KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年6月

kimutatsu

安河内先生が本をお出しになりました

Posted on: 2010年6月14日(月) 12:26

 

 

 

 

 

 

  
一昨日、安河内哲也先生と電話で喋っていたのですが、本当にタフですねぇ。
私もかなり元気玉ですが、哲ちゃんもかなり元気やなぁ。

あの人は飲んでいても前向きやし、悪口を言わないし、「悪口を言われてる方が
いいですよ」なんて笑ってるし、なかなかナイスガイだ。

で、安河内さんが『子どもを英語嫌いにしない11の法則』という本を上梓され
ましたのでご紹介します。

『ユメ勉』にも書きましたが、「授業を大事にしよう」とか「英語力を伸ばすのには
10年かかる」といったような当たり前のことが書かれています。

当たり前のことなんだけど、これが大事なのです。

僕はどっちかというとプログレスという教科書は使いにくいなと思ってるのですが
哲ちゃんはプログレスがいいと言っていて、そこだけかな、多少ズレがあるのは。

もちろん人によって意見が違うのは言うまでもないし、それぞれの意見を読んで
では自分ならどう考えるかという部分が、読書という知的作業には大事なのだ。

英語学習で大事なのは「4技能をまとめて学習する」ということです。これがもっ
とも大事なことです。だから「そろそろ英作文をやろうか」なんてのはおかしい。

偏った勉強方法なのです。

安河内さんも同じことを書いておられます。まさに『ユメ勉』と全く同じなのです。

「僕は英文解釈の専門家なんだよね」とか「英作文専門なんだよね」なんてこと
を普通のプロは言いません。仮に言う人がいたら、それは英作文の指導に関し
て関心が一番あるというようなニュアンスなのです。

この本は保護者や指導者向けに書かれた本ではありますが、教員志望の大学
生もぜひ読んでいただいて(できれば『ユメ勉』も 笑)教員になった時の指導に
生かしてもらえればいいなと思っています。

ちなみに・・・

私、今はある外国の方がお書きになったものを翻訳してるのですが・・・

英語は理解できるんです。100%わかります。それを日本語にするのって本当
に難しいですね。構造が違う言語を母国語に直すのはマジで難しい!

英語力以上に母語の力が必要とされます。英語ばっかり勉強してたらあかんな
と痛感させられました。英英辞典と英和辞典と国語辞典を駆使しております。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

総体に向けて

Posted on: 2010年6月13日(日) 19:53

 

 

 

 

  

 

  
今日は朝から灘甲定期戦があって、雨の中試合をしてきました。負けましたけど
何より総体前なので試合ができてよかった。悪い面をあと2週間で調整します。

灘甲定期戦は、灘と甲南とで行われる親善大会です。早慶戦ほどではないけど
かなり盛り上がります。陸上は灘が勝ったって言うてたな。野球は負けました。

雨で開会式や閉会式が中止になったのが残念でしたが、それぞれの部が雨中
にも関わらず頑張っていたので、それはそれでよかったと思います。

ちなみに6月26日から神戸市中学野球大会が始まります。

灘の1回戦は7月4日の第2試合。場所は灘校グラウンドです。

相手は垂水中学。

相手も負けたら引退なわけで、一所懸命に調整してくるはずです。選手たちには
勝ち負けに関係なく、100%自分のパフォーマンスを発揮できるようにメンタル面
もフィジカル面も調整していこうと言ってあります。

今日、背番号を渡しました。1番から18番まで。

部員は70名弱います。中3に限っても30名います。

30名の中で背番号がもらえるのが18名。12名がベンチに入れないんです。

前川部長と2人でいろいろ話し合いながらメンバーを決めました。そしてその18
名には背番号をプレゼントしました。一生の宝にしなさいと言って。

背番号は重い。

もらえた選手はもらえなかった選手の分まで頑張る・・・とは言いますが、そりゃ
言葉で言うのは簡単やけど、それは重い話なのです。

だからこういう話をしました。

 

もらえた選手ももらえなかった選手も、最後の最後まで今までどおり練習しよう。

 

