虫採りが好きな木村です。子どもの頃から身体が弱かったわりに釣りとか虫
採りが好きで、勉強もせんと走り回ってたんやけど、さすがに大人になってか
らは虫採りなどほとんどしたことがなく、カブトムシをデパートで買うテイタラク。
こうしている間にも蝉時雨というより蝉土砂降りという感じで、蝉が鳴いてる。
ふむ、なかなかよろし。
兵庫県の教員に配布される『はくぼく』という冊子に「生徒たちの英語基礎
力をどう涵養するか」というエッセイを書いた、とこちらで書きました。
すると熱心な先生方数百名からメールが来て、読ませてほしいと。
自分としては『ユメタン』や文法の教科書をどう使えば、単語力や文法力が
身につくかということに関して、A4に10枚ほど書いたのです。
僕のアドレスを知らない熊本の先生からはお電話を頂戴しました。
こうして多くの先生方と触れ合えるのは嬉しいものです。僕は芸能人でもな
んでもない普通の教員です。
教員の世界って狭いもので、「こんな簡単なことが誰にも聞けない」ということ
がたくさんあります。授業の方法ひとつ取っても悩みばかり多い。
だからこそ横のつながりを大事にしていきたいと思っています。
先般はベネッセのVIEW21の担当の方からご連絡をいただきました。
VIEW21にご紹介するある先生のインタビューの中に、木村先生のお名前が
出てくるが、お名前を使わせていただいていいですか?とのこと。
どういう内容でしょうか?とお伺いすると・・・
英語教師塾に参加したときに、木村先生から「先生の授業、生徒たちが結構
寝るでしょ?」と指摘されてからいろんな気づきがあり、自分の勉強が始まっ
たと、その先生がおっしゃっている点を紹介したいのです。
・・・とのことだったので、もちろんOKしました。
英語教師塾では、大変失礼ながら、自分が思ったことを言わせていただいて
います。その先生の授業、上手かったのですが、リズムが悪かったのです。
英語の説明で間違える人はほとんどいません。だってプロですから。
だけど「伝える力」が弱い先生は非常に多いのではないかと。「えーっと」や
「えー」「あー」が多かったり、まばたきが多すぎたりします。
生徒を見るときの目の角度や歩くときの動き方が悪い先生もおられます。
いろんなポイントを指摘させていただき、今後のご指導に活かせていただけ
ればいいなと思います。多くの先生方がリピーターになられます。
それは参加が無料だからという理由ではないと思うんです。もっと伸びたい
という純粋な気持ちゆえではないかと。
自分はすごいと思ってる教員は伸びません。人の批判ばかりしていてはダメ
です。生徒の批判ばかりしていてもダメです。ダメな生徒を作ってしまったのは
ダメな親とダメな教員だ、ぐらいに思っておいたほうがいい。
自分がダメだから伸びないんだという謙虚な気持ちを大事にすべきですね。
僕、24歳の時から、自分より年上で経験も豊富な保護者の方々から「先生」
と呼ばれています。エラクもないのに「先生」と呼ばれてる。
「先生」と呼ばれてるうちに、尊大な態度を取ってしまったり、他人を批判する
ことばかり上手くなってきたりします。僕も以前はそうでした。
でもそれではダメですよね。いくら英語ができたとしても、それじゃダメです。
『はくぼく』でエッセイを書かせていただいたお陰で、謙虚で前向きな先生方
と触れ合うことができて、またいい気分になりました。
機会を与えてくださった兵庫県の藤原先生には感謝申し上げます。
8月17日と18日に英語教師塾が東京で、19日にセミナーが同じく東京で
開催されますが、前向きな先生方にお会いするのを楽しみにしています。
(追記)毎日グラウンドで野球を楽しんでおります。心地良く暑いです。
生徒たち、まだ下手ですが、だいぶ声が出るようになってきた。
夏の大会で3回は勝てるチームを作りたいなぁ。