KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年7月12日

kimutatsu

赤本の使用に関して

Posted on: 2010年7月12日(月) 12:27

  

 

 

 

 

 

選挙ってのは面白いですね。日本って大不況だって聞いてるのに、消費税
10%を明言した自民党が勝って、様子を見ようと言った民主党が負ける。

ねじれ国会なので、また法案が通りにくくなる。またまた景気回復が遅れた。

最低賃金を引き上げて、「使われる人」を大事にしようとしてる民主党が敗れ
て、企業(人を使う側)を大事にしてる自民党が勝つ・・・

この国はなんだか不思議だ。

とにかく議員になった人は頑張ってもらいたいし、官僚の方々も同様ですな。

ちなみに・・・天下り禁止!を声高に叫ぶ人がいるけど、そうかなぁ。

官僚を減らせとか公務員の給料を減らせとか言ってる人もいるみたいですが
それはあきません。そんなことしたら優秀な人が官僚や公務員になりたがら
なくなります。天下りを禁止するなら、今のシステムを変えてやらないと。

「渡り」は禁止でいいと思うけど、今のシステム下では天下り1回はしょうが
ないんじゃないでしょうか。

国のために働いてきてくれた人たちが、40歳代ぐらいで無職になってしまう。
やっぱり今のシステムのままなんだったら、次の働き口を斡旋してやらないと。

次官になった人が同期で出たら残りの人は辞めるという、超縦社会の官僚の
システムこそ時代遅れで、優秀な他の人材がいなくなることになります。

天下り禁止以前にそのシステムこそ禁止にしてほしいなと思っています。
  

 

 

 

 

 

 

   
今日と明日は採点日なので家にいて頑張っております。まずは原稿を書き、
その合間に採点を・・・いや、逆かなぁ。自分でもよくわからん。

2日間で採点を全部仕上げて、水曜日からは原稿に集中します。

夏休みは相変わらず野球の指導ですが、今年はちょっと体を休めようかな。
いつも夏はひたすら練習練習ですが、もうちょっと効果的にできんかな。

ちなみにそういえばある高校生からメールが来ていました。

*************************

キムタツ先生、こんにちは。暑くなってきましたね。いつもブログを見て
勉強しています。ところで今日は質問があるのですが、7月に入って
まわりで赤本を使って勉強している友達が多いのです。僕も志望大の
赤本を持っているのですが、いつから始めたらいいものでしょうか。
前にも書いておられたのは知っているのですが、再度お願いします。

*************************

キムタツモバイルがこのブログのコメント欄になっているのですが、こうして
メールをくれる人もいます。メールの返事はブログでさせて頂きます。

ところで赤本ですけどね、いつからやってもいいよ。

問題は解けるかどうかです。過去問をやるってことは要するに、その大学の
入試が解けるか解けないかぐらいのレベルには来てるってことやんね?

だったら過去問をやってもいいし、『国立大学英語R』をはじめとする入試が
いっぱい掲載された長文などをやっていってもいいわけです。

だけど解いてみて「単語がわからん」とか「熟語がわからん」というレベルな
のであれば、いま赤本をやっても意味がないよ。

「解けるかどうかやってみよう」が赤本の基本姿勢だと思う。

解けるはずがないほど単語力がなく、文法力もなく、基本的な読解力もない
というレベルなのであれば、それが身につくまでは基礎練習を繰り返そう。

試合に出たいならキャッチボールやバントができないと無理。サードからファ
ーストまで届かないような選手が試合に出れるかね。

キミがもし単語と文法、あるいは日本語でも長い文章が読める読解力を持っ
ているのであれば、過去問にトライすればよろしい。

いくら読んでも知らない単語だらけな状態なんだったら多読しても、それはあま
り意味がない。2年後に受験するのであればそれでもいいけど。

多読は大事。

でも多読するには単語力が要る。

もちろん単語力を付けるために多読をするのは良し。

でもそれでは力が付く速度が遅くなるよ。1日に3~5長文は読もう。

で、『ユメタン』①のセンターレベルの単語も不安定なんだったら、多読から
のアプローチではなく、単語集に頼ったほうがいいと思うな。

『ユメタン』①レベルを完璧にして、そのうえで多読をしていきましょう。そして
その際に他の問題集と一緒に赤本をやっていけばよろしいのではないか。

周囲が赤本を使っていても関係ない。赤本信者になってはいけない。

赤本は12月からでもいい。1月からでもいい。センター後でも全くいいよ。
大事なのは過去問にトライするだけの力を蓄えるってことなんよね。

 

