KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2016年1月

kimutatsu

あれから21年

Posted on: 2016年1月17日(日) 7:36

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阪神淡路大震災から今日で21年ですね。今では「震災」というと
東日本大震災を指す人が多くなりましたが、神戸ではいまでも
1995年1月17日のそれを指します。

お亡くなりになった6434名の方々にご冥福をお祈りいたします。

とともに、今もなお行方のわからない3名の方々がいらっしゃると
いうことを、僕たちは忘れるべきではないと思っています。

今日はひたすら神戸で祈りを捧げます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
受験生の皆さん、2日目頑張ってください!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

センター試験英語(筆記)を見て

Posted on: 2016年1月16日(土) 19:32

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オールイングリッシュ元年のセンター試験っていうので、文部科学省
の本気度を見てやろうと楽しみにしていたのですが・・・

肩透かしにあった気分です

キョウビ、各学校の定期考査でも設問のリード文(「文章を読んで~
しなさい」と指示する文)ぐらいは英語で書くのに、センター試験英語
問題に関しては、表紙の注意書きも含め、オールジャパニーズ!

まじか?

内容的にも長文が小説問題に変わった以外は昨年までと全く同じ。

コミュニケーション英語の「コ」の字もないような極めてトラディショ
ナルな、いわゆる長文読解問題の羅列でした。

僕たちが昭和時代にやった英語の勉強で、十分対応できる問題で
した。本当にがっかりしました。

ここまでの英語教育改革の流れはいったいなんやったんや?

難易度は昨年並みか、もしかしたら易化(いか)していますね。

リスニング問題はまだ見ていないので、見たら講評を書きますね。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
これを見て「授業、あほらしくて英語でやってられんわ」と思う
公立の先生が出てきても不思議ではないと思います。
だって文科省自身、指示を日本語で行ってるんやから。

 


kimutatsu

入試に際して気を付けること

Posted on: 2016年1月15日(金) 21:00

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もうセンター試験なんですね。1年が過ぎるのをセンター試験実施の
タイミングで感じるのは職業柄致し方ないとして、受験生諸君には
頑張って貰いたいと思っています。

教員として、そして受験生の先輩としてのアドバイスがあるとすれば
次の3点です。

1.試験の出題傾向は変わるものとして臨むこと。
2.自分の不安定な箇所が出たときは心を落ちつけたうえで
自信のある箇所で絶対に点数を落とさないことを心がける。
3.初日が上手くいかなくても全く気にしない。初日がダメで
凹んでいる暇があったら、翌日の勉強をしっかりとする。

1に関して言えば、毎年「出題傾向が変化した!」と大騒ぎしている
メディアがありますが、そんなもん当たり前ですがな。

というか、この何年も英語に関してはほとんど変わっていません。

大問1に長文問題が来たりしたら騒いでもいいですが、それにしても
順番が変わるだけで、大したポイントではありません。

大事なことは慌てないこと。変わるのが当然ぐらいの気持ちで臨むと
いいですよ。少しぐらい変わらないほうがおかしいのです。

nagasakihigashi

2ですが、誰でも「ここが出たら嫌やな」という箇所がありますよねぇ。
自分の得意な箇所ばかりが出題されることはレアケースです。

不安定な箇所が出たときに「しまった」と悔やんでも点数は上がらない
のですから、ここは取れるという部分にこそ時間を長く割くことです。

絶対に取れる部分でケアレスミスをするから落ちるのです。

3はセンター試験だけでなく、東大や灘中学校の入試でも言えるこ
とです。2日間で行われる入試は、思っている以上に2日目が鍵を
握ります。初日は誰でも緊張しているので高得点取れない人だって
たくさんいるんですよね。

問題は2日目です。

初日がダメだったと思って、知り合いや担任の先生に連絡したりし
て慌てまくっているような人が高得点取れるわけがありません。

初日が終わったら、淡々と2日目に向かうことです。

終わったことを振り返っても点数は上がらないのですから。

受験生の皆さん、待望の入試を楽しんでください。応援しています!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
灘中学校は毎年、センター試験と同じ日程で2日間に亘って
入試が行われます。僕は英語科なので、試験監督だけです。

