KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2013年6月

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リネハン氏をお招きして

Posted on: 2013年6月12日(水) 22:41

nada133

今日は高3の英語の授業をカットし、代わりにアメリカ総領事のパトリック・
リネハンさんにおいで頂きまして講演をしていただきました。

何人かの生徒たちからメールを頂きましたが「素晴らしい講演でした!」と
感謝の言葉に溢れていました。

先日、アメリカ領事館に打ち合わせに行きました。

その際の90分の打ち合わせも、そして今日の講演と質疑応答も、ALL
ENGLISHで行われました。当然といえば当然なのですが。

ここまで受験ライクなリスニングの授業をしてきたのですが、それだけでは
面白くないなと思って、外交官であるリネハンさんをお招きして英語で話を
していただけたのは、生徒たちにはとてもよい経験となりました。

リネハンさんはゲイであることをカミングアウトされています。

講演の最初に「今日のキーワードはDIFFERENTです」と仰いました。

全員が他の全員と違うことに誇りを持とうじゃないかと話しかけられました。
背が高いことも低いことも、英語が得意なこともそうでないことも、ゲイであ
ることもそうでないことも、みんな他の誰かと違うんだという話でした。

そしてそういうDIFFERENCEを認め合わないからいじめ等の問題が起こる
のですと仰いました。違いを認めてリスペクトし合おうと仰いました。

生徒たちはメモを取りながら一生懸命に彼の英語に耳を傾けていました。

メモの取り方なんて教えてません。

でもリスニングをしながら、彼らは一所懸命にメモを取っていました。

45分の講演の後、15分の休憩をはさんで質疑応答が行われました。

 
nada134

質疑応答は60分にわたって行われました。最後まで質問が途切れること
はありませんでした。生徒たちは次々と手を挙げて英語で質問しました。

終了後も控え室にまで生徒たちが来て、時間までずっと話をしていました。

僕が彼にWhat do you think about my students’ English?と聞く
と即座にGREAT!!!とおっしゃって、とても嬉しかったです。

秘書の方は「日本の学校教育だけでこんなにも英語が話せる生徒たちが
いるということに驚いています」と、僕と生徒たちを褒めてくださいました。

 
nada136

僕はなんかとても嬉しくて、学校から家までの12キロを歩いて帰りました。
歩きながらいろいろ考えました。この6年間の取り組みについて。

あそこはもうちょっとこうしてやればよかったなとか、いろいろ思うことがない
わけではないのですが、今日のように英語をスラスラ喋っている生徒たちを
見て、あとは大学で専門の語彙を増やせば大丈夫かなという気がしていま
す。そして彼らであれば、きっと頑張ってくれるかなと思っています。

今日は本当に良い機会になりました。

セクシャル・マイノリティーや「違い」や差別について考える機会になりました。

人と違うということに誇りを持つということに気付く機会にもなりました。

そして生きた英語を使う良い機会になりました。

このような良い機会を与えてくれたリネハンさんに心から感謝するとともに
また明日から生徒たちに生きた英語力を身につけてやろうという気持ちが
強くなりました。

これからも英語力を鍛えて、今度は彼らが海外の人たちに話す機会が訪
れても大丈夫なようにしてやろうと思っています。

 

今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
夜になってもまだ興奮しています。
しかしアメリカ総領事・・・よぉ考えたらそんなVIPがよぉ来てくれはったもんや!
お呼びしてほんまによかった!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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久御山高等学校さんにて

Posted on: 2013年6月11日(火) 23:07

kumiyama

京都府立久御山高等学校さんに行ってきました。久御山高校と言えば
何年か前にサッカー部が全国大会準優勝でしたね。

『ユメタン』を使ってくださっているのですが、それ以前に東先生が僕の
セミナーによく来てくださって、是非とも来てほしいということでしたけれ
どもなかなか日が合わなかったのです。

