(新庄の懇親会で定期考査の問題について語る木村です)
さっきのブログに書いたとおり、生徒からのメールがかなりたくさん届く
ようになりました。旅先からも何通か返事をしていました。
というのも英作文の指導が始まったからです。
英作文の指導は黒板がいっぱいになります。かなり板書をします。
僕が解説するのは「どうやればこの日本語をスムーズな英語に直せる
のか」ということです。
こういうふうに和文和訳(日本語の言い換え)すればいいんじゃないか。
こういう単語や熟語を使ったらどうか。
でもその単語や熟語を知らない場合、どのように日本語を転換するか。
などです。そういう解説をします。
以前は生徒たちに訳例を板書させて、それを添削する授業方法を採っ
ていたんですけどね。でもそれやと不十分だと気付きました。
1つの問題に対して、複数の生徒の訳例を添削するのであれば問題
ありません。
いろんな書き方がありますから、その多くを紹介できれば自分の解答
と見比べて、判断することは可能だと思います。
でも1つの問題に対して1人を指名して書かせるのでは訳例不足です。
最低でも5~6の訳例(特に間違った訳例)がほしい。
そこで考えました。
生徒たちに英作文の課題を出しておいて、その解答例をメールさせる!
というやり方です。
これなら事前に届いた解答例をプリントにすることができます。授業で
そのプリントを配布して、多くの生徒たちの訳例を全員で読むことがで
きます。他のクラスの生徒の訳例を見ることもできます。
なので九州大学の英作文を先日は授業で配布し、解答を作ったら英
作文専用のアドレスにメールしなさいと指示しました。
全員がメールしてくるわけではありません。
ヤル気のある生徒たちだけで構いません。こういうのは強制するもの
ではありません。
それでもかなり多くの生徒たちからメールが届いています。
ある生徒は課題を出された瞬間に、つまり授業中に携帯で訳例を作っ
て送ってきていました。もちろんそれでも構いません。
英作文に必要なのは、基本的単語力と基本的文法力、そして日本語
の力です。それらがなければ大学入試レベルの英作文は対応できず、
いくら英作文の問題集を買ってきてもダメなものはダメです。
ここまで『ユメタン』①の単語は徹底しました。
ここまで文法の問題集は何冊も使って勉強してもらいました。
何冊もの本を紹介して、読んでくれよと言い続けてきました。
実はもう指導することなんてないんです。
でも英作文の考え方、翻訳の考え方を伝えたいので三学期は英作文
の授業をします。リスニングと英作文を鍛えます。
先日の授業後は今までにないほどの多くの生徒たちに囲まれました。
この表現ではダメですか!?
この単語は使えますか!?
このように日本語を転換させたらどうでしょうか!?
こうして彼らは英作文および英語を話す力をどんどん付けていってくれ
ます。そして大学に入るための力をあと2ヶ月で完成させます。
高3になったら理科と社会が中心になり、英語と数学は一歩引きます。
だから三学期の終わりまでに、入学したときの約束どおり、東大レベル
であれば対応できるだけの英語力を付けてあげようと思っています。
約束はどうやら果たせそうです。
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
英作文指導の詳細についてはまたセミナーで説明します。