 


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来週20日すぎに『ユメタン』シリーズに新しい仲間が加わります。

『ユメタンJr.(身の回りのことを話そう編』です。

中谷彰宏さん風に書きますが、この本は3人のために書きました。

1.英語を始めた小学生や中学生
2.英語が苦手な高校生
3.身の回りのことが話せればいいなと思ってる大人

身の回りのものばかりを集めた単語および表現集です。

街の中、家の中、教室の中、病院、食べ物、自然の中、趣味や休日、
買い物、身体の部分、病気や薬、動植物などなど、身の回りにある
ものをピックアップして集めました。

写真が見にくい方は、写真をクリックしてください。拡大されます。

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さらに「コミュニケーションのために知っておけば役に立つ表現」を
巻末に50文掲載しました。

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巻末を見ると「2016年1月20日発売」となっていますので、おそらく
書店さんには21日か22日あたりに並ぶのではないかと思います。

ここに掲載されている単語や表現を、文ごと覚えてみてください。

まずは正しい発音、次に英語を見たら日本語で意味が言えるように、
最後に日本語を見て英語が即座に出てくるようにしましょう。

例によってCDは「日本語→英語」で収録してありますので、日本語
が流れたら即座に英語が言えるようになるまで反復しましょうね。

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最初の3ユニットに動詞と形容詞を固めて、残りのユニットの大半
を名詞にしてあります。身の回りのものを英語で言えるようにする
ための本ですから、どうしても名詞が多くなります。

ただし、名詞が言えても文の中で使えないと英語が話せるように
ならないですから、上に書いたようにセンテンスごと丸呑みして
ほしいなと願っています。

そうすれば身の回りのことが話せるようになります。

よかったら手に取ってみてください。宜しくお願いいたします!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
遅筆の木村を支えて下さった編集の立石さん、ありがとう!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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九州の県立トップ校で

Posted on: 2016年1月14日(木) 8:00

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福岡県の公立トップ校の先生から年賀状を頂戴しました。そこには
「『ユメタン2』を使っています。アプリを作ろうと思います」と書かれて
いました。なんだかとても嬉しくなりました。

九州と言えば、久留米大附設やラ・サールや弘学館など、私立中高
のトップ校で『ユメタン』を使って頂いているのです。

長崎県の公立トップ校、熊本県の公立トップ校2校、鹿児島県の公立
トップ校、宮崎県公立トップ校2校で『ユメタン』をご採用頂いていると
いうのは、アルクから聞いて知っていたのですけれども、福岡県の公立
トップ校でも使って頂いていたのですね。

知らなかった。さっそくお礼状をお出ししよう。

北海道と九州(と広島)の採用率は圧倒的に高いと聞いているので
すけれども、使ってくださっている先生方や生徒たちのために、
著者としてできる限りのご協力をさせていただこうと思います。

そしてこれからも感謝と初心を忘れずに頑張ります。

さらには目の前の灘校73回生も、九州の生徒たちに負けないように
鍛えてやろうと思っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
73回生は『ユメタン0』のUnit01に入りました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

成人式のニュースを見て思うこと

Posted on: 2016年1月13日(水) 17:13

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自分の成人式はどうやったかというと、近鉄八木駅(奈良県)近くの
会場で行われた式に出て、そのまま同窓会に流れていきました。

大学1年生として式に出た僕に、高校を卒業してすでに就職していた
同級生の女の子が「まだ学生?気楽でいいね」という鋭いジャブを
僕の左の顔面に炸裂させたのを今でも覚えています。