このたび、やっと縁があって行ってきました。

高1と高2の生徒たちに「夢をかなえる英語勉強法」という演題で講演
をさせていただきました。

高1の生徒たちは体育館で座りにくかったと思うのですが、一所懸命に
メモを取りながら熱心に聞いてくれて嬉しかったなぁ。

高2の生徒たちにはさらに具体的に英語の勉強法について話をしました。
特に単語の覚え方についてかなり突っ込んで話をしました。

再来年の入試に向けて、頑張ってもらいたいなと願っています。

kumiyama2

夕方から英語科の先生方に向けてプチセミナー&懇親会。

懇親会は本当に盛り上がりました。しかし面白い先生ってのはどこにで
も一人や二人はいてはるもんやなぁ。みんなで爆笑しまくりました。

生徒の皆さんは決して自分の能力に線引きすることなく、精一杯努力し
ましょう。自分の能力は過信するぐらいでちょうどいいのです。

「どうせアカンわ」という意識があるうちは絶対に伸びません。

大成功している自分をビジュアライズして、努力しましょう。

東先生をはじめ、英語科の先生方にはお世話になりました。
本当にありがとうございました。またお会いするのを楽しみにしています。

 

今日も僕のブログを覗いてくださってありがとうございました。
いろんな学校さんから「来てください」と言われておりますが、
目の前の自分の生徒たちの世話が何よりも大切ですので、
そちらの時間が空いたときに行かせてもらいます。
声をかけてくださってホンマにありがとうございます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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パワフルメソッドの電子書籍化

Posted on: 2013年6月11日(火) 21:33

sanseido02

おかげさまで『キムタツ式灘校生が実践しているTOEICTEST900点
を当たり前のように取るためのパワフルメソッド』がご好評頂いています。

ご報告なのですが、電子書籍になったそうです。

といっても僕には何のことかわからんのですが、そういう連絡が角川の
原編集長からありました。

なにせ!

電子書籍になった!

そうです。

しかしね、とても残念なニュースもありました。6月10日読売新聞です。

グローバル人材「自分には無理」・・・高校・大学生の半数超

・・・なんだそうです。興味ある人はこちらからお読みくださいませ。

そりゃ内向き志向もあるんでしょうが、その大半が「英語が使えん」という
ことが原因なんじゃないでしょうかね。

TOEICの点数が高ければいいという風潮、アホの極みですよねぇ。

いくら点数が高くても英語が自由に使いこなせんのでは意味がないわ。

過去問やって点数だけ上げても意味ないし!

『パワフルメソッド』の読者がそういうメンタリティーに陥らないことを願って
やみません。音読と暗唱を中心に据えた英語の学習を心がけましょう。

 

今日もブログにおいでいただき、ありがとうございました。
今日はびっくりするような先生から対談の申し入れがあり、
ほんまに朝からびっくりしておりました。

 


kimutatsu

受付終了の巻

Posted on: 2013年6月10日(月) 23:53

TK139

英語教師塾ですが、やはり即日完売(無料やけど)となりましたので
ご連絡申し上げます。

参加される先生方は気合いを入れて参加してください。

アルクや啓林館のセミナーと違って、木村主宰のものです。

何より必要なのは「授業が上手くなりたい!」という想いです。

なにか教えてもらおうという姿勢の人はお引取りください。

自分で盗んで帰って下さい。気迫のない人は来ても何も教えて貰え
ません。僕はいっぱいボールを投げます。ちゃんと受けて下さい。

大学生も参加するそうです。若い先生方だらけだそうです。

相当楽しみにしています。

僕から「授業してください」というメールが届いた人は授業担当です。
その人は生徒役の先生以上に気合いを入れて臨んでください。
「えー!初参加なのに無理です!」等の返事は受け付けませんので。

それから11時から18時まで、約7時間におよぶ英語教師塾ですが、
アルクの良心的なセミナーとは違って昼食の時間は取りませんので
適当にパンやおにぎりなどを買ってきて、途中の5分休憩の時などに
口に放り込んでください。

時間がもったいないので。

雰囲気はアットホームですが、時間と気合い、プロ意識だけは大事に
したいのです。昼飯なんて食わないほうが眠くならなくていいのです。

ちなみに僕の昼食はだいたい毎日カロリーメイトです。
お腹いっぱいになると昼からの授業のクオリティーが落ちるので。

8月15日。楽しみにしています。

 
 
今日もブログにおいでくださってありがとうございました。
かく言う僕も大意要約の授業をさせてもらおうかなと思ってます。

 