もらえなかった選手たちも含めて、一緒に総体の1勝を取りにいきます。いままで
以上に気合を込めて、練習に励もうと思っています。

18名ではなく、最後の最後まで30名で練習しようと思っております。そして直接に
は関係のない中2や中1の生徒たちも最後まで手伝ってほしいと願っております。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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蛍雪時代のコラムです

Posted on: 2010年6月12日(土) 13:39

 

 

 

 

 

 

  
今年も旺文社の蛍雪時代に連載をさせていただいている木村なのですが、
蛍雪時代が教室に置かれていない浪人生や一般の方々のために、なんと
旺文社さんはパスナビというサイトで読めるようにしてくれています。

例年のとおり。

というわけで、今年の蛍雪時代のコラムは「ガツンとくる言葉」であります。
お読みになりたいという方はこちらからどうぞ。

毎月、テーマになる漢字を決めて、それに添ってコラムを書いていきますねん。

6月号のテーマは「志」ということになっております。よければお読みください。

 


kimutatsu

山手学院高の生徒諸君、頑張って!

Posted on: 2010年6月12日(土) 11:20

 

 

 

 

 

 

 

 

  
山手学院高等学校の女子生徒たちです。一昨日から昨日にかけて東京にいた
のですが、一昨日の夜は新宿で山手学院の本間先生と八王子東の石崎先生
が迎えてくれました。感謝感謝です。夜10時から晩御飯をご一緒しました。

その際に本間先生が使っている『ユメタン』①の表紙を生徒諸君から預かってこ
られたので、そこにサインをさせていただいたのが上の画像です。

生徒たちへの手紙も一緒に手渡しました。

多くの学校で『ユメタン』を使って頂いていますが、先生方から「生徒たちへの激
励のメッセージを書いてほしい」と依頼されることがあります。

カードか何かに一言添える程度であればすぐなのですが、便箋にびっしり書かせ
ていただくものですから、1校あたりに費やす時間がかなりかかります。

なのでお待ちいただいている先生方には申し訳ないのですが、そういう事情です
のでご理解いただきまして、よろしくお願いいたします。

『ユメタン』の表紙を生徒たちに返却し、手書きの手紙を印刷して配布した本間先
生からメールを頂戴し、生徒たちが飛び跳ねて喜んでいるとご報告頂きました。

僕はタレントでも何でもない一般ピーポーなのに、僕のサインで喜んでもらえたら
なんか気恥ずかしい感じもしますが、でもありがたいものです。

山手学院高の生徒さんたち、本間先生をはじめとする先生方のご指導に従って、
決して我流に陥ることなく、努力を続けてほしいと願っています。

それから『ユメジュク』に関しても多くの先生方や予備校の先生方からメールを頂
いています。これまたありがたいメールばかりで恐縮しております。

英語に限らず、言語ってのは使えないと意味がありません。

「私、フランス語ができるんです」
「そうなんや!じゃあちょっと喋ってみて!」
「いや、読むのは結構できるけど喋るのは無理」

これでは「できる」とは言えませんよね。

できれば『ユメジュク』のセンテンスを全て音読して、英語を使う場面に応用できるぐ
らいまで暗唱してしまいましょう。そうすればかなり英語力全体が高まります。

英語のどんな学習をしていても「いつか使ってやる」ということを意識することが大事
なのです。皆さん、頑張ってください!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

まずは覚えるべし!

Posted on: 2010年6月11日(金) 9:54

 

 

 

 

 

 

  
ある先生との対談があって都内某所におります。それについてはまた
明日以降にご紹介できればと。

次のようなメールを頂戴しました。札幌に住んでいるという高校3年生の
K.Aさんです。

*************************

キムタツ先生、こんにちは!札幌の高校に通っている高3女子です。
いつもブログを拝見しています。この夏に札幌でセミナーをされると聞き
先生対象なので自分には関係ないのにわくわくしています。
今日は相談なのですが、私は北海道の高校生にしては珍しいのですが
東京の私立大学を志望しています。早稲田か慶応に入れればいいなと
思っています。でも模試などでは点数が全然取れません。英語だけでは
なくて古文や世界史なども合格圏内からは程遠いのが現状です。
特に長文読解で点数を取らないといけないのに、長い文章が読めないで
読んでいる途中で集中が途切れてしまったり、文章が何を言っているのか
わからなくなったりして、設問も解けません。過去問などもそろそろやって
いっているのですが、あまり正答率は高くありません。
これから夏に向けてどういうことをやっていくべきなのか、教えていただき
たいなと思ってメールしました。よろしくお願いします。あ、もちろんブログ
で回答してもらって構いません。よろしくお願いします。

