KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2009年12月

kimutatsu

鍛えたるから覚悟しとけよ

Posted on: 2009年12月16日(水) 15:32

I’m angry

採点してるのですが・・・お前らなぁ・・・いや、普通にできてる子らはええわ。
問題はやなぁ、いくら難しかったとは言え、覚えてれば取れる問題で落とし
まくってるお前ら、ホンマ覚悟しとかなあかんで。

正月から呼び出すか。しょうがないな。頑張ってもらおう。

確かに80点取るのは難しかった試験ではあるが、普通にやってりゃ70点
以上は取れる。平均点がそれを物語ってる。

というわけで、70点なかった連中は正月から呼び出すことにしよう。

お年玉は暗唱用プリント10枚にしとこう。覚えたら帰れる。覚えなかったら
朝から来て夕方まで帰れない。私? もちろん付き合うさ。

採点しとると、俺はカルシウム不足なんか?と思うぐらいイライラしますな。

生徒の答案

それに引きかえ、足立学園高校の生徒たちは頑張ってるみたいやないか。
加藤先生からメールと画像が届きました。嬉しいメールです。

***********************

昨日、『ユメタン』①が2周目に入りました。1周目は楽々コースでしたが、
2周目は標準コースにし、出題は先生と同じ方式で、30題としました。

その答案の一部を見ていただきたいと思い、送ってみました。

もちろん不合格者もいますが、4月当初に比べれば、彼ら、数段たくましく
合格点をとるようになりました!

この調子でガンガン鍛えようと思っています!

************************

灘校だから頭がいいんやろうとか、そういう誤解が蔓延しとるし、講演に行
っても「灘の生徒さんたちはできるんでしょうね」と言われることが多い。

そりゃ相対的に見れば、割合的に見れば、そういうことは言えると思う。

しかし駒場東邦の佐藤先生や久留米大附設の大藪先生、ラサールの丸山
先生ともよく話すんやけど、サボってるとどんどん堕ちていくのだ。

いくら灘や駒場東邦や久留米大附設やラサールといえど!

そりゃ大半は頑張ってるけど、実際のところ、期末考査で20点ないなんて
生徒だっているにはいる。これは鍛えてやらないと保護者にも申し訳ない。

僕らが「こいつらは頭がいいから、そのうち帳尻を合わせるかな」なぁんて、
高をくくって鍛えないと、彼ら(や保護者)はEXTRA MONEYをしはらって
予備校に通わねばならないということになってしまう。

それでは申し訳ないし、教員は教員の責任で、生徒らを鍛えねばならぬ。

せっかく進学校に入ってきても、それに安心してしまって勉強しない生徒は
いくらそういう学校の生徒たちでも、等しく堕ちていくのです。

逆に中学入試や高校入試に失敗し、偏差値的に高い学校に入れなくっても
その後の鍛え方が適切だと、どんどん伸びていく。

『ドラゴン桜』で現役合格した水野は、決して極端な例ではないのです。

加藤先生とその生徒さんたち、これからも頑張って下さい。そして大学を選
ぶ際に、英語ができないから自分の進みたい人生の道へは進めないという
悲しいことにならないよう、努力を継続させて、英語の達人になって下さい。

妥協せずに頑張るってのは、思ってる以上に大変なことやけれども、しかし
毎日歯磨きをするが如く、習慣になってしまえばなんてことありません。

大変だといっている人は習慣になっていないのです。

僕もサボっている生徒たちが数年後に泣くのを見たくないのです。なので、
彼らに嫌がられようとも、また泣こうが喚こうが、家の用事があるから帰り
たいと言おうが、まったく無視して彼らを鍛え続ける所存でおります。

 

(追記)採点はどうやら今日中に終わりそうです。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

数研出版の『UNITE』を採用して

Posted on: 2009年12月15日(火) 12:35

僕と山田君
(チームキムタツ関東支部の・・・全員がこうじゃないよ)

ヒアリングマラソンを聞きながら英語の採点をしています。ちょっとやっては
休んで、そしてこうしてブログに向かい、ちょっと文章を書いては採点に・・・

そんなことをしとるから終わらんのだと思うでしょ?