成人式というと、毎年大暴れする新成人のニュースが流れますね。

今年もいくつか報道されていて、やっとるなぁと思っていました。

でもきっとそういう人たちって、いい大人が周囲にいなかったんやろう
なぁって思ってしまいます。

普通はどんな式典であっても、私語を慎むとか酒を飲まないとか暴れ
ないとか(笑)、当たり前のこととして受け入れられていますよね。

灘校の始業式や終業式、卒業式などで私語をしている生徒を見ると、
僕はその生徒たちの保護者がどうして自分の子どもに「式典というのは
私語を絶対にしてはならない」というのを教えなかったんやろうと思う
ことにしています。そのうえでその子どもに注意します。

だから新成人を責める人がいるけど、それは親を含めた周囲の大人
にも責任があるんちゃうんかと思うようにしています。

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それと若い人たちに一応おっさんからのアドバイスをしておきたいが
昔みたいに「若気の至り」では済まなくなっていることを認識した上で
生きていかないとあかんのですよ。

今回も逮捕されてニュースで名前が報じられた人がいます。

以前は「若い頃はやんちゃして」で済みました。今はダメです。

なぜか。

インターネットのせいです。

それが医者であれ弁護士であれ学校であれ会社であれ、どんな組織
であっても、人を採用する際にはインターネットでその人を検索します。

「おい!こいつ逮捕されとるやんけ!」がわかったら、採用しますか?

そういうことです。

ネット上に誰かの悪口を書きこむ人がいますよね。僕の本の批判ぐら
いならなんてことありません。

そういう趣味の方もおられますし、自由に遊べばいいと思います。

でも他人の批判をネット上にするのは危険なことですよ。実名をあげ
なくてもダメなものはダメです。明らかにその人とわかるような書き込
みは危険です。なぜでしょうか。

たとえば友達の批判をネット上に書いてしまった。ブログやツイッター、
フェイスブックやラインに書きこんだとします。

フェイスブックは友達しか読めない設定にしてあるから大丈夫という
考えは安易すぎます。コピーして拡散することだってできます。

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よく「いじめを苦にして自殺した」なんてニュースが報じられますけれ
ども、自分の書き込みを苦にして誰かがお亡くなりになったらどうで
しょうね。

そうなるといくら改心したとしても、若気の至りでは済まなくなります。

どこかで働こうとすると、必ずその組織はあなたの名前を検索する
のです。インターネットで「こいつ、いじめをしてたんじゃないか?」
ということを知った組織があなたを進んで採用すると思いますか?

コンプライアンスの時代と言われます。

僕らが若い頃だって、法令は順守しなければならなかったのですが
現代はかなり気を付けて生きていかないと、若気の至りでは済まな
くなってしまっています。

もちろん普通に生きていればいいんですけどね。

軽い気持ちで・・・が人生を棒にふることにつながりかねませんので
特に若い人たちは誠実に生きていってほしいと願っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
「昔は不良だった」という台詞を吐く人がいますが
まさかそれが格好いいと思ってるんちゃうやろうな?
と思うようにしています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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月末は札幌セミナー

Posted on: 2016年1月12日(火) 20:11

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今週末はセンター試験および灘中学校入試が行われます。そして
23日の週末は東北に行きます。仙台と山形です。

仙台と山形の詳細についてはまた書きますね。

その翌週は札幌です。

1月30日(土)に札幌でセミナーを開催します。

先生方向けのものです。個人塾や予備校の先生方もおられます。

札幌セミナーは年3回行っていますが、今回は長文読解の授業を
させていただこうと思っています。

お申し込みはこちらです。宜しくお願いいたします。

北海道の先生方はとても熱心で、いつも会場が埋まります。
それに加えて、リピーターの先生方が多くて、懇親会が驚異的に
盛り上がります。今回も楽しみにしているのです。

長文読解ですが、大事な点は「問題を解いているだけでは、何題
解いたところで点数は上がらない」ということですね。

いくらセンター試験の過去問を解いてもダメなものはダメです。

今回のセミナーでは、長文読解の指導について、僕の授業を紹介
させていただきながら、みんなで勉強しようと思っています。

参加される先生方、宜しくお願いします!

