KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年12月1日

kimutatsu

英作文の授業&勉強について

Posted on: 2009年12月1日(火) 13:00

SUPER

今日から12月。12月は忘年会で酒が呑めるぞぉ!酒が呑める呑めるぞぉ!
酒が呑めるぞぉ!

1月は正月で酒が呑めるぞぉ!酒が呑める呑めるぞぉ!酒が呑めるぞぉ!

2月は節分で酒が呑めるぞぉ!酒が呑める呑めるぞぉ!酒が呑めるぞぉ!

\(^o^)/

というほども、家ではほとんど酒を飲まないものですから、お酒をいただいて
もなかなか減りません。なので最近は我が家に先生方をお招きして飲み会を
しようという企画を増やすようにしております。

5月にやったときには、東京や京都から何人かが集まってくださいました。

そして2人が酔い潰れました\(-o-)/

19時半に飲み始めたのですが、21時には潰れておられました。

高校生諸君、お酒は20歳になってから。そして楽しく飲みましょう。そして決し
て無理やり誰かに強要したり、誰かの顔に油性マジックで落書きしたりしては
なりませぬぞ。

(;一_一)

そんなわけで今日から12月です。忘年会がいくつかありますが、酒は飲んで
も飲まれるなを合言葉に、楽しく飲みましょう。

yumetan

さて・・・

先日の教師塾の際に英作文をお題として、12名の先生方が授業をなさった。
英作文の授業は難しいものです。

なぜなら我々はEnglish Nativeではないからです。細かいニュアンスまでは
わかりかねる。

それに英作文に限らず長文の問題を解く際にもそうですが、木を見て森を見
ずという状況に陥りがちになるのです。

この日本語は英語でどう言うのかを考えるのが英作文だと思われています。

実際は違います。

この日本語で書かれた「筆者の言いたいこと」を、英語で表現するとどうなる
かを考えるのが英作文なのです。

したがって細かい日本語の欠落なんてどうでもいいのです。

そんなことより「筆者の言いたいこと」を英語で表わそうとすることですね。

例えば先日の英語教師塾のお題を紹介します。3題あったのですけれども、
そのうちのひとつがこれです。

****************************

先日、駅前のデパートに行ったのだが、エレベーターの前で大きい
紙包みを両手に持って立っている山田君に会ったよ。

****************************

確かに「包み」や「両手に」が気になるでしょ? でもそんなのはどうでもいい。

大事な点は、この日本語をどうして英語に直さねばならなかったのかという点
を考えてみることです。

それを考えようとしない英語の授業は、あまりうまく進まないのではないかと。
どうしてこの筆者は「山田君」という日本人に会ったことを英語で表現せざるを
えなかったのでしょうね?

おそらく目の前にいる外国人に「山田君」という共通の知り合いに会ったことを
述べたかったのか、あるいは「あの山田君が買い物してた」という驚愕の事実
を伝えたかったのか、そのどちらかです。

前者と後者では英語が変わってきます。

僕は後者で取りました。なんと!あの山田君が、普段は家でだらだら過ごして
いる山田君がデパートに行き、しかも荷物を抱えてた!ということですね。

それが言えれば英作文は正解となります。だいたい「両手で」なんて表現は、
his both handsなのかboth his handsなのか、はたまたin his armsの
ほうがいいのかなんて考えなくても、「大きい紙包み」は両手でないと持てないよ。

だったらhe had a big paper parcelでいいのだ。

parcelを知らない?

だったらa big paper bagでも減点はされない。

そんなことはどうでもいいのだ。

それよりもI happened to see Mr. Yamada in a department store near
the station.  He had a big paper bag in front of the elevator. なんて
風に簡単な英語で、筆者の言おうとしていることが書けるかどうかなのです。

「駅前」を見て、そうか「~の前」はin front of だな、あれ?beforeは使える?
なんて悩まなくても、「駅前のデパート」は「駅の近くのデパート」と考えます。

シンプルにシンプルに。

関係代名詞を使うならば、非制限用法になるとか、付帯状況を使うなら使うで
with a big parcel in his armsになるとか、そういうことを考えるのは大事。

でもそれらを使わなくても書けます。

となれば、そういう表現以上に、解く前に与えられた日本語を何度も何度も何
度も読み直し、この日本語が話された状況をビジュアライズし、更にその日本
語を自分自身が言うのだとしたら、どのように表現するんだろうか?と考えて
日本語そのものをリライトすることです。

教員の側とすれば、結局その作業を英作文の授業で行わねば、今日の授業
が明日につながることはありません。

では生徒サイドはどうやったら英作文が得意になるでしょうね。それについて
続きを書いていきます。特に中学生から高2あたりまでの生徒は必読です。

 

(追記)英作文の苦手な生徒が英作文の問題集を使うと、わけわからなく
     なる可能性もあります。そういう話も書いていきます。

 
 


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