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ここに実は使っている問題集の一覧なんかも載っていたのですが、それは
割愛します。どれも書店さんで売られている長文問題集とか英作問題集
とか、そういうものでした。

結論から言えば、点数がとれない理由はおそらくひとつしかありません。

  
覚えるべきことを覚えていないからです。

  
勉強法云々という問題でもないし、使っている問題集が悪いわけでもなく、
演習をやる前に、多読をする前に、過去問などをやる前にすべきこと、つま
り、覚えるべきことを覚えるということをしていないからなのです。

もちろん演習をやりながら覚えてもいいし、多読をしながら覚えてもいい。

だけど演習をするためには、多読をするためには、ある程度の単語力とか
文法力が必要なのです。それがないと演習や多読をしても意味がない。

なのでKさんへのアドバイスとしては、学校で使っている単語集を夏休み
の終わりまでに何とか2周、文法の簡単な問題集をとりあえず1周やって、
それぞれを覚えてしまってください。

古文や日本史もそう。入試に合わせてやるんじゃなくて、夏の終わりまで。
そこまでに最低でも1周やってしまいましょう。

大事なのは覚えようとすることではなく、やる回数をこなすことです。

覚えようとすると緊張しますが、とにかく反復回数を増やすことが大事。
反復しているうちに覚えてしまいます。自然に覚えるぐらい反復する。

演習や過去問は秋からでも十分です。10月からでもいい。場合によって
は11月からでも十分間に合う。

大事なのはそれより基礎を固めるということです。

日本語でも何とか普通に会話したり読書したりできるのは、平がなとか
カタカナとか漢字とかをある程度は覚えているからです。

特にまだ6月ですからね。焦らなくていいので、着実に覚えていきましょう。
覚えながら演習力を身につける方法もあるのですが、それは『ユメ勉』に
書きましたので、そちらをお読みくださいね。

友達が赤本などをやっていると焦るかもしれません。

でもその友達もわけわからずやっているのかもしれません。やるべきでは
ないのに、受験生だからという理由だけでやっているのかもしれない。

基本的なことを覚えてからでも十分間に合います。まずは覚えましょう。

覚える学習→考える学習へ移行するのですが、考える学習をするために
は、まずは覚えるべきことを頭に叩き込むことです。頑張りましょう!

  

(追記)今日は超有名な外国人の方との対談です。楽しみです。
     英語の勉強法についても聞いてこようと思っています。

  


kimutatsu

東大のTさん、メールありがとう!

Posted on: 2010年6月10日(木) 9:51

 

 

 

 

 

 

 

 

  
東大文ⅠのTさんからメールを頂戴し、『東大英語リスニングBASIC』の
お陰で合格できたということでした。いや、こちらこそありがとう。

赤本でやってみたら全然聞けなかったので、学校で配布されたセンター
リスニングの冊子をやった後に、秋までじっくりこの本をやったとのこと。

夏の東大模試ではリスニングの点数が10点程度しかなく、焦っていたが
秋の模試ではどの業者のも20点以上取れるようになっていたと。

リスニングはちゃんとやれば、東大の場合は難しくない。

と言ってもやる人とやらない人とで最も差がつくのがリスニングだと思う。

なので絶対に合格したいという人は是非とも満点を狙って頑張ってほしい
なと思います。このBASICと『東大英語リスニング』で十分です。

浪人生で「もうやることがない」という人はSUPERまでやりましょうね。

メールをもらって嬉しかった。Tさん、東大ライフを満喫してくださいね。

 

(追記)安河内先生から新刊が送られてきました。安河内さん、多忙な
     はずなのに頑張るなぁ。ちょっと電話してみよう。またこちらでも
     その新刊はご紹介いたします。

 


kimutatsu

TAKE A CHANCE!