それは違う。

ここまでやったらブログを書こう。ここまでやったら本を読もう。ここまでやった
ら吉田拓郎を聴こう。ここまでやったらメーリングリストに返信しよう。

そういう感じでこまめにやる気を管理しないと続かんのですわ。

昨日、チャートの佐々木君が来校。僕が中3の先生に頂戴した書道Ⅰの教科
書を見ているときにいらっしゃった。 

ササキ:先生、こんにちは。お世話になります。
キムラ: こんにちは。お世話になっています。ところでササキ君、数研ってさ、
      書道のテキストある?
ササキ:先生、すみません。ありません。
キムラ: ないの? じゃあ今日は何も用事はないなぁ。

なんて冗談を言いながら、新しい薄物が出ましたと見せてくれました。書名は
『UNITE 英語総合問題集』のSTAGEゼロという学校採択専用品。

リスニングCD付きで562円。安すぎる。デフレもいいとこだ。ケシカラン。

というわけで、全ての文章が150から220語からなる長文(短文?)が15題
あって、中学レベルの文法が復習できるということ。

突然の営業で採用なんてしたことない木村やけど、実は1月から生徒たちを
いじめ・・・否、鍛えるための読解問題集を求めていたので、採用させて頂く。

手渡された瞬間に「ササキ君、採用するわ」というと、信じてもらえない。

「え?ホントですか?でもまだ何も説明してないですが・・・」

いいのだ。腰が低くて、僕が書道のテキストを見ている間、他にもきっと用事が
あるだろうに、ずーーーっと待っていてくれたことを僕は知ってる。

タイミングをはからずに近づいてくる営業の方が多い。それでもこちらはでき
るだけ笑顔で接することにはしてるけど、でも忙しい時は教材を見る時間的
余裕がないので、結局は採用に結びつかない。

タイミングを計ってもらえると、とても話が聞きやすい。

業者の方が下で、こちらが上なのではない。それは誰かと喋る際や電話をす
る際の礼儀なのだ。だから夕食を食べていると思われる時間に電話をかける
人は、残念だけど仕事ができない人だというレッテルを貼られてしまう。

「1月8日から学校が始まるから、そのときぐらいに納品してください」
「えーーー!ホントですかぁ!ありがとうございます!」

という会話をした後、隣の前川君が「珍しく、採用しそうな気がした」と笑顔。

石川君
(これはアルクの営業マンの石川君です)

