KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2012年3月

kimutatsu

三重中学校の生徒たち、頑張れよ!

Posted on: 2012年3月17日(土) 9:04

 

 

 

 

 

 

三重中学校・高等学校と言えば、21日から甲子園で行われる選抜大会の初日、
第1試合に登場しますね(ちなみに木村は開会式から1塁側スタンドにいるぜ)。

その三重中学校の田中先生から写真が送られてきました。

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ユメタン①採用記念にクラス写真を撮りました!
GTEC COREの結果も良くて本当に嬉しかったです。
トータルで満点が7名、writingだけなら満点が140人中55人もいました。
Reading もListening もよくできている生徒が思った以上に多かったです。
キムタツ先生を信じて、やり続けてきたことがこんなにはっきりと
成果として現れたことに感激しています。いくら感謝しても足りません。
ありがとうございました。
生徒も、今回の成績が、普段のユメタンやユメフレのテストの結果と見事に
リンクしていたので、「やっぱりちゃんとユメタンをやれば英語ができるように
なるんだ!」と実感できたようです。
 
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前から書いていることですが、確かに『ユメタン』を使って成績を伸ばしておられる
先生方が多く、著者としては嬉しい限りです。
 
だからといって『ユメタン』を使えば伸びる!と短絡的に考えることは危険だと思う
のですね。
 
伸ばしておられる先生方は、例えばちゃんと僕のセミナーにいらっしゃって、正しい
単語の覚え方を勉強されているケースが多いし、だからこそ『ユメタン』を愛してくだ
さっているから、生徒たちも伸びるのではないかと。
 
田中先生もそうですし、仙台や福島に一緒に行った十督先生にせい、西山先生に
せい、加藤先生にせい、濵﨑先生にせい、みんな勉強熱心です。
 
そういう先生方に恵まれた生徒こそ幸せだなと、つくづく思いますね。
 
三重中学校の生徒諸君、『ユメタン①』に入ったそうですが、そこでも是非頑張って
田中先生の期待に応えてくださいね。
  
『ユメタン①』はゼロよりも(言うまでもないが)タフやけど、そこをちゃんとできるかど
うかで、今後の英語の伸びが変わってくるのです。だからしっかりやること。
 
覚えるときは目だけで覚えるのではなく、CDを使ってクイックレスポンスを繰り返す
ことが何より大事なのです。田中先生のご指導に従って、努力してください。
 
また木村を呼ぼうぜという企画があれば、馳せ参じます。前回は大雪で大変やった
けれども、もう雪が降ることもないやろうからね。
 
実は他にあと2校の先生方から写真を送っていただいているので、随時アップします
けれども、ユーザーや読者の方からこういう写真やメールを頂けるのは幸せですね。
 
僕自身も元気とヤル気がさらに5倍になりました。さぁ、今日は試合が中止になったし
楽しんで執筆をするぞ!
 
 
今日も僕のブログに来てくださいましてありがとうございました。
来週は鹿児島におります。鹿児島の白坂先生からさつま揚げを
送っていただき、恐縮しております。ありがとうございました。
 
 

投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

仙台の先生からの手紙を読んで

Posted on: 2012年3月16日(金) 22:18

 

 

 

 

 

 

 
東北の先生方にお礼状を書いているのですが、1枚ずつ手書きで書いている
ものですから、なかなか進みません。

こういうものは半年後に届いても「なんじゃそりゃ?」な感じになるはずですか
ら、ある程度のスピードは大事なんでしょうが、まぁしかし気持ちを込めないで
お礼状だけ数を書いても意味がないので、じっくり書いております。

今日、仙台白百合学園高等学校の先生からとっても丁寧なお手紙を頂戴して、
1年経ったとか節目だとか言っているのは被災地以外の人間の発想であって、
1年経ったからこそ苦しんでおられる方だっておられることに気付かされました。

テレビのスクリーンではあのときの様子が情け容赦なく流れています。

確かに忘れないことは大事ですし、後世に伝えることだって大事なことですが、
現在進行形で苦しんでおられる方々もたくさんおられるということを忘れるべき
ではありませんね。