Posted on: 2010年6月6日(日) 20:26

 

 

 

 

 

 

  
今日も試合でした。英語の教員というより野球部の監督としてのほうが(笑)
働いているような気がします。夏の大会が近いですからね。

高校総体も始まり、すでに「負けてしまった」というメールを頂戴しているので
すが、その人たちは気持ちを切り替えて、受験に向けて頑張りましょう。

神戸市の中学校野球部の総体は6月26日からスタートします。

野球のバッターには大きく分けて2種類ありましてね。

もちろん相手の投手にもよります。コントロールのいい投手とそうでない投手の
攻め方は違うのですが、それは横に置いておいてですね・・・

バッターA君の場合はイケイケドンドンで打席に立ちます。

初球ボール、2球目もボール。これで0-2。

投手は0-3にしたくないので、次はストレートを比較的甘いコースに投げてく
ることが多い。それを狙ってA君は1・2の3!でバットを振り抜きます。

もちろん選球眼は大事なのですが、ここではそれは置いておきますね。

それに対してB君。

初球ボール、次もボール。

ここで次は甘いストレートが来る可能性が高いのですが、もし次もボールなら
カウントは0-3になり、打者は四球の可能性が高くなります。

したがって0-2からのネクストボールを見送ります。

A君とB君、野球の力がどちらもだいたい同じだとすればA君のほうが恐らく
打率が高くなりますし、チャンスでもよく打つバッターだと思われます。

B君の場合、0-2からストライクが来れば1-2になり、まだまだ打者有利とは
言っても1つのストライクを取られたわけです。

チャンスはあと2回になりました。

バッテリーからすれば、後になればなるほど難しいボールを投げたくなります
から(三振が取りたいので)、自ずから変化球が増えることになります。

あるいは変化球を見せておいて、外角低めのストレートで勝負したりもします。

後になって考えれば0-2の次の真っ直ぐこそ、一番甘いボールだったという
ことがよくあるんですね。

 

 

 

 

 

 

  
人生においてはこういうことがよくあります。前に出れない人は「様子を見る」
という便利な呪文を唱えて、なかなか前に進めないんです。

例えば書店さんに立っています。

『ユメタン』もよさそうだけど、『システム英単語』も捨てがたい。あ、もしかして
『速読英単語』のほうが向いてるのかな、いや『ターゲット1900』も良さそう。

もちろん全部買わないにしても、何が良いのかわからない人は他人の評価に
頼ります。他人が使って良かったかどうかがキーになります。

自分に何が向いているのかは自分にしかわからないはずなのに。

それでもまだ買う人はええねんけど、結局は何も買わないで帰るという人が
非常に多く、そうなると単語学習のスタートが最低でも24時間遅れる。

 

 

 

 

 

 

  
「様子を見る」という言葉が便利なのは、ペンディングしている間に熟考を重ねる
というニュアンスが内包されてるからなんです。

が、本当にそうでしょうか。

単に状況を見続けているだけで、結局何もアクションを起こせないまま、きっと
次の機会のほうがベターなはずだと信じて待ち続けることのほうが多くなる。

次のほうがベターなはずだと思っている人は失敗もできません。

失敗を重ねないと成功なんて絶対にできないことは誰でもわかってるのに。

上に書いたA君は確かにミスショットも多くなりますが、しかしボールをとらえて
力のあるボールを外野に飛ばすことも多くなります。

B君は四球を選ぶ可能性もありますが、しかし「次こそ待っているボールに違い
ない」と思って待っているうちに追い込まれ、三振することも多いはずです。

しかも最悪の見逃し三振。

特に若い間はA君みたいな生き方でええと思うんです。僕はまだ46歳なので
A君みたいなイケイケドンドンな姿勢で生きていこうと思っています。

ここがチャンス!と見れば、それを積極的につかみにいこうとする姿勢がないと
あきません。失敗を恐れてはいけません。失敗したら、それこそ次の更なる機
会を待てばいいのです。チャンスを見逃して、次の機会を待つ人とは全く違う。

様子を見るのも確かに大事ではありますが、自分の夢に関しては、我武者羅に、
がめつく向かっていけばいいんじゃないかと思っています。

  

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

第9回英語教師塾申し込みについて

Posted on: 2010年6月5日(土) 22:35

  

 

 

 

 

 