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ここのところ武庫川の河川敷を毎日歩いていますが、
今日は寒くて凍えそうでした。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

俺が一番落ち着きない

Posted on: 2016年1月12日(火) 0:30

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郡山市で前川君から「講師の先生方で写真を撮りましょう」と
言われて、こういう形で並んだら「なんか堅いなぁ」と。

そこで

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こうなりました。

さて、採点がんばろ。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
数理哲人と僕は同い年で、藤井先生が年下やけど
藤井さんが一番落ち着いているのは秘密な。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

第6回ふくしま高校生無料セミナーにて

Posted on: 2016年1月11日(月) 12:06

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郡山の「第6回ふくしま高校生無料セミナー」はいつもどおりの大盛況、
大成功でした。いつも思うことですが、福島県のたくさんの先生方が
スタッフとして働いておられることが素敵やと思って見ていました。

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確かに哲人先生、藤井先生、木村が生徒たちに授業を行います。

しかし我々3人は触媒でしかないのです。

セミナーの目的として「生徒たちを鍛えること」であるのは言うまでも
ないのですが、それにプラスして、福島の先生方の指導力向上の
お役に立てれば本当に嬉しく思っています。

生徒たちを普段教えるのは僕らではなく、福島の先生方なのです。

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僕は沖縄や広島でもこういった形で先生方とお付き合いをさせていた
だいていますが、何十年か経ったときに「どうして福島と沖縄と広島は
こんなにも英語力が高いんだ?」と言って貰えるようになればいいな。

そこには「木村達哉」という名前は出てこないほうがいい。

頑張るのは現地の生徒たちと先生方であることが何より大切です。

触媒がヒーローになったらあきません。

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僕はこれからも数十年後の名無しを目指して動き続けるつもりですし、
それが灘校の生徒たちへの力にもなると信じています。

現代文の藤井先生が「触媒として働いた成果がたくさんの若者たちの
血肉になるのは、千の風になるよりも愉快で素敵ですわぁ!(^^)」と
コメントをくださいました。

大事なのは続けることですので、これからも灘校を退職してまで福島
のために頑張っている前川君と一緒に、僕もできる限りの協力をさせ
ていただきます。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
多くの灘校生たちも長期休みを利用して福島や沖縄で
活動を続けていることを誇りに思っています。
続けることが何よりも大事です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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冬休み宿題考査採点中

Posted on: 2016年1月11日(月) 7:00

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冬休み宿題考査を採点しています。冬休みの宿題は育伸社さんに
作っていただいた英文法のオリジナル問題集と『基礎英語』です。

問題の一部を紹介しますので、やってみてください。

**************
日本語に直しなさい。
1. How deep is the bottom tank?
2. This rope is ten meters long.
3. I have a pencil case with red polka dots.
4. How big are your mom’s rice balls?
5. Let’s connect the caps with wire.
6. I cannot answer the phone right now.
7. Are you scared of your mom?
8. My memory is not very good lately.
9. Sorry, we’re out of stock now.
10. Don’t scare me like that.
***************

1のbottom tankは潜水艇の中にあるタンクのことです。「底にある
タンク」でかまいません。それと5のcapsは「帽子」ではなくって
「キャップ」のことです。ビンなどの蓋ですね。

それほど難しくはありません。まぁ中1ですからね。

次は英作文。

***************
英語に直しなさい。なお、部分点は一切ない。
1. うちの妹、毎日5時間勉強してるんや。
2. 今日は雨かもね。俺ら、出かけんほうがええな。
3. ここは駐車場(a parking lot)やで。自分ら、ここで遊んだらあかんわ。
4. 俺さ、昨日とおととい、学校を休んだんや。
5. 10分後に次の電車が来るやろうな。
****************

3をHere is a parking lot.としている間違いが多かったです。
英文としては間違いじゃないですが、与えられた日本語とは意味が
かなりずれています。

5の「10分後に」をin 10 minutesと書いてある生徒が多くて嬉しいの
ですが、案の定というべきか、after 10 minutesも多いですね。

採点を頑張ります。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
無事に福島から戻りました。今日は採点します。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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