KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2013年6月12日

kimutatsu

リネハン氏をお招きして

Posted on: 2013年6月12日(水) 22:41

nada133

今日は高3の英語の授業をカットし、代わりにアメリカ総領事のパトリック・
リネハンさんにおいで頂きまして講演をしていただきました。

何人かの生徒たちからメールを頂きましたが「素晴らしい講演でした!」と
感謝の言葉に溢れていました。

先日、アメリカ領事館に打ち合わせに行きました。

その際の90分の打ち合わせも、そして今日の講演と質疑応答も、ALL
ENGLISHで行われました。当然といえば当然なのですが。

ここまで受験ライクなリスニングの授業をしてきたのですが、それだけでは
面白くないなと思って、外交官であるリネハンさんをお招きして英語で話を
していただけたのは、生徒たちにはとてもよい経験となりました。

リネハンさんはゲイであることをカミングアウトされています。

講演の最初に「今日のキーワードはDIFFERENTです」と仰いました。

全員が他の全員と違うことに誇りを持とうじゃないかと話しかけられました。
背が高いことも低いことも、英語が得意なこともそうでないことも、ゲイであ
ることもそうでないことも、みんな他の誰かと違うんだという話でした。

そしてそういうDIFFERENCEを認め合わないからいじめ等の問題が起こる
のですと仰いました。違いを認めてリスペクトし合おうと仰いました。

生徒たちはメモを取りながら一生懸命に彼の英語に耳を傾けていました。

メモの取り方なんて教えてません。

でもリスニングをしながら、彼らは一所懸命にメモを取っていました。

45分の講演の後、15分の休憩をはさんで質疑応答が行われました。

 
nada134

質疑応答は60分にわたって行われました。最後まで質問が途切れること
はありませんでした。生徒たちは次々と手を挙げて英語で質問しました。

終了後も控え室にまで生徒たちが来て、時間までずっと話をしていました。

僕が彼にWhat do you think about my students’ English?と聞く
と即座にGREAT!!!とおっしゃって、とても嬉しかったです。

秘書の方は「日本の学校教育だけでこんなにも英語が話せる生徒たちが
いるということに驚いています」と、僕と生徒たちを褒めてくださいました。

 
nada136

僕はなんかとても嬉しくて、学校から家までの12キロを歩いて帰りました。
歩きながらいろいろ考えました。この6年間の取り組みについて。

あそこはもうちょっとこうしてやればよかったなとか、いろいろ思うことがない
わけではないのですが、今日のように英語をスラスラ喋っている生徒たちを
見て、あとは大学で専門の語彙を増やせば大丈夫かなという気がしていま
す。そして彼らであれば、きっと頑張ってくれるかなと思っています。

今日は本当に良い機会になりました。

セクシャル・マイノリティーや「違い」や差別について考える機会になりました。

人と違うということに誇りを持つということに気付く機会にもなりました。

そして生きた英語を使う良い機会になりました。

このような良い機会を与えてくれたリネハンさんに心から感謝するとともに
また明日から生徒たちに生きた英語力を身につけてやろうという気持ちが
強くなりました。

これからも英語力を鍛えて、今度は彼らが海外の人たちに話す機会が訪
れても大丈夫なようにしてやろうと思っています。

 

今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
夜になってもまだ興奮しています。
しかしアメリカ総領事・・・よぉ考えたらそんなVIPがよぉ来てくれはったもんや!
お呼びしてほんまによかった!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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