  
昨日はチームキムタツ京都支部の飲み会がありました。京都支部と言いながら
遠く山口県から参加された先生もいらっしゃって、おおいに盛り上がりました。

参加された先生方、ありがとうございました。楽しかったですね。

それから『ユメジュク』の巻末にお名前が載っている先生方(『ユメタン』シリーズ
にご協力頂いた先生方)から、届きましたというメールが舞い込み始めました。

お世話になった皆さんに献本させて頂くのは当然なのですが、こうしてちゃんと
お礼のメールなりお葉書きなどを頂戴すると嬉しいものですね。

こちらこそありがとうございました。

ところで今日は連絡です。東京で夏に行います第9回英語教師塾の募集です。
すでにチームキムタツの先生方の枠が70名埋まってしまいました。

残り30席ですが、まだ加入されていない先生方で、是非とも参加したいという
先生方はお申し込みくださいね。

日にちは8月17日の午後から18日終日です。場所は東京のアルクの本社で、
参加費は無料です。やる気を持ってきてください。

申し込みフォームは以下のとおり。

***************
① お名前
② 所属学校名
③ 連絡先(携帯電話番号)
④ 反省会(18日夜)の出欠
***************

というわけで、今から受け付けますが、申し込み希望の先生方は私のほうまで
メールを発射してください。アドレスは、info@kimu-tatsu.net です。

熱心な先生方の参加をお待ちしております。

 

(追記)8月19日にアルク東京本社で行われます僕のセミナーですけれども
     すでに満席になってしまいました。ありがとうございました。

(追記)7月30日に札幌で行われます僕のセミナーですが、現在87名という
     ことですので、残席わずか13席となっております。

  

 


kimutatsu

予期不安、まずは動こうぜ

Posted on: 2010年6月4日(金) 11:18

 

 

 

 

 

 

  
『ユメタン』を採用してくださっている多くの学校の先生方から生徒たちの様子
や使用事例がたくさん届いているので、気持ち的には書きたいのですけれど、
そればかりだと宣伝っぽくなるよなぁと思って控えている木村です。

だ・け・ど、自分としては『ユメタン』は最強の単語集だと確信しています。

石川君によれば昨年度の4倍の学校さんでご採用いただいているということ。
ありがたく、身が引き締まる思いがします。

職員室で隣に座っている前川先生から「九州へ行っても名古屋へ行っても電車
の中でユメタンをやってる高校生をめっちゃよく見る」と教えてもらいました。

『ユメタン』だけじゃなく、『東大英語リスニング』や『国立大学英語リーディング』
などもやっとたまに使ってくれているのを見かけるようになりました。

本当に嬉しく思うと同時に、今まで以上に「ありがとう」の声が届けられるのを
著者として嬉しく思っています。先生方、生徒諸君、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 
ところで高校生や保護者の方々からよくメールを頂戴します。メールのほうは
相談ごとが多いのですが、こういうメールが届きました。

横浜の学校に通っている女の子なんですけどね。

**********************

キムタツ先生、こんにちは。毎日ブログをチェックして、更新されていないと
がっかりする日々を送っている横浜の○○高校の○○と申します。
来年、東京大学を受験しようと思うのですが、最近全然できなくってとても
焦っています。もちろん夏の東大模試は駿台のと河合塾のを受検する予定
なのですが、一橋大やさらにその下に落としたほうがいいのかなと思い始め
でもせっかくここまで頑張ってきたのだから・・・という思いもあります。
なにかアドバイスをいただければ嬉しいです。
学校で使っているのは『シス単』と『ネクステ』ですが、なかなか覚えられない
ので、それが原因のひとつになっているような気がします。

***********************

先に言っておくと、こういう相談メールが毎日のように届くのですが、回答は
これからはメールではなく全てブログで行おうと思います。

というのはやはり同じような悩みを抱えている人が多いんじゃないかなと思う
からです。ここで回答することで、メールができない人にも役に立てるかと。

でね、焦る理由がわかりにくいんやけど、正直焦るのは模試が返ってきてから
でもええんやないでしょうか。まだ結果らしい結果が出てないわけですから。

それにまだ6月になったばかり。今A判定の人でも不合格になるし、今E判定の
人でも合格するから、まだまだまったくわからんのです。

人間ってのは不思議なもんで、結果が出ていないのに「こうなったらどうしよう」
という予期不安に怯えてしまう動物なのですね。

まだ起こる前のことなんやから、早い話がフィクションに怯えているのです。

そんなんで怯えて焦ってしまって、頭が動かない、手が動かない、勉強が思う
ように進まないというのはナンセンスなことだと思いませんか。

 

