佐藤君が出したこの『3セットワークアウト!』を採用しました。夏休みの
課題として適切だと思って、長文の問題集を2冊夏休み前に渡すのです
けれども、そのうちの1冊に決めて、今日申し込みました。220冊。
3セットと書いてあるからには、牛みたいに長文を租借するのです。
アルクの問題集に2周するやつがありますが、これは3周なのです。
1周目は自分で頑張って問題を解きます。
2周目はそれぞれの長文に出てきた単語や熟語を覚えます。
3周目は復習できているかどうかを別の設問を解きながらチェックします。
3周目と1周目は同じ文章ですが設問が全く異なるのです。
要するに3周目は定期考査などと同じ、言うなれば確認テストになってる。
これは僕が日頃生徒たちに言っている「読解の復習法」と完全にマッチし
ます。復習している時間に英語が伸びるというコンセプトが素晴らしい。
よく予習が重要だ!といろんな本に書かれてあります。
でも違います。
確かに予習も大事なときもあります。
でも予習は「勉強のための準備」なのです。勉強そのものではない。
勉強のための準備をしているだけなのに、それを勉強だと勘違いする高校
生がたくさんいて、だから高3にもなって単語力がなかったりします。
せっかくたくさんの長文を読んでも復習の仕方を知らないから伸びないとい
う生徒もたくさんいます。解いていても復習しないと伸びないのに。
いつ届くのかわからないのですが、届いたら手取り足取り生徒たちに使い
方を説明してやろうと思っています。
配布して「やっとけよ」だけでは伸びません。
「確認テストするぞ」だけでもダメです。
① どう使うのか。
② それは何故か。
③ どういう力がつくのか。
④ どうして採用したのか。
そういったことを説明した上で生徒たちに配布します。
1冊の本を徹底することは大事ですが、教員は採用したことのアカウンタビリ
ティーがあるので、生徒たちに上に書いた4つを説明することにしています。
届くのが楽しみです。佐藤君、良い本を書いてくれてありがとう。
今日もブログにおいで頂きましてありがとうございました。
この本は学校一括採用の本なので書店さんにはありません。
僕もこの手の本を書こうと思ってたんやけど、佐藤君にしてやられました。
わはは、だから本を書く(企画する)ってのは面白いですねぇ。