テレビで津波のシーンが流れるときに「気分が悪くなる方はご注意下さい」とい
ったテロップが流れたりします。

だけどこれは取りようによっては、気分が悪くなるようなら見るなとも取れるわけ
でして、そういう悪意がテレビ側にはないとしても、傷つく人だっていらっしゃると
いうことは念頭に置いておくべきなのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 
で、僕にできることですが・・・

やはり自分には英語の指導法や勉強法を伝えることしかできませんので、押し
付けにならないように気をつけながら、もしリクエストがあるなら、東北に足を運
ばせていただこうかなと思っています。

善意の押し付けにならないように。

こちらから「行きます」と言っても、行事予定もあるでしょうし、普通の授業計画が
狂ってしまうようでは何をしてるこっちゃわからんですからね。

あくまでも「リクエストがあるなら」ということにしておこうと思っています。

幸いにして仙台白百合学園の先生のお手紙には「もう一度仙台に来ていただい
て、2月18日にお話を聞くことのできなかった者にも先生からお話をうかがう機
会を作りたいという話が出ております」と書かれてありました。

ありがたい。

もしこうしたお話があれば、また手弁当下げて飛んでいきたいと思っています。
たぶん西山先生や十督先生も一緒に行きたがるやろう。

我々の話が東北の先生方の、ひいては東北の生徒たちのエネルギーとなれば。

本校は実質的に今日の午後から春休みとなりました。4月からの行動計画の重
要な柱として、また東北で話をすることを盛り込むつもりです。

あれから時間が経った今だからこそ大事なことがあります。東北の先生方と連絡
を取りながら、「こういうことがしたい」とか「時期を見てやろう」とかいった頭の中だ
けの計画ではなく、しっかり行動に移していこうと思っております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

教材を愛すればこそ

Posted on: 2012年3月15日(木) 21:36

 

 

 

 

 

 

 

 

 
高校生英語ディベート大会で本校の生徒たちが優勝したのは以前も書いたとお
りなのですが、世界大会の出場に関して高山西高校の小林教頭と堀尾先生、そ
れから岐阜聖徳学園高校の宮川先生が来校して、説明してくれました。

夜は自動的に飲み会へと。

それはそれで盛り上がったのですが、その後、高山西の小林教頭からメールを
頂戴しました。

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やりました!
東京大学理Ⅰ合格!
本校からの東大合格は6年ぶり3人目。
飛騨地区からの東大合格も6年ぶりです!

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飛騨高山にある学校なのです。つまり県下の優秀な生徒たちが集まるような学
校というわけではないのですが、先生方の頑張りにより、東大合格!ということ
です。東大だけではなく、他大学の結果も良かったのではないでしょうか。

おめでとうございました!

高山西高には何度か足を運びまして、生徒たちに直接話をさせて頂きましてね。
旅行ついでだから講演料なんて要らないと言うと、せめてお土産にと、たくさんの
トウモロコシを頂いたこともありました。

こういうのが嬉しいよね。

小林先生、堀尾先生、これからも頑張って下さい。また会いたいですね。

 

 

 

 

 

 

それから徳島の城南高校の東谷先生からもメールを頂きました。東谷先生、長
いことお逢いしていませんが、お元気そうで何よりです。

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三寒四温とはいえ、寒の周りとなりまして、桜の便りが待ち遠しく感じます。

とはいえ、嬉しいことに、去年東大にチャレンジした浪人生2人が、見事桜花を
咲かせました。

城南高校久しぶりの東大生誕生です。

去年二次対策で指導した2人ですが、挨拶にきて、英語はできましたと言って
ました。頑張ったんやなあと感無量でした。

(中略)

今年は、ユメタンを初めて採用でき、一年間クイックレスポンスに励んできまし
た。学年8クラス全部ユメタンをしてきましたが、私のクラスの英語の成績〔ユ
メタンのテストも、英語Iも〕がダントツで好成績をあげました。

学年の英語科の先生と話し合い、同じワークシートを使って授業をしてきまし
た。何が違ったかというと、やはり使う教材を指導者がどのくらい愛していて、
どのくらいその使い方を理解して、そのことをどのくらい熱く生徒に伝えるかと
いうことかなと。