 

 

 

 

 

 
ではここでその予期不安をちょっといくつか書いてみましょう。極端な例もありま
すが、全てメールをくれたKさんと同じ、フィクションに怯える例なのです。

●自分はおっちょこちょいだから、今日は車にはねられるんじゃないか。
 (だから怖くて外に出ることができない)
●自分はついてないから、バスや電車の事故に巻き込まれるんじゃないか。
 (だから怖くてバスや電車に乗れない)
●授業中に寝てしまって、先生に怒られるんじゃないか。
 (だから怖くて授業に出ることができない)
●自分は太っているから、結婚できないんじゃないか。
 (だから怖くて女の人に声をかけることもできない)
●早死にの家系なので、自分も早く死んでしまうんじゃないか。
 (悪い数値が怖くて健康診断を受けることができない)

最後のはうちの家系なんだけど、似たようなツマラン悩みを持っている人っての
はゴマンといる。受験だけじゃなくて、考えてもしょうがないことで悩む。

不安ってのはどんどん膨らんでいくけど、これを断ち切るコツは1つしかない。

それは動くことです。

動かないから不安がどんどん大きくなるのだ。それに他の人の目なんかも気に
なるのです。親の目、先生の目、友達の目が気になってくる。動かないから。

そんなん関係ないやん? 自分の人生や。人に迷惑をかけへんのやったら自分
の好きなように創っていけばええねんて。

それに東大に合格できなかったとしても、命までは取られない。その時に「失敗
したけど、次はどうするかな」と考えればいいねん。

それに東大合格ぐらいの夢ならちゃんとやっていれば確実に叶うよ。

まずいのは、予期不安のために動けなくなること。まさに今のキミです。それは
非常にまずい。なぜなら動かなかったら確実にその夢は叶わないからです。

まずは動くこと。夢に向かって勉強すること。夢に向かって殻から出ることです。

どうなるかは神様にもわからんのやから、「こうなったらどうしよ」なんて思わずに
前向いて歩いていくことです。結果が出てから次策を考えればいいのです。

 

 


kimutatsu

こちらこそありがとう!

Posted on: 2010年6月3日(木) 23:21

 

 

 

 

 

 

  
帯広三条高等学校で『ユメタン』を使ってくださっているのですが、担当の香川
先生から送られてきた画像です。香川先生、生徒諸君、ありがとうございます。

「教室に色紙を置きたいので」と連絡を頂戴し、色紙が8枚送られてきました。

何か言葉を添えてとありましたので、「基本を徹底反復し、夢を叶えよう!」と
書きました。僕も自分の生徒たちにいつも言っている言葉なのです。

部活動にしても勉強にしても、もっと言えば仕事や恋愛にいたるまで、結局は
この「基本」がダメな人はダメです。基本がしっかりしてる人は強い。

人間関係ではたとえばその1つが大きい声での挨拶であったりします。

当たり前のことが当たり前にできるというのは強いことです。

香川先生によれば僕が書いた色紙を各教室の黒板の上のところに掲示して、
さらにその言葉に関して、進路通信というプリントで取り上げてくださったと。

いろいろな学校の先生方から、手紙や色紙をお願いしますとお願いされ、僕の
言葉が励みになるならと思って順番に書いております。

と言っても僕にも生徒がいるし、彼らの学校生活が実り多きものになるようにと
頑張っているので、あまり速くはできません。

少しずつ書いておりますので、しばしお待ち下さい。

手紙や色紙を書いた学校の先生からこうして写真が送られてきたり、生徒から
の返事の手紙が送られてきたりすると、僕自身、とっても嬉しくなります。

僕のやる気、モチベーションがグンとアップします。

お互い助け合いですね。感謝しております。

香川先生、帯広三条高校の生徒さんたち、ありがとうございました。『ユメタン』
を手放さず、「基本を徹底反復し、夢を叶え」てくださいね。頑張りましょう!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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