一昨日、安河内哲也先生と電話で喋っていたのですが、本当にタフですねぇ。
私もかなり元気玉ですが、哲ちゃんもかなり元気やなぁ。
あの人は飲んでいても前向きやし、悪口を言わないし、「悪口を言われてる方が
いいですよ」なんて笑ってるし、なかなかナイスガイだ。
で、安河内さんが『子どもを英語嫌いにしない11の法則』という本を上梓され
ましたのでご紹介します。
『ユメ勉』にも書きましたが、「授業を大事にしよう」とか「英語力を伸ばすのには
10年かかる」といったような当たり前のことが書かれています。
当たり前のことなんだけど、これが大事なのです。
僕はどっちかというとプログレスという教科書は使いにくいなと思ってるのですが
哲ちゃんはプログレスがいいと言っていて、そこだけかな、多少ズレがあるのは。
もちろん人によって意見が違うのは言うまでもないし、それぞれの意見を読んで
では自分ならどう考えるかという部分が、読書という知的作業には大事なのだ。
英語学習で大事なのは「4技能をまとめて学習する」ということです。これがもっ
とも大事なことです。だから「そろそろ英作文をやろうか」なんてのはおかしい。
偏った勉強方法なのです。
安河内さんも同じことを書いておられます。まさに『ユメ勉』と全く同じなのです。
「僕は英文解釈の専門家なんだよね」とか「英作文専門なんだよね」なんてこと
を普通のプロは言いません。仮に言う人がいたら、それは英作文の指導に関し
て関心が一番あるというようなニュアンスなのです。
この本は保護者や指導者向けに書かれた本ではありますが、教員志望の大学
生もぜひ読んでいただいて(できれば『ユメ勉』も 笑)教員になった時の指導に
生かしてもらえればいいなと思っています。
ちなみに・・・
私、今はある外国の方がお書きになったものを翻訳してるのですが・・・
英語は理解できるんです。100%わかります。それを日本語にするのって本当
に難しいですね。構造が違う言語を母国語に直すのはマジで難しい!
英語力以上に母語の力が必要とされます。英語ばっかり勉強してたらあかんな
と痛感させられました。英英辞典と英和辞典と国語辞典を駆使しております。