KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2009年3月22日

kimutatsu

東大英語勉強法のDVD

Posted on: 2009年3月22日(日) 17:07

私です 

多くの先生方や受験生が勉強法の本を出版し、それぞれがそこそこ売れてて
僕のところにも「英語の勉強法、書きませんか」というお話を頂戴します。

そのうちの1つとして「東大英語勉強法」について書きませんかという話があり、
僕もどうしようかなと思っていたのですが・・・

 

断りました。

 

売れると思うのですが、それってどうかなと思うんですね。

そういうのは売れたらあかん本やないかと。東大英語に特化した勉強法???

だって僕は東大の合格者を増やすために英語を教えているわけじゃないしね。
自分がやっている英語の勉強法というか授業法の結果のひとつが東大なのだ。

東大に特化した英語の勉強法なんて、どうも胡散臭い。そんなんでお金を貰う
のは主義に反する。そういうお金ってのは身につかないですしね。

なので断りましたが、ハタと思い立ちました。

「売り物」としてではなく、何かの付録として付けるのであればいいんじゃない?
それも東大関連の別の本に、映像として付ければわかりやすくないか?

授業では東大の過去問を使うことはしません。

むしろ『国立大学英語リーディング』のレベルをひたすら解かせ(年間に最低でも
300題ぐらいの長文を解かせ)、読解の基礎力を形成するほうが大事です。

ところが中には「大意要約の方法がわからん」とか「自由英作文のコツは?」や、
さらに「リスニングの基本的な練習法ってどんなん?」なんて声が出るには出る。

なのでそういうことを全て網羅したような「付録」を付ければいいんじゃないか?
売り物ではなく、あくまでも付録として活用してもらおうということです。

繰り返すが、東大だけに通用する英語の勉強法なんてあり得ない。

だけど上に書いたような東大の入試問題では特徴的な大意要約の方法など、
そういう類のものなら東大入試に直結するかなと。

というわけで、実は今月末に出す、ある本の付録としてDVDを付けます。

約50分間、僕が画面に出てきて授業をしています。関西弁で。普通に授業を
しています。スタジオなので黒板がなく、従ってテロップで文字を出しています。

僕の案に首を縦に振ってくれた(株)アルクさんには感謝しております。
本の値段は据え置きでDVDを付けてくれたご努力に心から感謝申し上げます。

見てみたいなと思われる方は愛のクリックをお願いします(^-^)
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(追記)出来上がってきたDVDを見ました。めっちゃいい出来栄えです。
     「こんにちは、木村です」から始まります。
     このDVDを撮るまでに痩せられなかった点だけ(笑)残念です。

 


kimutatsu

経済活動としての勉強

Posted on: 2009年3月22日(日) 8:46

神戸の夜景

昨日は神戸(三宮)で打ち上げがあって、少し飲んできたのですけれども
連休中なのに人が少ないですねぇ。ホントに神戸って人が少ない(>_<)

それに比べて東京は人が多いですねぇ。

大阪や神戸のタクシーの運転手さんは泣いてますが、東京の運転手さんは
「不況です」と言いながら、関西の運転手さんほど切迫感がない。

聞いてみると、1日に持って帰る売り上げの額が全然違うことがわかります。

好不況の影響をまともにくらうのがタクシー業界ですが、逆に考えるとタクシー
運転手さんに営業状況を聞いてみると、景気が非常によくわかります。

前の前の総理大臣が「景気は上向き」と言って消費を煽っておられたときも
タクシーの運転手さんに聞くと、売り上げは全く伸びていないとのことでした。

以前はタクシーチケットがあって、企業がよく使っていたものですが、いまは
チケットをバンバン使えるほど体力のある企業ってほとんどないですからね。

やる気の出る言葉

昨日は飲みながら、不況でお金がない状況下をどう切り抜けていけばいい
のかなぁと考えていたのですが、やはり今こそ勉強するしかないという結論
にしか到達しませんでした。将来のために今の自分に投資することです。

昨日、テレビの番組で「お金はないけど、子どもの本代には無尽蔵に使う。」
と仰るお母さんがいらしたけれども、これはたぶん正解だと思う。

勉強って、一種の経済活動ですからねぇ。

他はダメでも英語については誰よりもよく知っている人。
他はダメでも化学については天才的な人。
他はダメでも日本史の知識については誰にも負けない人。
他はダメでもパソコンの操作については驚異的によく知っている人。

こういう人たちって、全てが平均点以上だけどどれに自信があるわけでもない
タイプの人たち以上に需要があるし、戦力になるんです。

「英語に関してはあいつに聞いたらええで!」
「通訳?メールの翻訳?全部あいつに任したらええねん!」

なんて人が会社に1人いたら、どんなにいいでしょう。

仮にその人に学歴がなくても、まったく問題ありませんよね。

勉強ってのはそれ自体が金儲けのためにやるわけではないけれど、しかし
考えようによっては経済活動の一種なんだという意識って大事だと思う。

ユメタン2

そしてそうなるためには絶対に本代だけはケチってはいけません。

僕の生まれた家は貧しくて、僕が高校に合格したときに母親が結婚したとき
持ってきた着物を質屋に入れたという話を、後になって聞かされました。

しかし両親は参考書や問題集、あるいは小説や評論など、僕が欲しいなと
言った本は全て買ってくれました。あと『ドカベン』と『ドラえもん』も。

亡くなった両親に感謝しているのは、特にその点です。あのときに「金がない
から本を買うな」と言われていたら、今の僕はないかもしれへん。

勉強はある種の経済活動です。

日本人ってお金儲けにはネガティブな反応をする国民であります。

しかしお金儲けという意味ではなく、サバイバル的な意味合いを考えてみると
よくわかると思うんです。生きていくためには勉強することです。

派遣切りに対する批判が相変わらずあります。

しかし切られた派遣さんのなかで英検1級の人がいたら・・・TOEIC900点を
超える人がいたら・・・パソコンに関しては天才という人がいたら・・・

いろんな武器を持っておくことは大事ですが、まずは1つ、これという武器を
持つことは、生きていく上で非常に大事なのです。

特に就職活動を控えた大学生の皆さん、自分はこれができると大きい声で
主張できる何かを、最低でも1つ持っておかないとこれからはしんどいです。

皆さん、勉強しましょう!

ある年齢になると勉強が楽しくて仕方なくなるんですけどね。
とにかく勉強癖をつけるために、机の前に数時間は座りましょう。
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(追記)筑紫女学園で『ユメタン』②国公立大2次・難関私立大レベル
     ご採用いただきました。本当にありがとうございます!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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