
昨日アルクの編集部の水島君から連絡があって「ユメジュクが…
今年2回目の増刷となりました。」ということでした。
へぇ、熟語集が売れてるってのは珍しいけど、いいことやなと返
信しました。
ユメジュクに関しては高2の二学期から2周だけしました。
生徒たちに「3周めどうする?」と聞いたら「もうほとんど覚え
たので、また単語にしてください」とのことだったので2周でや
めたんやけどね。
熟語は大事です。
気の利いた表現を使えるかどうかって英語を学習するうえでは大
事です。受験においては自由英作文の得点源となります。
熟語が使えないとチャチイ表現しかできなくなる。
ではユメジュクでうちの生徒たちが身につけた表現を自分も使え
るかどうかトライしてみてください。
1.いま放送中のテレビ番組は不愉快だ。
2.あの2つのラーメン屋は商売上互いに張り合っている。
3.見た目にはその家は新しかった。
4.今夜はこの雨の中をわざわざ出かける気分ではない。
5.その先生は1日1食で済ませている。
6.その子どもたちは大晦日だけは夜更かしを許されている。
7.僕の友人は間違えて女子更衣室のドアを開けてしまった。
8.その先生は質問に1つずつ答えた。
どうですか。すらすら言えましたか。言えなかった?
熟語をちゃんと覚えると、こういう身の回りの表現が言えるよう
になってきて、英語の勉強が楽しくなってきますよ。

熟語を勉強する際に気を付ける点が2つありますねん。これはもう
何度も生徒たちに言うてるんですけどね。
① こなれた英語を書いたり気の利いた身の回りの表現を使ったりする
ために英熟語をやってるので、穴埋め対応の勉強は糞の役にも立たん。
② 日本語を聞いて即座に英語に直せないのであれば、それは「知らない
熟語」に分類しないと、いつまで経っても英語を話せるようにならん。
なので、皆さんも上の8つの日本語を英語に直そうとする際にはだいた
い1文につき3秒から5秒以内に英語に直してくださいね。
日本語を読んで「えーっと」なんて言っている間に時間が経ちますね。
例えば①の場合はon the airという表現を使うんですけど、仮に意味を知っ
ていたとしても「自分には使えない表現」にカテゴライズしておく厳しさ
を持ちたいものです。
穴埋め対応の勉強というのは、つまりそういうことです。
①はThe TV program now on the air is disgusting.
なんです。これがですね
The TV program now ( ) the ( ) is disgusting.となっていたとしましょう。
これなら入れられる!としても、それって受験が終わるとあまり意味のな
い英語の勉強をしていたということになりませんか。
最初は穴埋めからでもいいけど、そこで終わる熟語学習は間違い。
「いま放送中のテレビ番組は不愉快だ」という気持ちが頭に浮かんだとき、
即座に英語に直せる力こそが大事なのではないでしょうか。
なので『ユメタン』と同じで、『ユメジュク』もクイックレスポンスでの
対応ができるようにCDを使って反復を重ねてほしいなと。
特に一般の人たち。社会人、主婦、やり直し組。
こういった人たちこそiPodなどを使って『ユメジュク』の日本語を聞いた
ら英語に即座に直せる力を養ってもらいたいなと思っています。
そうすればかなり英語を話す力がアップします。僕が生き証人です。
皆さん、僕らの頃と違って今はiPodなど、素晴らしいディバイスのお蔭で
何かやりながら英語の勉強ができるようになりました。
運転しながら、料理をしながら、テレビを見ながら、英語を楽しんで下さい。
英語ってそうやって勉強するのです。難しい顔をして理論ばかり勉強する
のはつまらん。何より使えるようにしないと世界平和には貢献できません。
理論を勉強するのは学者だけでいい。
英語が使えるようになりたいのであれば、単語を覚えるときも熟語を覚える
ときも文法の勉強をするときも、クイックレスポンスを楽しみましょう。
今日もブログにおいでいただき、感謝しています。
いつもありがとうございます。採点がんばります。