KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2007年12月16日

kimutatsu

世界を見て、自分を見る。

Posted on: 2007年12月16日(日) 13:59

tokyo1 

浅草が大好きな木村です。東京といえば浅草ですよね。なんかさ、僕のイメージっていろいろ一人歩きしていて人によって違うものですが、田舎モノの木村は例えば歌舞伎町とか六本木を歩くのは好きは好きなんやけど、気後れするのです・・・

なんて言うと「絶対ウソ!」っていうB社Y君の声が聞こえる・・・

ほんまやって!\( `ロ´)/

確かにネオン街は好きやけど、それより浅草みたいなところでぼけーっとしてると本当にいいよなぁ。東大でも三四郎池などでホワ~っとしてるのが好きなんよね。

今年はタヒチ旅行に当選して、3月に行ってきたけどさ。面白いなと思うのは日本人客ってオプショナルツアーに参加して、ものすごい忙しくしてはるねんね。

朝早くからダイビングツアーに参加し、それが終わると買い物ツアー、最後はクルージング・・・そういう感じのツアー(それぞれがexpensive)がたくさんあって、参加するのはほとんどが日本人。

それに対して外国人客(まぁ現地では日本人も外国人やけど)ってのはビーチのパラソルの下で1日じゅう寝そべって海を見たり読書を楽しんだりしてる。時間をモッタイナク使ってる。

パラソルの下で同じようにモッタイナク時間を使ってる日本人は僕と家内ぐらいで、ホテルには他にも日本人客もいるんやけど、みんな買い物かオプショナルツアーに参加してはる。

まぁ悪いとは言わんけど、せっかくタヒチに来てるのに、時間を「有意義に」使うことに忙しくしていて、結局「何かをしなければもったいない」という強迫観念にとらわれるのは上手な旅行の仕方じゃないよね。

ロンドンに行くと美術館や博物館への入場料が無料なので、大英博物館やテートギャラリーや自然史博物館なんかを散歩がてらウロウロするのもいいし、それ自体、タウンウオッチングの一部になってる。

まさか大英博物館などをオプショナルツアーのひとつとしてまわるのは馬鹿らしいので、言うなれば散歩の一部なのです。で、歩きつかれたらパブに入り、店先の歩道に置かれたテーブルに座りビールを飲みながら行き交う人々をぼけっと見る。

街を見るってのは、実はその国や都市の文化を目だけじゃなくって身体全体で感じようとする行為で、だからタウンウオッチングが好きな人が何もしないで街中に座り込んでぼけっとしてることにも意味があるのです。

北京は北京の、ソウルはソウルの、ワイキキはワイキキのそれぞれ文化があって、それはオプショナルツアーで忙しくまわることだけではわからないことがたくさんあるのですな。

高校生も世界中のあちこちを見てまわってほしいなとは思う。そりゃたまにはオプショナルツアーに参加するのもアリなんやけど、市バスに乗ってみようとかタクシーに乗ってみようとか、あるいは今日は何も乗り物に乗らないで一日中歩き回ってみようとか、そうやって街全体を五感全てを使って感じ取る経験をしてほしいなと思ってる。

以前ある有名な作家が「海外にいって街を見るというのは、実は結果的に日本を見るということなのだ」と仰ったことがあってね。僕は膝を叩いたものです。

国旗や国歌に対して普段は何も思わない人であっても、海外に行ってたまたまそういうものに触れたときにやはり感じるものがあると言います。僕もそうでした。

ニューヨークやシドニーといった世界の代表的な都市に行ってみたいし、ヨーロッパの歴史ある都市にもいってみたい。そして海外から日本という国、あるいは日本人という民族を見て、「いったい自分って何なんや」という問いに対する答えを見つけてから死にたいなと思ってるのです。

今はカネも暇もないので行けないけど、そこのところはブレないように気をつけながら生きていきます。家のローンのせいで世界じゅうを歩けないなんてことにならないように気をつけながら。

若い人たちはバイトで稼いだカネを守ろうとするなよ。
若いうちに世界を見ておいたほうがええぞ・・・と思われる方は

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(追記)英語教師塾、そろそろ満席になります。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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