KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年6月19日

kimutatsu

応援をするということ

Posted on: 2010年6月19日(土) 9:52

 

 

 

 

 

 

  
今日は関学と練習試合です。総体前の最後の練習試合なので気合が入ります。
背番号がもらえた選手もそうでない選手も全力で試合をしてほしいと思います。

背番号がもらえないと辛いものですが、だからと言ってスネてしまうのはアスリー
トではありませんよね。もらえなかったのであれば全力でサポートすべきです。

以前、東京に住んでおられる高山さんからこういうメールを頂きました。

*************************

いつもブログからお力をいただいております。ありがとうございます。
今日の野球部のお話に感銘を受けました。
私は陸上部だったのですが、一年の時大学を卒業したばかりの新任の先生が
顧問としてやってきて、私が卒業するころは大所帯の部活にしてしまいました。

熱血の先生で私はその部に入ってとても運が良かったと今でも思っているので
すが、その顧問と木村先生が重なりまして、今日3年生だけで30人と読んで灘
に入るだけでも凄いのに野球部に入った子たちの運勢は強いと思いながら読ん
でいました。

(中略)

ベンチ入りできなかった話から思いだしたことがありまして僭越ながら書かせて
ください。

20年前にニューヨークマラソンに参加したのですがその時配られたパンフレット
に書いてあった事です。ニューヨークシティーマラソンには参加者の定員は2万5
千人。(スタート直後のスタッテン橋の許容範囲)

そのうち1万5千人が国内の参加者で1万人が外国からの参加者。

一番ニューヨークマラソンを走りたいと思っている人はニューヨーク市民らしく応募
数が多いので抽選があるそうです。(東京マラソンもそうですね)

走りたいのに抽選漏れてしまうニューヨーク市民があまりにも多いので、「一人で
も多くの完走者を作るために応援をすること」をニューヨーク市民の使命にしたそう
です。そしてその時点で世界で最も完走者のでるマラソン大会はニューヨークだっ
たそうです。

私はこのパンフレットを帰りの飛行機の中で読んだのですがものすごく納得できた
のです。とにかく応援がすごかったのです。

1マイルごとに公式にミュージシャンが音楽を演奏してくれてランナーが立ち止ま
って踊り出してしまうほどでそれ以外に非公式のミュージシャンも演奏をしてくれ
ていて走っている間音楽が絶えないのです。

下を向いていれば「顔を上げろ!きれいな脚だ!きれいな髪だ!結婚してくれ!」

…なんでもありという感じで応援してくれるのです。「あと12キロ、あと12キロ」と
一人ごとを言いながら走っていたら、私の前に黒人の青年が現れて後ろ走りをし
ながら私に向かって「独り言なんて言ってないで、言いたいことがあったら俺がき
いてやるから俺に言え!」(英語で書けなくてすみません)なんて言ってきました。

ゴールはセントラルパークで公園内に入ると和太鼓の音が聞こえてきました。
ゴールすると1輪の赤いバラが手渡されました。

荷物を受け取りホテルに向かって歩いているとすれ違う人が「やったな!おめでと
う!」と声をかけてくれるのです。それは、翌日も翌翌日も続きました。なぜならば
筋肉痛で脚を引きづっていたのでランナーだと一目でわかったようです。

今でもよく完走できたなと思うのですが、あの応援のマジックにかかったのだなと
思います。

ベンチに入れなかった3年生にエールを送りたいです。キムタツ先生、選手にマジ
ックをかけてください。

*************************

高山さん、ありがとうございました。本当に感謝しております。応援ってのはこうで
ないとあきませんね。僕もマジックをかけるべく頑張りますが、何よりも控えにまわ
った選手たちが、背番号をつけた選手たちにマジックをかけてくれることを願って
おります。彼ら選手たちこそが主役なのです。

背番号をもらった選手たちも。

背番号をもらえなかった選手たちも。

7月4日の総体に向けて、全員でやるべきことをやっていこうと思っています。

  

(追記)受験生の応援をする保護者の皆さんにも今日の記事が役に立つことを
     祈っております。

(追記)試合が終われば、夜の新幹線で東京に向かいます。明日はセミナー。
     110名の先生方が待ってくださっています。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

ACCESS COUNTER

Total 37886602 Hits!

▲PAGE TOP