どういう基準で採用するかというと、それは一言。「自分で使い方がイメージで
きる本を採用する」としか言えない。

教員が自分で使い方がわからない本は、生徒たちにもわからんと思う。

僕が『UNITE』のSTAGE0を採用したのは、渡された瞬間に使ってる自分の
イメージが頭に浮かんだからで、使い方がイメージできないと採用できない。

以前、教員になりたての頃、『速読英単語』を採用したけど、結局自分が未熟
だったこともあって失敗した。使い方がわからなくって。

「まず左ページを見て読みなさい」と指示したところ、「先生、読めません」と。
確かに英文が難しくて、とても初見で読めるようなものではない。

では後ろにある単語のページを見て、最初に覚えてしまいなさい。そのうえで
英語のページに戻って読みなさい、と指示。

先生!単語テストはどういう形でやるんですか?と生徒たち。

単語のつづりと意味を書いてもらうよ、と僕。

結果的に生徒たちは単語のページしか勉強しなくなってしまいました。

そこで英語の文章を読めたかどうかの試験に切り替えた。ところが生徒たち、
右ページにある全訳を読んだ上で、左ページを読むようになってしまった。

そうすると以前より単語の定着率が低くなってしまった。読解力も落ちた。

『速読英単語』はいい単語集なんだろうけど、学校で使うのは難しいと思って
いて、だからちゃんと使っている先生方は凄いなと思ってるのです。

ササキ君が持ってきてくれた『UNITE』は手渡されて開いた瞬間に使い方が
イメージできた。これはなかなかいい。

生徒たちに問題のページを開かせて、時間を5分から7分与えて設問を解か
せる。構造分析をする暇などない。スキミングしないと時間がない。

そして3題の設問をその時間内に解かせる。できた生徒から解答解説を開い
て、自分で答え合わせをする。

僕? 僕は教卓のところにボンヤリ座って時間を計るという重要な役割があ
るじゃないか。生徒たちの邪魔をしてはいかん。

時間がきたら全員が答え合わせ。ここまで授業開始から10分もかからん。

わたしです
(これは僕です)

授業時間はまだ40分もある。次は解答冊子の全訳のところを見ながら音読
する。文法的なことや文構造がわからない生徒は挙手すればよろしい。

音読する際は意味を確認しなければ効果が全くないので、全訳は必須だ。
全訳のない音読はあり得ない。

音読の方法を書き出すと長くなるので、またそのうち書きます。

音読しながら、Read & Look Upを繰り返す。読んでは顔を上げ、その英文を
空で言えるように頑張る。そしてその150語から成る文章を全て暗唱する。

次はB4の白紙を配布して、覚えた文章をどんどん書きつけていく。こうすれば
綴りがあいまいだった単語をピックアップして覚えなおすことができる。

いわゆる「暗写」です。この時間がなければ次の時間にやることになる。
宿題にはしない。暗写を宿題にしても意味がない。サボろうと思えばサボれる。

これを繰り返せばこの1冊が終わる頃には15題の長文を全部覚えることに
なるので、僕が指導しなくっても英作文の力とスピーキングの力が怖ろしく!
身につくことになる。

そこに英文法の「音読→Read & Look Up→暗唱→暗写」と、『ユメタン』でも
同じ作業を繰り返すことになるので、英作文の授業は必要ない。

高2が終わる頃には鉄板の英語力がつくことになるってわけです。

英作文の授業は高3でやるが、それは英作文というよりもむしろ「与えられた
日本語をいかに加工するか」ということに主眼を置いた授業になります。

チャートの皆さん、素敵な本をありがとうございました。これを使って、生徒ら
の英語力を高めます。生徒たちは僕を悪魔と呼びますが、卒業する際には
エンジェルと呼んで学校を出ていくことになる。それでいいと思っています。

教員が妥協しなければ、絶対に生徒たちの英語力はアップすると信じてる。
僕が妥協しなければ、生徒たちも妥協せずに頑張ってくれると思っています。

 

(追記)アルクの方々が作ってくれた『ユメタン』の使用事例を集めた冊子が
     全国の先生方に好評なんだそうです。実際に使っておられる先生方
     の声を集めた冊子ですが、とても参考になります。
     ご希望の先生方はアルクの石川君か矢部君か原田さんまで。
     ちなみにそこに載ってる神奈川大の久保野さん、ちょっと痩せたね。

 


kimutatsu

岡山中・高等学校にて

Posted on: 2009年12月15日(火) 10:36

china

遠足のときに作ったのがこれ。それが昨日学校に届けられました。

それがこれ!

china2

先日、福岡の松尾さんから頂戴した明太子を入れて食べてみる。美味い!
採点があるので酒が飲めないのが珠に瑕だが、しかし美味しい。

うーむ、ついに才能が開花したか?