でも、自分の担当しているクラスの生徒が、他の生徒よりユメタンを愛してくれ
ている自信はありますが、それではまだダメで、城南高校全員が、クイックレス
ポンスや暗唱や音読やCD学習の重要性と有効性を理解することが、これから
の私の使命だと思っています。

話は大きすぎて笑われそうですが、東谷が頑張ることで、他の先生や生徒のモ
チベーションが上がり、城南から徳島へ、徳島から他県へつながりと絆が広が
ればいいなと。

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こうして多くのユメタンユーザーの方々から連絡を頂戴できるのは嬉しい限りで
すけれども、何より大事なことは、東谷先生が書いておられるとおり、使っている
方々がどれだけその教材を愛するかということではないかと思うんです。

これは良いと信じて、最後までやりきった教材がいくつあるでしょう。その部分こ
そ、我々学習者は考え直さねばならないのではないかと思います。

東谷先生に会いたくなってきたな。そういえば和泉先生からもメールが来てたし、
徳島に遊びに行こうかなぁ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
最後に灘の高3生徒の話を。東大に合格した生徒と喋っていましてね。うちは6
年持ち上がり制なので、学年が違うと生徒の顔も名前も知らないのです。

が、僕の場合は『東大英語リスニング』を使ってくれる生徒が多いので、高3生と
話す機会が、たまぁにあります。

彼は「こういうことを言うと、おべんちゃら言ってるみたいで嫌なのですが」と前置
きしたあとで、こう言いました。

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今年は東大のリスニングが速かったと言われていますが、僕は『東大英語リスニ
ングSUPER』を何度もシャドーイングしていたので、はっきりと聞きとれました。

ありがとうございました。

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僕も「使ってくれてありがとうございました。」と頭を下げました。僕ね、こういうの
大好きなんですよ。ちゃんとお礼を言える人って、年下でも素敵な人です。

ご両親の育て方が良かったんやな。

高山西の生徒さんにせい、城南の生徒さんにせい、灘の生徒たちにせい、『ユ
メタン』なり『東大英語リスニングSUPER』なりといった教材をしっかりとしゃぶ
り尽くした結果、合格の栄冠を勝ち取ったのではないでしょうか。

何かにつけ、どんな教材がいいですかと問うような、変な慣習がこの国の受験
界にはありますが、大事なのはそこではないように思っています。

もちろん良い教材のほうがいいのは間違いないのです。でも主体的に勉強しな
ければ、受け身の姿勢で勉強してしまっては、その教材の良さでさえ気付かな
いのではないでしょうか。僕はそう思っています。

アルクの石川君から連絡が入り、この4月から『ユメタン』を使って下さる学校が、
今学年度の1.5倍強なんだそうです(3月頭現在)。

それは嬉しいのですが、正しい使い方で学習してもらいたいと願うとともに、ぜひ
とも『ユメタン』を愛してもらいたいなと願っています。

多くの採用校さんから「生徒たちに直接話をしに来て下さい」と連絡を頂戴してい
ます。それも時間の許す限りさせていただきます。

そういったことが僕の本を愛してくれて、成績の向上に役立つのであればいいな
と。だから灘の生徒たちの授業や野球に穴をあけない限り、あちこち行きます。

1つの教材をひたすら愛するということ。これこそが鍵を握るのだと信じています。

 


kimutatsu

What can I do?

Posted on: 2012年3月11日(日) 14:47

 

 

 

 

 

 

 
あれからちょうど1年が経とうとしています。

この1年間、いろんなことを考えてきました。

ALL JAPANとは言いながら、なかなかひとつになれなかった国と国民の姿に
ついて、考えさせられてばかりいました。

政治家に責任を押し付けてばかりの僕たちにこそ、何か問題はなかったのかと
考えて、では自分には何ができるのだろうと自問してばかりいました。

宮城に2度、福島に1度赴きましたが、被災地の方々にどういう言葉をかけてい
いのかわからず、言葉の重みについて考え続けました。

「頑張って下さい」、「絆」、「大丈夫ですか」・・・言葉だけが空回りしているような
そんな印象ばかりで、簡単には「頑張って」とは言えませんでした。

テレビでは、芸能人たちが「絆」と書いたTシャツを着て義捐金を集めている番組
が終わると、直後にニュースで東北のがれきの受け入れを拒否している人々の
姿が映しだされていました。