 

 

 


kimutatsu

選手たち、ほんまありがとうな!

Posted on: 2010年7月12日(月) 9:15

 

 

 

 

 

  
2回戦は残念ながら負けてしまいました。でも負けて悔いなし。昨年もそうでした
けれども、礼儀も含めて鍛えられたチームに負けてよかったと思う。

雨と風が強い中で、試合日程をこなさねばならず、やむなく中止にはできなくて
行われたゲームでしたが、その中で強豪相手に1-5の試合ができました。

試合後にいろんなチームの監督さんから「灘は初心者ばかりなのに、本当に夏
には強くなりますね」と言われました。

土壇場の強さというものが働くのか?これが受験の強さにもつながるのか?

それは正直わかりませんが、少なくとも1年間の照準を夏に合わせているのは
確かでして、昨日も負けはしましたが対等に戦えました。

神戸で一番と言われているチームが相手でもコールドになったりはしません。

終わってから泣いている選手もいましたが、胸を張って帰ればいいよと言いました。
僕は雨がザーザー降る中、審判をしなければならないので試合会場に残りました。

審判をしながらいろんなシーンを思い出しては涙をこらえていました。

もうこれで彼らと一緒に野球をすることはありません。

毎年思うんです。去年もそうでした。もう少しこいつらと野球がしたいなと。だって初心
者が多い灘中野球部は、夏ぐらいにやっと野球が強くなってくるんです。

やっといろんなことができるようになってくる。

そこで引退なんです。

本当は他のチームがやっているようなプレーもやらせたいなと思いつつ、まぁだけど
言ってみてもしょうがないので、次のチームに思いを馳せて頑張ることにしています。

 

 

 

 

 

  

ホントは去年のチームと一緒に監督を退こうかなと思ったこともありました。

目が見えないんです。一日中炎天下にいると、視力がガタ落ちになるんですよね。
さすがに寄る年波には勝てず、サングラスぐらいではどうしようもなくキツイんですよ。

ノックを打ったりバッティング投手をしたりするのはナンテコトないんですけどね。

だけど昨日の敗戦後、やっぱりこいつらと野球やっていて良かったなと思える自分が
嬉しかったし、夜になってたくさんの選手たちからのメールをもらって涙を流せる自分
が嬉しかった。やっぱ、俺は監督やってて良かったなと。

この選手たちとは高3までの付き合いです。だって僕は担任でもあるので。

「このチームは最高でした」
「いっぱい怒られたけど、感謝しています」
「監督と出会えてホントによかった」
「一回戦のサヨナラ勝ちは一生忘れない」

こういう選手たちのメールを見て、またこれからも頑張ろうと思いました。英語だけで
はなく、野球の指導も引き続いて頑張ろうと決心しました。

そして・・・

大学に行って指導されてはどうでしょうかとか仰る方もおられるんですが、そして実
際そういうお誘いもないわけではないのですが、僕は現場にいます。

学校現場にいて、生徒たちと、そして他の先生方と一緒に汗にまみれて生きたい。
いつまでも現役選手でいたいと思っています。引退して現役選手にあぁせいこぅせい
と指導するコーチや評論家にはなりたくないのです。「あぶさん」でいたい。

66回生の選手たち、ありがとう。これからもよろしく頼むで。もう野球はでけへんけど
一緒に英語を頑張ろうぜ。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

ACCESS COUNTER

Total 37888827 Hits!

▲PAGE TOP