そう思っていたら、昨日は書道教室でなぜか前川先生と一緒に書を書いて
みました。「人生是愛」と書いてみました。日本史の前川君は「親魏倭王」と。

習字なんて何年ぶり?なこともあって、あまり上手く筆が使えない。

どうでもいいことに負けず嫌いな僕は中3の書道の先生に頼んで、中学生む
けと高校生むけの教科書を数冊頂戴しました。

これで勉強しよう。

焼き物と書道は全く別物というわけではありませんし、それが授業に生きる。
そう考えて、来年は特に書道に勤しむことにしました。

ある日から急に英語を縦書きで板書しだしたら、それは書を極めたってこと
かもしれぬ。生徒たち、覚悟したまえ。

山田君
(先日のチームキムタツ関東支部の飲み会にて)

ところで先般、岡山中学・高等学校で講演をしてきました。数年前やったか、
お世話になった三宅先生から「是非!」と言われて、行ってまいりました。

対象は中学1年から3年やったのですが、非常に聞く態度が良くて感動した。
終わってからの質疑応答も活発でした。素晴らしかった。

こういうのはご両親と先生方の指導の賜物やな。人の話がちゃんと聞ける。

人が喋っている時に、それが仮に自分の意見と違っても、最後までちゃんと
聞けるというのは、その人の能力なのだと思う。

その能力は概ね親が植えつけるべきで、したがって人の話をちゃんと聞けな
い生徒を見ると、「キミのお父さんとお母さんは立派な人なのに」と言うことに
しとるのです。「立派な人なのに、どうして教わらなかったのだ」と。

岡山中の生徒たち、これからもその姿勢は大事にしてほしい。

それと『ユメタン』を使ってくれてありがとう。大学進学の先を見て、努力しよう!

英語は大学に入るためにやってるんじゃない。『ユメタン』をちゃんと先生方が
指示するとおりにやれば、東大レベルの英語なんて高2で仕上がるはず。

頑張ろうぜ。サボることは簡単やけどね。言い訳ばかりしてサボることは簡単
やけれども、どうして僕が「夢をかなえる単語集」としたのか考えてほしい。

そして努力を継続させよう。そうしたら東大や京大なんてレベルの英語なんて
あっという間に凌駕し、その先を見据えた英語力が身につく。

さて、期末考査の採点します。

今回は結構難しくしました。英作文はこんなんです。皆さん、できますか?

***************

1.もし僕がキミなら、遅刻したことを先生に謝るけどな。
2.僕達の歴史の先生は、まるでその戦争を見ていたかのように説明した。
3.嫁さんから電話があったら、出かけてるって言うてくれへんか。
4.子供の頃は学校の帰りによく本屋さんに寄ったものだ。
5.僕の妹は挑戦好きなので、そのイベントにも参加したかもしれない。

***************

中学2年生にしては難しいかもしれんけど、90点台が続出しているのを見る
と、彼らはよく「音読→暗唱→暗写」を繰り返してくれてるのがわかる。

よかよか。

 

(追記)筑紫女学園高等学校で『センター試験英語リスニング合格の法則』
     の基礎編を一括採用してくださいました。ありがとうございました!
     生徒たち、再来年のセンター試験に向けて、今は基本的な力をどん
     どん蓄えていってください。先生方の指示に従いましょう。
     決して我流に陥ることなく、先生方の指示どおりに勉強しましょう!
     がんばってください!

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

これだけやったんやから合格するはず

Posted on: 2009年12月15日(火) 0:55

fuji

新幹線から撮影した富士山ですが、めっちゃ綺麗ですよね!隣に石川君が
座っていて、彼はうとうとしていたのですが、起こしました(笑)。

石川君、富士山が綺麗から起きて! 

