KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2007年11月16日

kimutatsu

大きい勝負で勝つためには

Posted on: 2007年11月16日(金) 15:31

 東大1

昨日、前生徒会長のN君が卒業文集に載せる教員の言葉を書く用紙を持ってきてくれました。もうすぐ卒業ですねぇ。卒業式はセンター試験と二次試験の間なので微妙なのですが、二次の結果が出る前よりはええわな。

僕が高校の時の卒業式って1月29日でね。自分の誕生日に卒業式があって嬉しかったのを今でも覚えています。しかしその卒業式に共通一次試験(現センター試験)のリサーチ資料を返されて、がっかりしたのも覚えております。なんでこんな日に返すかなぁと思っていました。

あれからすでに25年が過ぎましたが、本当にいろんなことがあった人生でした。今から思えば浪人なんかはなんてことなかったな。ヤクザ屋さんにお世話になるとは思わんかった。さすがにこれからはもうそろそろ真っ直ぐな人生でもいいかと思ってるんやけど(笑)

授業中に生徒たちを見ていると、眠気と闘ってる生徒が一番目につきます。

寝ている生徒は言語道断。夜起きて頑張ってるんやからしょうがないよという人もいるやろうけど、僕はそうは思わん。センター試験が64日後に迫ったこの状況で、緊張感なく寝てるようでは先が思いやられる。

一方、授業中に起きて頑張っている生徒は(それが当然の姿なので)目立たない。目立つのは「寝ちゃいかん」と思いながら必死に闘っている生徒なのです。途中で顔を洗いに行く生徒は僕はOKやと思う。いや、そうでないとアカン。

僕は高校の時は闘ってなかった。眠くなったら寝てたし、英語の時間以外は全然面白くなかった。母親が必死に働いて授業料を払っているという事実は頭になかったし、要するに何とかなると思って自分に甘えていたんやね。

結果的に何ともならんことが浪人してわかった。

自分で切り開かないと誰もナンも助けてくれへん。これが大金持ちで父親に倒産の可能性もなく、相続税がかなりかかっても余生まで大丈夫な人の場合は違うかもしれませんけど、普通の人の場合は自分が頑張らないとどうしようもない。

んー、なんでそんな当たり前のことに気がつかんかったのか。

授業で闘わずに寝ている生徒はやはり残念やけど入試においては厳しい戦いを強いられる。起きて頑張っている生徒と、寝たらアカンと思って闘ってる生徒たちが合格通知を争うことになる。

ここという時に逃げたくなる人はそのまま断念して寝ることになる。でも、逃げたらアカンのはわかってるけど、どうして今日はこんなに眠いんやという気分で闘わねばならんときはあって、文字通り、睡魔という悪魔と戦うことになるわけです。

そのドラマも含めて受験なのですが、やはりその悪魔に勝って、日常の生活の中で勝利体験を重ねてほしいなと思っています。勝つという経験を重ねるからこそ、大きい勝負にも勝つことができますからね。

力石との戦いでマットに沈んだ矢吹丈に「立つんだ!ジョー!」と叫んだのは丹下のおっさんですが(笑)僕は授業中に睡魔と闘っている生徒たちを見て「寝るなぁ!」と心の中で叫んでいるのです。

常に勝つのは難しいけど、それでも大きい勝負で勝つためには小さい勝負において勝つことです。そしてその小さい勝利を重ねて、そして自信をつけることが大事なのですね。

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(追記)明日は灘の80周年記念式典が行われます。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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