KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2007年11月5日

kimutatsu

成績を上げる妙薬があります

Posted on: 2007年11月5日(月) 12:12

 キムタツ

今ね、英語の勉強法についての本を執筆しているところなのですが、昨日の夜にはたと気がついたことがありましてね。それは英語に特化したことではなく、そもそも成績を挙げるための条件をクリアしないとアカンやないかということです。

中学校からの英語の勉強法を第1章に、高校1年を第2章にという感じで書き始めているのですが、そんなわけで序章を作ろうと決め、それをまずは読んでもらおうと思います。もちろん計画についても書きますし、意識レベルについても書きます(というか、いずれもすでに書き上げました)。

成績をあげるためにはどうすればいいですか?

この質問には20年間ずっと付き合ってきました。そしてその生徒に応じて答えを使い分けてきました。だってこんな複雑な質問に一言で答えられるわけないですからね。

ただもっとも根源的な答えがあります。

逆に考えましょう。一生懸命に努力しても成績を上げないようにする妙薬があります。その妙薬を使えば、絶対に成績は上がらないし、努力も頓挫することになります。

その妙薬の名前は劣等感。

どんな成績であれ、「よし!これからホンマに頑張るぞ!」とポジティブに考えて努力し、そのプロセスにおいて優秀な指導者(もちろん親も含む)から自信を植え付けられた人は伸びます。これは生徒に限らない。大人だってそうです。

褒めることの重要性は確かにありますが、それだけではダメです。ちょっとした成功体験をさせないとダメです。自分で意識して、大きい成功をする前段階で、小さい成功体験を重ねることが大事です。

なぜ大事か。

自信がつくからです。劣等感を持ったままだといくら努力してもダメです。

親が子供の成績を見て「お前の人生なんかもう終わりやな」なんて恐ろしいことを言ってしまうと、それがいくら奮起させるための言葉であっても本当に終わりになってしまいます。

成績を上げる妙薬は自信です。自信をつけるためには小さい成功を重ねること。そしてそれを自分で実感することです。周囲は褒めればいい。自分でも自分を褒めれれば伸びます。

小さい成功を重ねるためには難しいことに手を出してはいけません。簡単なことからでいいのです。急ぐ必要はない。「ここまではできた!」とか、量的に「こんなにやった!」が自信になります。

そのうえでの「勉強法」なのです。勉強法の前の段階で失敗している人があまりにも多すぎるような気がしたので、ブログでも書いておこうと思いました。

いくらやっても伸びない・・・なんて肩を落としている人、ますます伸びませんよ。できることからでいいから、「できた!」という経験を何度も重ねるように意識しましょう。それがあなたのスタート地点です。

受験生でも同じ。壁にぶつかって苦しんでいる人は簡単な問題に戻りましょう。できたら素直に喜べばいい。そのノリノリの気持ちがないと、努力しても無駄に終わる可能性が高いのです。

人間は生き物ですから、単なる「方法論」だけではダメです。根底にあるのはハートなのです。

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(追記)今日は午後から雨が降るみたいですね。また寒くなるのかな。

 


kimutatsu

先生方との会に関して

Posted on: 2007年11月5日(月) 9:14

 キムタツ1

この画像は青森の八甲田山で撮影した写真です。非常に気持ちよくてね。ものすごく広くて、今年の夏休みの旅行の忘れられない風景のひとつです。東北地方、また行ってみたいなぁ。わんこそばも面白かったしなぁ。

以前、B社Y君と飲んでるときに、全国津々浦々を旅行がてら講演してまわるというのも面白いよねという話になりましてね。ものごっつい旅費と時間がかかるので、なかなか大変かもしれませんが。僕には授業だけでなく野球もありますし。

以前、札幌の先生方の勉強会に招待されたことがあります。それが北海道に行った初めての機会で、「北海道に行きたい」といいながら行けないまま亡くなったオフクロの形見を持っていったものです。

たぶん先生方の前でお話をしたのはそれが最初かな?