迷惑だったと思うけど、それぐらい綺麗やったのです。

むかしむかしのことですが、関西や中国地方から東大(に限らず関東の大学)
を受けに行く際に、新幹線から富士山を見たら落ちると言われてましてね。

ジンクスみたいなもんなのでしょう。

もちろん今はそんなこと言う人はいません。以前あった「四当五落」という言葉
も死語となりました。受験生が5時間も寝ていたら落ちるという意味です。

4時間なら合格するけど、5時間だと寝過ぎなんだから落ちる。

どんだけ非科学的なんや。でも僕らは「そうか!じゃあとりあえず勉強する気
にならんし、寝たほうが授業中に眠くならないからいいに決まってるけれども、
四当五落やから、もうあと2時間起きてラジオでも聞くか」なんてやってた。

意味ない。 \( ̄D ̄)/オイオイ

ジンクスなんか関係ない。大事なのは「自分はこれだけやったんやから絶対
合格する」と思えるかどうかなのだ。その一点にのみこだわるべきや。

決めるのは相手さんなんやから、こっちとすればベストを尽くす以外にない。

というわけで・・・

名古屋や関西、中国の受験生で、新幹線を使って受験する人は、仮に新幹
線の座席から富士山が見えても気にしないようにね(笑)。

それは要するに「富士山にうつつを抜かしてるようでは落ちる」という意味で、
まったく非科学的な理由によるものなんやから。

富士山を見て楽しむぐらいの余裕があったほうがいいかもしれん。

日曜日に和田玲先生のセミナーがあるので、授業力向上のために参加する
のです。場所は東京駅の近く。宿泊は新宿。また富士山が綺麗だといいな。

 

(追記)長崎と岡山の高校で『ユメタン』をご採用賜りました。
     担当の先生方、本当にありがとうございました。
     生徒たちは先生方のご指導にしたがって、早いうちに
     単語力(と文法力)を身につけていってくださいね。

  


kimutatsu

感謝をこめて

Posted on: 2009年12月14日(月) 16:47

team kimutatsu

週末、東京に行ってきました。関東の先生方で「チームキムタツ関東支部」
というものを作ろうという動きがあったので、顔を出して参りました。

すでにチームキムタツには全国の先生方が600名以上加入されています。

九州支部や関西支部(本部?)も発足し、なんだかいい感じになってきたの
に加えて、大学生の人たち、つまりこれから先生になろうとする方々も加入
したいということで、入られるケースも増えてきました。

新宿のあるお店に集まられた先生方、ありがとうございました。そしてこんな
素敵なケーキを注文していてくれた矢部ちゃん、ありがとう!

先ほどからチームキムタツの先生方から「『ユメタンゼロ』が届きました」とい
うメールを(メーリングリスト上で)頂戴しております。

こちらこそありがとうございました。

これからも感謝を忘れず、愚痴を言わず、悪口を言わず、生きていきます。
そういう姿勢が生徒たちに伝染し、日本がいい国になればいいなと思います。

23日は九州の先生方が40名ほど博多に集結されます。

東京もそうでしたが、おそらく初めて参加されるという先生方もおられるかと
思うのですが、教員同士、横のつながりを大事にして、頑張っていければと
考えております。よろしくお願いします。

それから影となり日なたとなり、支えてくれているベネッセやアルクの方々に
心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

皆さんがいなければ、我々教員はとてもこのような組織を作ることはできず、
結局3年や6年のスパンでどのようなシラバスを作ったらいいかもわからず、
特に若い先生方は手探りのまま進んでいたように思います。

教員の中には時として営業マンなどに対して横柄な態度で接する人もいます
けれども、教員と業者はいい意味で支えあうべきだと思うのですね。

どちらが上でどちらが下というわけではない。

こういう組織がどんどん人を育て、日本の教育を支えていってくれればいい
なと願っております。

 

(追記)今日久しぶりに歯医者さんに行きました。
     今日のブログが短いのは、そのせいなのです(涙)。痛い・・・

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

焦ること勿れ

Posted on: 2009年12月11日(金) 22:45

My Books

最近の趣味が「年賀状書き」になっている木村です。皆さんは年賀状、何枚
お書きになりますか。僕は今のところ500枚ぐらいです。

単に印刷したものを送るだけってのは味気ないので、一筆ずつ書いてるの
ですが、そうすると一人一人の思い出に浸り、時間がどんどん過ぎていく。

そうすると採点ができず、とんでもないことになります。

なので年賀状書きは採点が終わるまではちょっと置いておこうと思ってる。

こんなに必死に年賀状を書いたのも、えらい久しぶりやな。最初は知り合っ
た先生方全員に書こうと思ったが、どうも無理っぽい。時間的に。

とりあえずタイムリミットまでは頑張ろう。

fourleaves

11月の模試がそろそろ返却されてきましたね。まぁしかし模試は模試です
からね。良かった人は油断しないように、悪かった人はそれなりにがんばる
しかないのです。判定は良かった人だけ覚えておけばよろし。