「瓦礫に放射能は含まれてないのか!調べろ!」と叫んでいる男性がいました。

人々のあり様が変わってしまったコミュニティーもたくさんあります。想像を絶する
ような変化を、手に取るように理解することができるはずがありません。

1年が経った今日、テレビではずっと被災地の1年間を特集しています。

でも節目だから特集というのではなく、もっとテレビだからこそできることがあっ
たのではないかと思っています。

与党と野党が喧嘩を繰り返し、解散しろと声高に叫ぶ党首、争点は消費税・・・

これでいいのでしょうか。

かく言う僕も、お金を送るしかできない自分をもどかしく思ってばかりいました。

幸い、啓林館の方々とアルクの方々のおかげで、東北の先生方や生徒たちに
語る機会が持てたのは良かったと思いますが、どれほどの力になれたのでしょう。

1年経った節目だからこそ考えたいことがあります。しかし節目にしか考えてもら
えない被災者の方々が、現としていらっしゃいます。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると同時に、これから東北の復興に向
けて自分にはどういうことができるのかを考え、瞑想して分析し、それを実行に移す
ことで僕なりの支援をしていきます。

ちょうど、1年が経ちました。黙祷。

 
今日も僕のブログにおこしくださいまして、ありがとうございました。
地震の多い日本というこの国のあり様を考えていかねばなりません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

生徒からの手紙

Posted on: 2012年3月11日(日) 13:21

 

 

 

 

 

 

 

 

 
昨日のこのブログの来訪者が2万人ぐらいあってビビりました。これってもしか
して・・・東大の数?に興味あるのか?

わからんではないけど・・・灘校でも正確な数は掴めないので・・・

現役の生徒の合格者数しかわからないですよ。あと、連絡してきた浪人の数と。
現役は80名の生徒が合格したように聞いています。理Ⅲは14名やったかな。

昨日は午前11時に帰宅したので、正確な数はわからんのです。ごめんよ。

さて、採点しています。英語は2回行うのですが、最初に行ったほうの答案用紙
の裏に、ある生徒が書いてくれていた手紙を紹介したい。

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一年間ありがとうございました。
時間が余ったので、一年間の感想でも書いてみます。
この一年間の徹底的な長文指導と、覚えてしまうまでの読み込み
のおかげで、このテストも20分で解け、今ヒマしてるところです。
何よりも劇的に長文が読めるようになったのは音読でした。
正直(中略)そんなに重視せず、声に出しても効率悪いだけやん
と思って、なんの気もなしに黙読していました。
しかしある人にしつこく勧められたのをきっかけに音読を始めると
あら不思議、今まで遠回りだと思っていた道が、一番の近道でした。
それが今年の一番の収穫だと思います。
来期も今まで以上に頑張ります。宜しくお願いします!

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この生徒は極めて明るい(うるさい)生徒で(笑)、クラスのムードメーカーになっ
てくれているのですが、意外にも?とても真面目な手紙にびっくりしました。

こちらこそ宜しく頼むぜ。

彼は『ユメタン』の勉強も一所懸命にやっているので、それと音読(暗唱)がうま
くミックスされた形になって、英語力がガンガンに上がっているのです。

もう3月は授業がありませんが、4月からも引き続き・・・というか、彼曰く「読み込
み」の部分をもうちょっと増やしながら、彼らの英語力を鍛えてやろうと思います。

生徒たち、あと2年間の付き合いやけど、付いてきてくれ給え。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
僕も生徒に負けないように英語の勉強を頑張っております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

前期試験の結果が出揃う

Posted on: 2012年3月10日(土) 16:46

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今日でだいたい前期試験の結果が出揃いますね。灘も東大や京大などの大学を
受験した生徒の多くが合格したようです。

