東大寺学園の山原先生との対談の続きです。これが最終回となりま
すが、よければお読み下さい。
今回のテーマは「生徒の自主自立、英語を学ぶ意欲を育てるために」
というものです。
英語に関わらず、どの教科にしても本人が勉強するのです。
この極めて当たり前のことに気付かない人がたくさんいます。
「あの先生なら上がる。あの先生では上がらない。」という言葉が闊歩
していますが、我々にできることはサポートなのです。
よい授業をすることは必要不可欠です。
だけど生徒たちが復習しないと伸びません。生徒たちにはいつも言い
続けてきました。
俺はお前たちの英語力を上げるために考えるし、授業を頑張る。
でもお前たちの復習がないと伸びないから頼むよ、と。
伸びるか伸びないかは予習ではなく、授業プラス復習なのです。
なので教員にできることと言えば、どうすれば復習したくなるのか、あ
るいは復習せざるを得なくなるのかを考えることです。
それと相当な量をこなさないと伸びません。
それも「やらされている」と感じていては伸びません。常に主体的なも
のなのです。自分でやるから伸びるのです。
そこを工夫するのが教員の仕事だと確信しています。
言うなれば我々はコーチなのです。
練習し、試合に出るのは選手です。
(チームキムタツの勉強会。熱心な先生方です)
コーチが悪いと伸びません。だけどいくらコーチが良くても選手が言う
ことを聞かず、手を抜いていては伸びません。
僕の生徒たちは90%以上の生徒たちが英語が伸びています。
僕は彼らを誇りに思っています。努力する人は大好きです。だから僕
は彼らが大好きです。
でも数%の生徒たちが伸びていません。
僕のコーチングが悪いのかもしれませんが、分析するとやはり残念だ
けど復習ができていません。復習する機会を相当与えているのですけ
れども、そこに乗っかってきません。
長い目で彼らを見るしかないなと思っています。
非常に多くの生徒たちがメールで提出している英作文課題を提出しな
い生徒もいます。
提出しない生徒にも理由はあります。
① 木村に添削してもらわなくても授業だけで理解できる。
② サボりたい。
①の生徒たちもいると思うのです。超上位層はたいがい提出していま
すけれども、理科や社会を中心に頑張ってる生徒たちにとっては今は
英語より物理をやりたい!と考えても構いません。
問題は②の生徒たちです。
今は補習よりもむしろ面談を毎日のように行っています。
英語だけではなく数学も何も勉強しないという生徒たちは、ではどうし
てそうなってしまってるのかを分析してやることって大事ですよね。
我々はコーチなので、単に補習をするだけではなく、成績が伸びない
原因を分析し、今後の指針を与えてやることが何より大事です。
今は補習の段階ではありません。
ヤル気って自分で出すものであって、コーチには技術の伸長を助けて
もらうものですが、相手は子どもですし、そこは刺激してやりながら彼
らの人生を一緒に創ってやれればいいなと思っています。
前置きが長くなりましたが、東大寺の山原君との対談をよければお読
み下さい。こちらからどうぞ。
今日もブログにおこしくださいましてありがとうございました。
明日は中学入試、そしてセンター試験です。
受験生の皆さん、最後の最後までしっかり勉強しましょう!