去年卒業した生徒で、東大模試でA判定やったのに、本番で落ちた教え子
がいました。後期で合格したんですけどね。

合格通知を受け取ったその生徒に「前期、一発で合格せんかいや」と言うと
「いや、A判定ってのは必死にやれば合格するって意味だったんですね」と。

油断大敵。

悪かった人はしょうがない。ただし全くできなかった人が過去問ばっかりに
手を出すのは意味がないよ。苦手な部分をどんどん埋めていかないと。

あるいは得意な部分を伸ばすことやなぁ。

センター試験レベルで点が取れない人は、基本に戻ろう。過去問を何年分
解いてもある点数からあがらない人は、それ以上解いてもあかんよ。

過去問をやるのは、本番の点数をアップさせるためじゃない。

どの程度取れるのかをチェックするためにやるのだ。

それが取れないということは、それだけの力しかないのだから、他の過去問
をやる前に、またまた基礎練習に戻ればいいってことになろう。

とにかく最後まで最善を尽くそう。結果など気にする必要はまったくない。

 

(追記)『ユメタン』ゼロが好評で非常に喜んでおります。メールをくださる
     先生方、本当にありがとうございます。感謝しております。

 


kimutatsu

彼の引退に思う

Posted on: 2009年12月10日(木) 11:51

甲子園

僕はドラゴンズファンなのですが、年間に10回ぐらいは阪神甲子園球場に
足を運び、1塁側に座ってのんびり飲みながら(野次りながら)観戦します。

コアなタイガースファンには負けますが、それぞれの選手の応援歌なんかも
だいたい知っていますし、一緒に歌うこともあります。

好きな選手をタイガースから選べと言われれば、文句なしに藤川投手でして
彼が登場するときのテーマ曲が流れると、「球児!球児!」とうるさいのです。

一緒に行く人もよく知っていて、「木村さんが行くとだいたいタイガースが勝つ
から、今日も球児が見れるといいですね」とおっしゃる。

阪神VS中日以外だと阪神を応援しています。

野手で一番好きなのが赤星選手です。体は小さいのですが、ガッツ一杯の
プレーをするからです。

だから僕は赤星選手のタオルやシャツを持っているのですね。

球場へ行くと赤星選手の背番号をつけた応援ユニフォームを着ている人って
実は結構少ないのがわかります。金本や球児、矢野が多い。鳥谷も。

僕は赤星のを買いました。

その彼が昨日突然引退を発表しました。横浜戦でダイビングキャッチを試み
たときに見ていて、あれはまずいと言っていたのですが、やはりダメでした。

僕が彼を好きな理由のひとつが全力疾走にあります。

塁間を全力疾走する選手はたくさんいます。でもチェンジのときに全力疾走を
する選手って、プロになるとほとんどいません。

赤星選手はセンターからベンチまで、またベンチからセンターまで、そんなに
速く走らなくてもプロなんだからいいじゃないかと思うスピードで走ります。

アマチュアが全力で走らなければ、普通は監督に怒られて、替えられます。
プロになるとダラダラ走ったり、あるいは歩いていく選手だっています。

赤星選手はいつも全力でセンターからベンチへ帰ってくるのです。それを見て
初心を忘れない赤星選手は凄いなと思っていたのです。

その姿ももう観れないのですね。とても寂しい気がします。

脊髄が損傷して、寝たきりになってしまったらどうしようもありません。これから
の人生のほうが圧倒的に長いのですから、今回の決定は当然だと思います。

しかしどうも昨日の夜に彼の引退のニュースを知ってから、心の中にちょっと
何か穴がぽっかりとあいたような気分でおります。

赤星選手、ドラゴンズファンの僕から言うのも変ですが、いつも全力プレーを
ありがとうございました。僕もとても刺激を受けていました。

