KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2012年3月4日

kimutatsu

一流の一流たる所以

Posted on: 2012年3月4日(日) 16:45

 

 

 

 

 

 

 
通訳の柴原先生のブログに高田高等学校に行かれたときの様子がアップされ
ていて、とても心を動かされました。

何より東北チャリティーセミナーの直後に、陸前高田で被災された先生と連絡
をお取りになり、大学生とともに現地に行って、授業をされたのが素晴らしい。

大学の先生にしては極めて珍しいタイプの先生だと思う。

お金が貰えるなら講演に行きますよというタイプならたくさん知ってる。だけども
そんなものは要らないから、必要とされてるなら行くよというタイプって、本当に
大学の先生では初めて会ったのではないでしょうか。

そして一流ってのはこうなんやなとも思いますね。

実は先日の東北チャリティーセミナーの直後に、もちろん柴原先生ご夫妻にお
礼状を出させていただいたのです。お世話になったらお礼状を書くのは当然だ。

自分は筆不精でと仰る方がいるが、そういうのは言い訳に過ぎません。

お礼を言わなくてもわかってもらえるでしょ?というのは、極めて不遜で傲慢な
態度だと僕は思っているので、必ずお礼状は欠かさないようにしています。

相手からいただいたら、必ず返事を書く。人間として当然のことです。

特に僕は英語の教員で、生徒たちにコミュニケーションのツールについて教え
ているのです。なのにその僕がコミュニケーションの基本をなおざりにしていた
のでは、英語教員という肩書きが泣きます。

 
 

 

 

 

 

 

 
今回、2月18日に仙台で、19日にいわきでセミナーを行いましてね。

帰ってきてすぐに田中、加藤、濵﨑、西山の4人の先生方にお礼状を書き、翌日
から仙台のセミナーに参加された先生方にお礼状を書き始めたのです。

それが20日。

21日になって「あ、そうや、柴原先生ご夫妻にお礼状を書いてへん!」と思いた
ちまして、慌てて書きました。

そして学校からの帰り、甲子園球場前のポストに入れ、帰宅すると・・・

柴原ご夫妻からのお礼状がすでに届いていました。

お二人の自筆のお礼状を見ながら、「一流の一流たる所以やな」と思いました
ねぇ。なかなかできることじゃない。セミナー翌日には投函されていたのです。

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
柴原先生はいつも講演で、声がなかなか出ない先生方に「それでいいんです
か!?」と仰います。「英語では声を出すことが何より大事です!」と。

あるいは前に詰めて座って下さいと言われてもなかなか前に座らない先生方に
対しても、「勉強しに来られたんじゃないんですか!?」と仰います。

そのたびに自分自身の甘さを指摘されているような気がして、心が痛むのです
けれども、そういう発言は柴原先生がコミュニケーションを大事にし、彼自身が
学ぼうとされているからこそなんですよねぇ。

昨年夏のアルクの合宿で、僕は文法の授業の方法について、朝6時から補習
をしたのです。前日は飲み会があり、遅くまで騒いでいました。
もちろん柴原先生も中座されることなく、最後まで飲み会に付き合っていらっし
ゃいました。彼は若い先生方と飲むのが大好きなのです。

そして若い先生方にも敬語を使って、きっちりとお話しになります。

さて、補習が朝6時からだったので、あまり先生方も来ないだろうなと思ってい
たのですが・・・

熱心な先生方に混じって、柴原先生は一番前に座って受講されていました。

人と人とのコミュニケーションを大事にされ、
謙虚で腰が低く、
それでいて学ぼうとする姿勢が顕著で、
だけどすでに英語の力が半端なく高い。

素晴らしいなぁと思うと同時に、僕ももっと頑張らないとあかんのやなぁと思いし
らされてばかりいます。そして刺激を頂いているのです。

柴原先生はいつも僕のことを褒めてくださるけれども、僕なんて英語力も伝える
力もまだまだなので、柴原先生のお褒めの言葉にいい気にならないように、フッ
トワークを軽くして、学び続けていかねばなりません。

柴原先生と知り合えた幸せを噛み締めながら、頑張っていこうと思います。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
一流は悪口を絶対言わないし、誰からも学ぼうとされます。
腰が低くて力のある人ってのは凄みがありますね。
かくありたい。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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