも謙虚に努力していこう
と思っております。今後とも宜しくお願いいたします。

 

今日もブログにおいで下さり、ありがとうございました。
明日から新入生たちも授業が始まります。

 


kimutatsu

入学式

Posted on: 2015年4月10日(金) 19:44

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中学1年生の入学式が8日に行われました。183名の生徒が新たに
灘校生になりました。新入生諸君、おめでとう!

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僕は片田先生と一緒に4組の担任になりました。そういえば66回生の
ときも4組やったな。縁起のいい数字です。

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生徒たちには「受験勉強は大変やったやろう。でもそんなことはもう
おしまい。小学校の成績は関係ない。入試の成績も全く関係ないよ。
灘はゴールではない。今日が6年間のスタートなんや」と話しかけました。

これから6年間持ち上がるが、もしかしたら6年間の付き合いじゃなく、
一生の付き合いになる人もいるかもしれへんね。

お互いに気分よく付き合っていこうぜ。

そう話しかけました。

僕のほうは淡々とゆっくりとそろそろと動き出そうと思っています。

来週の火曜日が最初の授業。まずは浜島書店のペンマンシップ及び
数研出版の『5ステージ英文法完成』を配ります。

6年後にはSuper English Learnersになってもらいます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
英語が自由に話せる生徒になってもらいます。
そのために正しい勉強法で、正しい努力をして貰います。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

沖縄第2回夢をかなえる英語勉強会

Posted on: 2015年4月6日(月) 16:05

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3月末に沖縄で高校生無料セミナーを開催したのを書くのを忘れて
おりました。第2回夢をかなえる英語勉強会。

約100名の生徒たち、先生方がご参加くださいました。

今回のテーマはリーディング力をいかにして伸ばすか。

前回は年末に行ったのですが、その時同様に通訳の柴原智幸先生
も駆けつけてくださいました。発音指導をしてくださいました。

また石川県、鹿児島県、東京都、大阪府の先生方も沖縄の生徒たち
や先生方に何か役に立てればと、ボランティアで参加して下さいました。

福島で一緒にやっている数理哲人先生も。

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生徒たちは数時間で長文を数題読み、復習をしました。特に長文は
復習しないと力が全くつかないので、復習の方法を学んで貰いました。

単に授業を受けているだけでは力は付きません。

家に帰ってからが勝負です。

でも家に帰ってどのように復習すればいいのかわからないという生徒
たちもいると思うんですよ。だからこその勉強会でした。

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前回に続いて連続で受講した生徒たちも多かったし、初めて参加して
英語がどうして伸びなかったかわかったという生徒たちも多くいました。

普段の勉強と全然違う!という感想を書いてくれている生徒がたくさん
いました。彼らがこれからしっかりと自宅学習に取り組み、英語力全体
を伸ばしてくれることを願っています。

リーディングの勉強をしっかりするだけでも、英語を話す力や聞く力が
伸びていきます。でも方法を知らないとダメですね。

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この勉強会は沖縄県の高英研と私学教育振興会が後援して下さり、
多くの方々が関わってくださっています。

参加する先生方は全てボランティアです。生徒たちにはだからこそ、
しっかりと勉強して沖縄県や日本でリーディングポジションを取れる
人材に育ってくれという話をしました。願いがこもってるんやと。

昨日の沖縄タイムスさんでも上のとおり、取り上げてくださいました。

次は夏頃にやるかなと思っていますが、また多くの生徒たちが参加
してくれればいいなと願っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
読解力を伸ばすには復習が全てです。復習の鬼となれ!

 


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