はっきりした数は知らないのですが、さっき前川先生から来たメールだと、東大が
15時現在で95名合格で、うち理Ⅲが16名だったそうです。

京大は数えてないけど、医学部は22~23名合格やったな。

とても真面目な学年だったと聞いていますが、合格した人はおめでとう!やなぁ。
まぁでも人生これからなので、やっとスタートラインに立ったって感じでしょうか。

ダメだった人は後期でがんばるしかない。まだチャンスはある。

東大ですが、やはりあまり逆転合格ってのは最近はなくて、センター試験で取れ
ていないときついみたいですね。

あの程度のセンター試験であれば、最低でも9割以上はないと、東大や京大等、
難関大学や医学部の合格はきついということなのです。

以前はセンター試験は東大の場合は関係ないなんていわれたものですが、それ
も今は昔となりにけり、という感じでしょうか。

他の学校の先生方からも連絡が入ってきています。特に高3の先生方は、あとも
うちょっと頑張って下さい。後期の結果が出るまでなかなかホッとできませんね。

僕もこの4月から高2です。が、まぁ英語の場合はやることがはっきりしてるので、
指導しやすいですけどね。

自分の生徒たちがいい形で大学に進めるように、頑張ろうと思っております。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
2年後はうちの学年の連中が受験なのですが、それを思うと
胃から鈍色の玉がせり上がってくる感じがします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

対策とかって

Posted on: 2012年3月9日(金) 1:36

 

 

 

 

 

 

 
例えば模試とか英検とかが目前に迫っているとして、それの対策をすることってあ
るよね。過去問を解かせるとか、そういうことなんやけど。

それってどうなんやろうね。意味あるんかな。

僕は一切の対策をしないで、素の状態で、つまり授業のみで受けさせることにし
てるんですけど、過去問を解いて、仮に成績が上がったとしても、そういう一過性
の成績・・・というか作られた数字って何か意味があるのかね。

本当の力をつけないと、単なる模試の偏差値60とか70とかって意味がない。

英検だって、そりゃこれだけ過去問やりました!面接の練習をしました!だから
こんなにも合格しました!ってのは、嬉しいかもしれないけど、じゃあ英語の力そ
のものは上がってるの?ってことになる。

「こういう形式で面接が行われますよ」ってガイド的なものなら問題ないと思うけど。

入試の過去問を解くのは、「以前こんな問題が出ました」という意味では多少は
やってもいいかもしれんが、それだって絶対的なもんじゃないしねぇ。

問題が変われば対応できないような、面接の方式が急に変わったら対応できな
いような「対策」なんて、僕はすべきではないと思うんですよね。

本当の力ってのは何なんでしょうね。僕はそういう力を付けてあげたいと思ってる。
生徒たちに。

 
今日も僕のブログにおこしくださいましてありがとうございました。
学年末が近づいてきて、飲み会が増えてるのに体重が増えないのは
きっとダイエットが大成功してるんでしょうね。毎日腹筋やってます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

実行するということ

Posted on: 2012年3月7日(水) 10:59

 

 

 

 

 

 
最近つらつらと考えるに、「実行する」ということは本当に大事なことやなと思わず
にはいられません。言うは易く行うは難しという言葉もありますが、その通りです。

例えば日本の国民全員に次のようなアンケートをとったとします。

① インターネットの掲示板に友達の悪口を書き込むことは良いことですか。
② 歩きながら煙草を吸うことは、他の人たちに喜ばれますか。
③ 成績をあげるために、授業の復習をその日のうちにしなくてもいいですか。

こういうようなアンケートをとると、大概の人は「いいえ」と答えるはずなのです。

特に自分の顔や名前が出ている状況ならなおさら。

ところが実際はどうでしょうね。

① 2chや裏サイトなどの掲示板はまだなくなっていません。
② 大阪や東京を歩くと、結構な人たちが歩き煙草をしています。
③ 採点してるとホントにね・・・お前らなぁ(怒)

言うだけなら誰でもできる。問題は「実行する」かどうか。そこで大きい差ができる。

いつも言っているとおり、僕も全く大したことないのに、こうして本を出せたり色々と
夢が叶ってきたのは、何年か前にこの「実行する」力に気付いたからです。

ある人の言葉で「そうか!」と膝を叩き、そこから少しずつどころではないぐらい、と
にかく「実行」してきました。気がついたら才能も何もないのに、ここまで来ました。

皆さん、思ったことをいかに実行できるかです。簡単なことです。極めてシンプル。
今日はその「実行」した先生のメールをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 
木村先生、こんにちは。ご無沙汰しております。教員を20年以上続けてきて、今
まで生徒たちの単語力不足を嘆いてばかりの自分に新しい局面が訪れたのでメ
ールさせていただきました。