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英語教師塾の開催について

Posted on: 2013年6月8日(土) 1:00

TK137

啓林館の北野君が送ってくれた写真です。先日のセミナーの1シーン。
みんなで音読トレーニングをしているところです。

170名での音読はとても迫力があって楽しかった。

なにより音読トレの方法を知っていただけたのは良かった。

「これは役に立つ」とか「役に立たない」とか評論家ライクに論じるよりも
自分で何でも経験してみることです。そうしたらわかる。

そしてこれはいいなと思ったものを授業でやればよろし。

ところで8月15日に第12回英語教師塾を開催します。

昨日、チームキムタツの先生方には先行受付を開始しましたが、もう定
員の半分ぐらいが埋まってしまいました。

今年は駒場東邦中学校・高等学校をお借りして行います。

英語教師塾は言うなれば学校の枠を超えた研究授業です。
去年もその前の年も100名以上の先生方が参加しはりましたけれども、
皆さん大満足で帰っていかれます。

今年は8月16日に僕のロングセミナーがアルクさん主催で行われます。
なので前日の15日に英語教師塾を行うのです。

ちなみに昨年の英語教師塾の様子はこちらで見ることができます。

以下、チームキムタツのMLで流したものをコピペします。

一般の方は参加できません。あくまでも教員のための会です。

教員の方々、文部科学省や教育委員会の人たち、教員を目指している
大学生諸君、出版社の人たちなどが対象です。

**********************

英語教師塾の開催について書きます。

今回は下記の要領で行うことになりました。

日時 8月15日(木) 10時半受付 11時開始
場所 駒場東邦中学校・高等学校
費用 無料ですが、チャリティーにします。
定員 60名程度

終了時刻はだいたい18時頃になります。
懇親会は(翌日にロングセミナーがありますので)
軽めに行おうと思っています。

参加される方はこの下にある参加フォームから
申し込みをしてください。
例年100名以上の申し込みがありますけれども
今年は場所の関係でやや少なくなります。

それから先日の啓林館のセミナーでもあったのです
けれども、参加すると申し込んでおきながら
連絡もないまま欠席される教員が、驚いたことに
何名もいらっしゃいます。驚異的に恥ずかしいことです。

事情があるなら連絡すればいいだけだと思いますが
連絡しないというのは、人の前に立つ人間としては
どうなんでしょうか。無断欠席する生徒にどう指導されて
いらっしゃるのかと、教員としての資質を問いたくなる。

また懇親会も参加と連絡しておられるのに、連絡もしないで
お帰りになる先生方も多数おられます。
当然ながらその先生の分の費用は参加された先生方で
頭割りにすることになります。4000円だった懇親会費が
5000円になることにもなります。情けないことです。

英語教師塾を無料にしているのは、大英博物館とか
ルーブル美術館が無料なのと同じ理由なのです。
若い先生方や、その他様々事情でなかなかお金がなく、
セミナーなどにも参加できない先生方であっても、
英語指導の勉強ができるようにと思って無料にしているのです。

そういう先生方でも移動費や宿泊費などを考えると
関東以外の先生方にとっては安いセミナーではありません。
それでもせめて木村主宰の塾に関しては無料で・・・
という想いを持っていますので、ご理解いただきたい。

申し込むだけ申し込んで連絡もなくいらっしゃらないと
いうのは、教員としてというより人としての誠意に欠けます。
昨年度はそういう先生がひとりもいらっしゃらなかったので
参加した全員が気持ちよく過ごすことができました。

それからチャリティーについてですが、今年からは
それぞれの自治体に直接寄付しようと思っています。
たとえば今年は陸前高田市とか、来年は福島とか・・・です。
ひと口1000円にして、何口でもご寄付をお願いします。
僕は例年どおり30口ほど寄付しようと思っていますが
ひと口でも構いません。気持ちの問題です。

というわけで、ご参加いただける先生方はこちらから
お申し込み下さい。
  ↓  ↓  ↓
【教師塾申し込みフォーム】

あ、英語教師塾の内容について書くのを忘れてました。

英語教師塾とは、言うなれば学校の枠を超えた研究授業で、
僕の出したテーマに則って授業をしてもらいます。
人数にもよりますが、だいたい20分から30分程度です。

例えばA先生には大意要約、B先生には文法の「比較」を、
C先生には小説の読解、D先生には並べ替えの問題を・・・
という形です。

ひとりの先生の授業が終わると全員で分析会を行います。
どこが良かったのか、どこを直せばさらに良くなるのか、
あるいは質問など、その先生の授業について語り合います。
誹謗中傷的なことでなければ問題ありません。
その先生の指導力向上のためですので、何でも言い合います。