仕事に全力を尽くすことを忘れがちな時に、甲子園へ行き、ベンチとセンター
の行き帰りをダッシュしている赤星選手を見て、自分はこれではアカンなぁと
いつも思っていました。

これからはまた別の道に進まれるのでしょうが、今までどおりの全力プレー
で、周囲の方々に感動を与えるご活躍を祈念しております。

来期も甲子園に行きますが、赤星シャツと赤星タオルは大事に使います。
お疲れさまでした。これからも頑張ってください。ありがとうございました。

 

(追記)徳島県立板野高等学校で『ユメタン』ゼロを、大分県立大分舞鶴
     高等学校で『ユメタン』①と『ユメタン』②を、それと佐賀県の私立
     東明館中・高等学校の中1で『ユメタン』ゼロを、それぞれご採用
     賜りました。担当の先生方、本当にありがとうございました。
     またこちらには書きませんが、愛知県の高校と福岡県の高校で
     『ユメタン』①と②をご採用賜りました。ありがとうございました。
     生徒たちは先生方の指示にしたがって、単語力をどんどんつけて
     いってくださいね。単語と文法、読書は語学勉強の土台です。
     基礎段階で手を抜かず、どんどん覚えていきましょう!

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

こういう瞬間が嬉しくて

Posted on: 2009年12月8日(火) 21:46

Thank you!

福岡の学校の、すでに還暦を過ぎた英語の先生からメールを頂戴しました。
2年ほど前に大分で行った講演でお会いして以来のお付き合いです。

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3年生の女子が昨日、○○大学の看護にAO入試で合格しました。
ユメタン①を繰り返し勉強して頑張った子です。
本人も夢みたいだと私の手を握って泣きじゃくっていました。

入学した時の英語力は並み以下でしたがよく老人のいじめ?に
耐えて頑張ってくれました。

ユメタンのフレーズも完璧にLOOK UPで瞬間英作文できるまでに成長
しました。おかげで英語の長文(論文)の要約を中心にした問題が、私の
採点で78%の出来でした。

きっと患者の気持ちのわかるいい看護師になってくれることでしょう。

ユメタンさまさまです。多謝多謝! 後に続く医学部や九州大学、広島大学
などを受験する生徒たちもきっとユメタンパワーで頑張ってくれると思います。

過日、某大学の集中講義に行ってきました。学生の語彙力のなさに愕然!!
早速ユメタン①~③までをやるように言いました。

いつか木村先生と一緒に本が書けたら最高ですね。

いつか老人の夢を叶えてください。

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本を作っているというと「儲かってますか?」なんて聞く人がいるんやけどね。
本なんて金を儲けるために作ってるんじゃないんよ。気持ちはわかるけどさ。

こういう時が最高に嬉しくて、そのために書いてると言っても過言ではない。
こういうメールをいただくと、ほんまにな、涙が止まらへんねん。

僕の魂を大事にしてくれてありがとう。合格おめでとう。本当におめでとう。
そして石黒先生、ありがとう。先生の夢、叶えましょう。絶対に叶えましょう。

物書きとしたら先生のほうが先輩なので、いろいろご指導ください。

あぁ、ほんまに嬉しい。人との出会いを大事にしてきて、ほんまによかった。

 

(追記)ユメタンですが、今日だけで数校のご採用を頂戴しました。
     明日またお礼と生徒たちへのメッセージを書かせてください。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