先生のセミナーで「読解力をつけようと思ったら読解の授業をする。英作文の力を
つけようと思ったら英作文の授業をする。単語力をつけようと思っていらっしゃるの
に、単語の授業をしなければ力がつくはずがない」と仰ったのを聞いて、確かにそ
のとおりだなと思いました。

今までの自分は単語集を生徒に持たせ、週に何度かテストをし、確かに再テスト
を繰り返して自己満足をしていただけで、単語の授業という観点がなかったなぁと
思いましたので、セミナーで教えてもらったとおりに行いました。

ただやはり公立高校の悲しいところで、『ユメタン』を使うという点で同僚の賛同を
得ることができず、議論した結果、私の行っている3クラスだけ『ユメタン』を使って
授業の最初の5~7分で単語の授業を行うことになりました。したがって定期考査
では(クラスによって使っている単語集が異なりますので)単語を範囲に入れなく
なりました。それに文句を言われたこともありました。

授業ではCDをかけ、『ユメタン』に負けるな!を合言葉に、クイックレスポンスを繰
り返しました。生徒たちはかなり大きい声を出して頑張りました。

11月の模試あたりから異変が起こりました。

私が行っている3クラスだけ、他のクラスよりも成績が(平均すれば)良かったので
す。読解もリスニングも英作文も、他のクラスよりかなり上でした。1月の模試では
その差が大変なことになり、さらに英検準2級は私の3クラスの合格率が他のクラ
スを大きく上回りました。生徒たちに聞くと「知らない単語はほとんどない」というこ
とでした。これは私の教員生活では初めての経験で体が震えました。

ご存知のとおり、本校は進学校というわけではありませんが、それでも英語の偏
差値が70を超える生徒が十数名出ました。これはおそらく本校の歴史のなかでも
初めてではないでしょうか。『ユメタン』に負けるな!という声に発奮し、あのCDを
使った生徒たちの勝利だと思いますし、授業で単語の指導をするという木村先生の
教えを、実は疑心暗鬼ではありましたが、実行した私の勝利だと確信しています。

この4月からは全学年『ユメタン』を使うことになりました。このままでいけば県トップ
の高校を抜けるんじゃないかという声もありますが、残念ながらその高校さんでも
『ユメタン』を使っているので(笑)。

多くの方々と同じで生徒たちの単語力のなさを嘆いてばかりいましたが、ダメだった
のは私の方法だったのですね。今までの生徒たちに悪いことをしました。だけれども
これからはこの『ユメタン』に負けるな方式で、生徒たちの力を伸ばしてやろうと決め
ました。それと私自身も木村先生と同じく、『English Journal』を暗唱しようと決め、
さっそく1月号から頑張っています。

いろいろとお教えいただきまして、感謝しています。いつも感謝しています。

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確かにメソッドは絶対に良いと、(手前味噌ですが)僕は思っています。問題がひと
つあります。それは「実行」できるかどうかです。

セミナーにいらっしゃった先生方って、みんな何かしら悩んでおられると思う。そして
学ぼうとされているから、わざわざセミナーにいらっしゃるはずなのです。

で、講師の先生方のメソッドを聞いて、これはいい!これならできそう!とアンケート
などには書いてくださいます。

問題は、ご自分がそれまでの方法を捨てて、「実行」できるかどうかなのです。

メールをくださった先生も、保守的な他の先生方と闘われたそうですが、それでも
今のままでは失敗し続けることになると奮起されたと書いてありました。

今までのやり方では単語力を伸ばしてやれていないんだから、定期考査から単語
の範囲を外せば全て解決するじゃないかと提案し、これを譲らなかったそうです。

「実行する」ってのは、勇気と覚悟が要りますね。この先生だって、もしうまくいかな
かったら、またぞろ他の先生から「ダメだったじゃないか」と笑われていたはずです。

それを覚悟して、勇気を持って「実行」されたこの先生のおかげで、生徒たちの英語
力が格段に上がったのだと思っています。

実行するということ。これこそが成功への鍵ですし、その前の段階として、方法その
ものを分析して、具体的な道筋を頭に描くことが重要です。この先生の場合は僕の
セミナーにいらっしゃったので、その部分は僕のやり方をコピーするだけでよかった
のですから、あとは実行するかどうかだけだったのですね。