今回で12回目となりました。宜しくお願いします。

なお、翌日の木村達哉のロングセミナーですが、先日ここで
連絡をさせていただいた2日後には100名を超えたそうで、
現在はキャンセル待ちとなっているようです。
アルク矢部君によると抽選ではなく、順番にご連絡をさせて頂く
ということですので、お申し込みになられる先生は、
早い目にご連絡下さい。宜しくお願いいたします。

ではまた熱心な先生方の授業を楽しみにしております。
お盆のど真ん中ですが、宜しくお願いします!

木村達哉拝

***********************

これはチームキムタツのメーリングリストで送信したメールですけれども
今は約2100名の先生方が加入されていますので、このメールが同時
にそれらの先生方に届いたことになります。

まだ受信トレイを開いておられない先生方もおられるとは思いますけれど
も、こういう情報は早いもの勝ちなので、ここからは一般公開とします。

残りの席は約30席ほどですが、申し込もうと思われる方はどうぞお早め
にお申し込みください。

おそらく今日と明日中にその席が埋まってしまうものと思われます。

どうぞ宜しくお願いいたします。

  
  
今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
今日と明日は試合があります。部活動も頑張らないとあかんなぁ。

 


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近大福岡の生徒たち、頑張れ!

Posted on: 2013年6月7日(金) 11:04

kindai_fukuoka

写真が横長なので見えにくいかもしれませんけれども、近大福岡高校
の生徒たちです。手には『ユメタン①』を持ってくれています。

近大福岡は自由英作文のコンテストである「ユメタン甲子園」に積極的
に参加されている学校です。

放課後には『ユメタン』のCDを使い、単語の補習をされているそうです。

単語、ほんまに大事ですね。

長文の演習をしていて思うのですが「この単語がわかれば解けるのに」
ということが多々あります。

読めないのは単語力不足のせいという生徒がたくさんいます。

逆に言えば単語力さえ身につければ・・・ということなのです。

リスニングの場合は少し違います。単語の意味がわかっても音を知らな
ければリスニングができません。

灘で以前やったときにはlocalとかobviousとかいった単語が聞き取れ
ず、問題に答えられなかった生徒がかなり多数いました。

localを[loukl]という発音記号で覚えていた生徒には、実際に発音され
るlocalが聞き取れなかったのです。

発音記号と実際の音とは大きく異なります。

目だけで意味と綴りを覚える単語学習では、リーディングには強くなって
もリスニングには対応できません。

単語テストのために単語の勉強をするから、目だけで勉強するのです。
単語テストのための単語学習は不毛です。

英語力アップのために単語の勉強をするのです。そうでなくてはならん。

近大福岡の生徒たちはCDを使って指導してもらっていると聞きます。

先生自身が目だけで単語を覚えたという場合はかなり悲しい結果になり
ます。具体的に生徒たちにCDの使い方を、詳細に語れないからですね。

近大福岡の英語科の先生方はよく僕のセミナーにいらっしゃいます。
そして生徒たちに還元されているのでしょう。

近大福岡の生徒諸君、単語学習は英語学習の土台です。サボらないで
CDをしっかり使って意味と発音を体に染み込ませてくださいね。

応援しています。頑張って下さい。そして楽しんで下さい。

 
 
今日も僕のブログにおいでくださってありがとうございました。
明日は英語教師塾の案内をさせていただきます。
8月16日のアルク主催の恒例ロングセミナーに関しましては
受付開始3日か4日で満席になってしまいました。
英文法と英作文のアクティブな指導法について説明させて頂き、
参加した先生方に英文法と英作文の授業を体験してもらいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

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535名の先生方と

Posted on: 2013年6月4日(火) 23:32

TK131

GWから始まったセミナー行脚ですが、とりあえずいったん一息つきま
した。アルクさんのが2回、啓林館さんのが2回。

東京で2回、大阪で2回でした。

僕のセミナーはなんというか僕が大したことなかった時代から(と言う
か、今でも大したことはないが)今までのプロセスをお話しして、どうや
って今まで英語の指導について勉強してきたのかを説明します。

