先週の金曜日に遠足があり、わが66回生は有馬富士公園に行ったあとに、
焼き物を作りに陶の里に行ってまいりました。上の画像は僕の作品です。
遠足で焼き物を作りにいくのは久々ですが、何度やっても難しいですね。
生徒たちもそれぞれのクリエイティビティを発揮して、楽しんでいたようです。
なににつけ、物作りというのは面白いものです。特に最近思うのは、こういう
形あるものを作ることの面白さと儚さですね。
いつかは絶対に壊れてしまうのですが、それでも自分の頭の中にあるものを
具現化するために一所懸命に作ります。
それが世に残るものでなくても、ある種、自分の生きた証しとして作るのです。
本だっていつまでも残るものはほんの一部でしかありません。
江戸時代に作られたものだって、まだたかが数百年しか残っていないのです。
それを思えば「物を作る」という行為の面白さがわかるのではないかと。
儚いからといって作らなかったら何も始まらない。まさに「生きる」という行為そ
のものですね。「死ぬから」といって頑張らなかったら、何も始まりません。
1ヶ月後に届くであろう僕の小鉢に味噌か何かを入れて、そんなことを思いな
がら酒でも飲もうかと思っています。楽しみです。
(追記)ええ、これ、小鉢なんです。酒の肴を入れるための。
見てくれは悪いですが、結構気に入っています。