Y先生、こちらこそありがとうございました。これからも頑張って下さい。生徒たちに、
くれぐれもCDを使うようにと、でないとリスニングで困ることになるよとお伝え下さい。

他のユーザーの方々も、目で見て覚えるのではなく、CDを活用し、『ユメタン』に負
けないように、クイックレスポンスを繰り返して下さい。

そうすれば英語力全体が上がっていきます。この先生の生徒さんたちのように。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
こういうメールが手元にいっぱいありますので、順番にご紹介
していきますね。何かの参考になればと思っています。

 


kimutatsu

『ユメタン①』を終えて

Posted on: 2012年3月6日(火) 6:20

 

 

 

 

 

 

 

 

 
いまイギリスへ行っている函館白百合学園の生徒さんたちです。日本を出る時
に佐々木先生からメールが来て「ユメタンも連れていきます」と。

嬉しいなぁ・・・どうしてみんなこう気持ちのいい連中なんだろう。

さて、本校の生徒たちですが、中3の9月に始めた『ユメタン①』を7周しました。
そしてこの2月末日に7周目の最後のテストが終わりました。

高校から入った生徒たちは3周しかできなかったけど、よく頑張ったのではない
かと思います。ファイナルチェックをしたら、みなよく頑張ってた。

ファイナルチェック・・・『ユメタン①』をどこまで覚えてるか、最終的にチェックした
のです。2月に。5回に分けて。

2月 1日   1 ~ 200番
2月 8日 201 ~ 400番
2月15日 401 ~ 600番
2月22日 601 ~ 800番
2月29日 801 ~1000番

普段の試験だと範囲が100個あったとして、出題するのは30題ぐらいなので
すが、今回のは範囲の単語を全て出題します。

テストメーカーで作ったフレーズの穴埋め形式にして200題出します。

生徒は勉強してきて受けてもいいし、全く勉強しないで素の状態で受けてもい
いわけで、今回のは「どれだけ覚えてるかチェック」なので、再テストもなし。

集計して優秀者を貼り出したのですが、全体の平均点は1000点満点の930
点でした。ほとんどの生徒たちが9割以上あって、極めてよくできていました。

最高点は1000点が1人。950点をとってもベスト30には入れない結果となり、
彼らが極めてよく努力したことを如実に表す結果となりました。

この期末考査から『ユメタン②』(国公立大二次レベル)に入ります。
 


  

 

 

 

 

 

最後の授業で「今日は単語の授業をやります」と言って、もう一度単語の覚え
方というか、単語の学習法についての講義を行いました。

発音記号を覚えるのは大事やけど、何よりCDを聞いて単語を覚えようとしなけ
れば、つまり発音記号だけで判断して発声してしまうと、その自分なりの発音
がリスニング力を伸びなくする原因を作る可能性があるので止めてくれ。

したがって必ずCDを聞いて覚えてほしいと訴えました。

それとスピーキングや英作文にとって大事な「クイックレスポンス」です。これも
『ユメタン』はクイックレスポンスの練習を自分でできるようにしてあるので、CD
を使ってクイックレスポンスを繰り返すように訴えました。

そして『ユメタン②』を使って、セミナーでやってるみたいにして、みんなでクイッ
クレスポンスの練習をしました。

他にも大事なことを2点伝えておきました。

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『ユメタン①』を大事にしてほしい。あれ、忘れてるなと思ったら『ユメタン①』に
戻ってほしい。だからその本は大事に取っておいてもらいたい。

他の人に比べて自分はまだ定着していないなと思ったら、春休みの間に必ず
『ユメタン①』を頑張ってほしい。授業は『ユメタン②』に進むけど、それはあくま
でも全体のペースであって、自分はまだだと感じたら①に留まる勇気を持とう。