気持ちが急くときには

Posted on: 2009年12月7日(月) 20:34

momo1

最近はソファの上に顔だけ乗っけて寝ているモモですが、まぁ僕が出かける時は
うるさくてうるさくて、吠える吠える。何を喋っとるのかわからんが、とにかくなにか
必死に喋ってる。「気をつけろ!」なのか「私も連れてけ!」なのかわからんけど。

仕事をしてるとだいたい足元で寝てる。そしてそのまま寝続ける。

私が階下に降りると、階段をトコトコと歩いて降りてきて、また私が上がるとついて
来るのです。可愛いといえば可愛いが、へそを曲げるとうるさく吠える吠える。

こう書いている間も私の足元で寝てる。気楽なことよ。

momo2

最近は原稿書き、原稿チェック、読書、ヒヤリングマラソン、年賀状書きをすべて
ほぼ同時にこなしながら、実はあることに気持ちが行きつつあるのです。

恒例!年末ゴルフコンペだ!

酒井社長に負けるのは、まぁ良しとしよう。丸善の吉田さんとは会うのが楽しみだ。
彼も上手いので、負けてもしょうがない。

(株)日教販の河野社長に負けるのも、山去取締役に負けるのも、良しとしよう。
前回、河野社長も山去取締役も100を切っておられる。90台の前半。

私は110いくらやった気がする。これではどうしようもない。勝負にならへんわ。

しかしやなぁ、今回は負けてはならぬ人がいるのだ。

日教販の前社長の森内さん。この御仁に負けることは、私のプライドが許さない。
以前一緒に回ったときにも、口舌の刃で切ったり切られたりした仲なのです。

ふむ、森内さんが来るのか。こりゃ・・・練習せなしゃないやん。

しかしそれまた楽しみだ。森内さん、私、大好きなんよね。

なんて考えているうちに、おい、いつ練習にいけるねん?とスケジュールと相談し、
こりゃどう考えてみても、夜中しか空いてへんやんけということが判明。

あなかなし。いとあわれなり。

そんな折にもいろんな出版社さんからメール多数あり。そんないっぺんに書けませ
んってば(泣)。しかも右目が大変見にくいので、非常に疲れるのです。

\( ̄D ̄)/

というわけで、ブログに現実逃避しましたが、焦ってもしょうがないので、ゆっくりと
クオリティを高めることだけを一心に考えて、原稿に向かおう。

気持ちが急くときには、とにかく学習や仕事の質を上げることに終始すべきやな。
スピードを上げてもろくなことはない。1つ1つのクオリティを大事にすべし。

  

(追記)でも「数」や「量」も大事なので、そりゃもちろん頑張る。 

(追記)佐賀の河原先生、嬉しい連絡をありがとうm(_ _)m

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

Walking around in Tokyo Univ.

Posted on: 2009年12月7日(月) 8:59

紅葉

いつも思うけど、この大学は木々が色を鮮やかに変えますねぇ。美しい。
歴史のある大学はどこもそうなのでしょうが、東大のは本当に美しいです。

これは嵯峨さんに頂戴した画像なんですが、実は今週末、それと来週末、
いずれも東京に行くので、僕もひさびさに本郷にいってこようかなぁ。

今週はチームキムタツ関東支部の忘年会。多くの先生方にお会いできる
のが楽しみだ。それと山田君と。彼とはしょっちゅう会ってるけど。

来週は和田玲先生のセミナーに参加するのです。彼のアクティブな授業法
を体得して、僕も授業力をアップさせたいので、参加しようかと。

土曜日に東京に入り、日曜日に帰宅するのですが、考えたら結構空いてる
時間があるようにも思うので、本郷を散歩してこよう。

前に本郷に行ったときは卒業生の三井君に会って、少しだけ喋れたのです
けれども、今回はどうかな。

その前に今日から始まった期末考査の採点をがんばらな。

 

(追記)高校と違って、大学ってのはどこも重厚な雰囲気がありますね。
     ひさびさに関学を散歩してこようかなぁ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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