その後、高知や仙台、福岡、名古屋などに参りまして、「どうすれば生徒たちの成績を上げられるか」という勉強会で講演をさせていただいてきたのですね。非常に有意義な会でした。

こちらのページに今までの主なものについては書いてあります。

トップページのKIMUTATSU NEWSにありますが、1月は大分の勉強会で講演をさせていただくことになっております。これは大分の高校だけでなく、大学の先生や教員を目指す大学生なども来られるということです。

で、「どうしたら生徒たちの成績を上げられるか」という会というと、いかにもテクニック的な話が中心になるのではないかと思われるかもしれません。でもそうではありません。もちろんテクニックの話もしますが、それが全てではない。

教育ってのは一元的ではないので、僕も考え方や方法論も、言うまでもなくONE OF THEMなのです。

それでもいろんな先生方が学校やホールなどのそういった会に呼んでくださって話を熱心に聞いておられる姿を見ると、やはりみんなどうすればいいのか悩んでおられるし、できる限りBESTに近いメソッドを模索しておられるわけです。

灘の生徒たちは優秀なんだから、自分たちで何とかして合格していくんだと思っている人も多いかもしれません。しかしそういう生徒たちは上位のほんの一部なのですよ。やはりあれだけの人数を東大や京大や医学部に合格させようとすれば、英語だけでなく、いろんな方向からいろんなアプローチをしないとダメです。

生徒たちは自分の目標に向かって非常に真摯な姿勢で取り組んでいますので、教員が手を抜くことは許されないし、教員サイドも自分のスキルを上げることに切磋琢磨するわけですね。思うに、灘はそのバランスがいいのです。

授業は楽しい。でも怖い側面もある。めっちゃ鋭い質問だって飛んできます。

受験レベルの質問だと簡単ですが、たとえば以前ハーバード大学に行った北川などは授業の途中でも(それこそアメリカ式に)手を挙げて「先生それは違うと思いますが」などと質問を投げかけてきたものです。

そういうのにも対応できるだけの力をつけておかないとダメで、そこではティーチャーズ・マニュアルなんて何の役にも立たないのです。そういう意味で非常にいい緊張感がありますね。逆に言えば、生徒たちは教員に緊張させるぐらいでないとダメなのですが。

ドラゴン桜的なスキルやテクニックの話をすることも多々あるわけですが、実はそれだけじゃ合格できないのです。生徒がひとりで頑張っているというケースは別として、やはり学校という箱の中で教員と生徒とがひとつの方向に向かって進んでいこうという時にはテクニックだけではダメです。

教員が生徒に押し付けてばかりだと、その生徒はその先生のレベルを超えることができません。その先生の学力が東大レベルをはるかに凌駕している場合はそれでもいいけど、そうでない限りにおいては、場合によっては生徒が教員を見限りたい気持ちになることもある。

また教室の中には「できる」生徒ばかりではない。残念ながら成績が思うように伸びない生徒だっています。こういう生徒たちの指導をどうするのかを真面目に考えないと、全体の雰囲気が悪くなりますし、そうなると「できる」生徒たちも不合格になって帰ってきたりする。

僕が、自分より年上の先生方の前でテクニックだけでなく、生徒たちへの声かけや成績の悪い生徒たちへのフォローの仕方などを話すのはおこがましいのかもしれませんが、それでもそれがそういった生徒たちへの還元の一助となればと思って、お話をさせていただいているのですね。

単に英語の勉強法という形で講演をするのは楽しいです。参加してくださった方々が個人レベルで英語を勉強しようとして来られるのですからね。ほとんどの方が極めて前向きな皆さんなのです。

でも先生方相手に「僕の教授法」という形で、自分がどうやって生徒たちを教えているのか、どうやってヤル気を育てているのか、成績不振の生徒たちにどういう声のかけ方をしているのかを話す場合は、先生方の向こうに生徒たちがいるわけですから、本当に責任重大です。

学校によってまったく雰囲気が異なるわけで、僕の指導がそのまま当てはまるかどうかわからないですしね。それに灘は私学やし、根本的に違う部分もあります。校則も何もない学校ですし。

しかしそれでもいろんなところから「話を聞きたい」と連絡を下さるのは嬉しく思います。何より楽しいのは終わってからの反省会なのですが、そこでは先生方の本音の部分を聞きながら、僕の経験に基づいた僕なりの本音をぶつけることにしております。

来月は芦屋の一般講演以外は予定がありませんが、1月に大分の先生方にお逢いできるのを楽しみにしております。大分、行ったことないし。(笑)行ったことない都道府県に行くのは特に楽しみ。

これからいろんな方々とお逢いすることになると思うのですが、そういった出逢いの中から自分自身もスキルアップできればいいなと思っています。よろしくお願いいたします。

今日も愛のクリックをよろしくお願いいたします。
  
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(追記)娘が風邪を引いて欠席しました。皆さんもお気をつけください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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