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高校2年生の間に『ユメタン②』を徹底的に覚えてもらい、フレーズまで含めて
クイックレスポンスができるようにしてやろうと思っています。

そうすれば受験レベルなら難なく解けるようになります。

高3はもうやることがないので、スピーキングの力をもっともっと伸ばそうと思っ
ています。今はまだ彼らはリスニング(受信)の域を出ていないので。

でもなんだかんだ言っても受験のことは気になると思うので、それは高2まで
で終わらせてあげて、高3はさらに上を目指して頑張ってもらおうと。

僕のほうは指導計画(シラバス)を再構築して、4月11日の授業に備えようと
思っていますが、高1までは全く問題ないどころか順調すぎて怖いぐらいです。

自分で言うのもナンですが、『ユメタン』を作って本当によかったと思っています。

なにより使うサイドが納得して使うことが大事ですから、他のユーザーさんたち
も、僕と同じように『ユメタン』を、CDを、うまく活用して、単語力とリスニング力と
英作文力を同時にアップさせてくれればいいなと願っています。

 
今日も僕のブログに来てくださって、ありがとうございました。
『ユメタン』ファイナルチェックの結果にホッとしております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

『English Journal』4月号

Posted on: 2012年3月5日(月) 22:24

 

 

 

 

 

 

(British Museumにて)

今日は北海道の石川先生、濱田先生、泉田先生、福岡の上田先生から手紙
とか葉書きを頂いて、気分のいい木村です。

僕が出した礼状の返事であっても、手紙や葉書きを頂くと嬉しいものです。

『English Journal』4月号が届き、えらいきらびやかな表紙やなぁと思いなが
ら開いて、「英語メディアは3.11をどう伝えたか」を読みました。

柴原先生の奥さんが出ていて、特にそこを熟読。なるほどなぁと思いつつ。

夫婦で通訳なんて凄いねぇ。特にセミナーのときのお二人の会話を聞いてたか
ら余計にそう思います。

柴原早苗先生(奥様)に「キムタツ先生の方法を続けていたら、先生の教え子さ
んたち、みんな同時通訳者になれます!」と言っていただいたのを思い出した。

「同時通訳者を鍛えるのと同じ方法です」と、そういえば柴原先生(旦那)にも言
っていただいたのを、今さら思い出した。

いずれにせよ、生徒たちは『ユメタン』で泣くほど鍛えられてるってことだ。

そのあと「ブレない英語学習法」のページを熟読。

ふむ・・・人によっては僕とは180度違うなぁと思いながら。

「ブレない」とは言いながらも、あくまでもこれはこの人たちの個人的な方法であ
って、絶対的に正しいわけではないのです。

もちろん僕の方法だってそうです。

むしろ、こういうのをヒントにして自分の方法をあみ出した人が強いのです。

でも松澤先生のリスニングの勉強法に関しては僕のと全く同じだったので、意を
強くして、このコーナーは読了。

リスニングに強くなりたければ話すことです。ディクテーションなどのトレーニング
を終えたら、声を出して速読み(はやよみ)することです。

これを毎日1時間でも続ければ、2ヶ月後ぐらいには劇的にリスニング力が上がり
ますが、問題は気持ちが続かないことですね。

ヤル気はあるのですが、なかなか続かないのです・・・

という人がいますが、そういうのを「ヤル気がない」というのです。

ヤル気だけはどうしようもないので、自分で頑張るしかないけど、でも頑張ってる
うちに聞きとれるようになってくるので、少し簡単なものから始めるのがポイント。

わからなければセミナーにいらしてください。みんな速読みをしています。

さて、その4月号をipodに入れたら、暗礁に乗り上げている執筆をすることにしま
しょう。皆さん、お互いに頑張りましょうね。

 
今日も僕のブログに来てくださってありがとうございました。
リスニングはできればワクワクしますが、できないとイライラ
しますね。でもこのイライラこそが伸びない原因だったりします。
スクリプトを見ながら、誰よりも大きい声で音読してみましょう。
3ヶ月ほど経ったら、あら不思議!かなり聞けるようになってい
るはずです。大事なのは「毎日すること」なのです。
 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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