リスニングにしてもスピーキングにしても勉強を始めたのは34歳でした。

それまでは全く聞き取れなかったし話せなかったのは、西大和時代の
同僚であればみんな知ってると思う。

そこからいろんなことがあって、勉強法も、そして指導法もどんどん変え
て今に至るのですが、そのプロセスを説明しています。

決してエラそうにならないように気をつけながら。

というかエラそうにできる要素なんてないけど。

 
TK133

ありがたいことに、いつも100名を超える方々が来てくださいます。

この1ヶ月の間に535名の先生方とお会いしたことになります。

この週末は大阪の金蘭会高校さんをお借りして、啓林館主催で行わ
れたのですが、ちょっとこの写真を見てください。

TK135

約170名の先生方がぎっしりとひしめきあっています。ステージからの
眺めは圧巻でした。後ろの先生のお顔なんて全く見えませんでした。

 

TK136

金蘭会高校のホールはとても設備が良くて、パワーポイントもかなり
見やすかったので、後ろの席の先生方にも見えたのではないかと。

お世話になった先生方、特に宿口先生、いつもありがとうございます。

先生方の指導力と、そしてその向こうにいる生徒たちの英語力のそ
れぞれ向上にとって一助となったのであればとても嬉しく思います。

僕の灘校での指導がそのまま使えるわけではないと思うので、それ
ぞれの学校や先生方のキャラに合わせてカスタマイズしていただけれ
ばいいなと願っています。

この1ヶ月にお会いした535名の先生方、アルクや啓林館のスタッフ
の皆さん、本当にありがとうございました。

今月は執筆と野球と生徒の面談を頑張ります。

 
今日もブログにおいでいただき、感謝しております。
教育実習生の担当に任命されました。
いろいろやることが増えますが、楽しく頑張ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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自分の意見を言うということ

Posted on: 2013年6月4日(火) 22:58

 book001

生徒たちに発信力を身につけさせねばなりません。社会に出てからは
意見をはっきりと言える人が前に出ます。

いろんなタイプの人がいていいとは思います。

リーダーシップがあるというのは確かに褒め言葉です。

でも非リーダー性だって必要です。

リーダーの言葉に文句ばかり言っていてはダメで、リーダーに主体的に
ついていくのが非リーダー性です。

だからいろんなタイプの人がいていいとは思います。

でもリーダーであっても非リーダーであっても、自分の意見はちゃんと言
える人でないとダメです。周囲が迷惑します。

東大卒も何大卒も関係ありませんわな。

自由英作文を書かせると、英語以前の問題で困る生徒がいます。

意見がちゃんと書けないのです。

これは日本語も英語も関係ありません。英語が苦手でも意見は書ける。

ここまでの人生の積み重ねが大事です。ちゃんと意見が言えるようにな
ってほしいと、僕は生徒たちには願っています。

 
momo056

先日の中間考査では「affluenceとhappinessの関係について英語で
自分の意見を書きなさい」という自由英作文を出しました。

これは楽しんで採点しましたが、残念だったのは何も書いていなかった
生徒です。何も書いてないということは、そういうことに対して意見が言
えないのかと思われてもしょうがないと思うんです。

夏休みの補習では『東大英語ライティング&グラマー』を使って、自由英
作文のトレーニングをしようと思っています。

特に東大でよく出題される自分の意見を書く問題については、一学期か
ら何題か出して、チェックしてやろうと思っています。

大学入試なんかで人生は決まりません。

でも入試によく出る自由英作文の意見論述系の問題を使って意見を書き
ながら、社会に出たときの練習をさせるのもいいかなと思っています。

皆さんならaffluence(豊かさ)とhappinessとの関係について、どのよう
に自分の意見を英語でまとめますか?

ちなみに語数は50語から60語の間で述べよ、でした。

「豊かであっても幸せとは限らない。金銭的豊かさがあったとしても幸せ
でない人はたくさんいる」ということを例を挙げて説明している生徒。

あるいは「カネより大事なものはあるが、それを手に入れるには幾ばくか
のカネが必要だ」ということを例を挙げて説明している生徒。

今回の採点は楽しませてもらいました。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
ちなみに配点は満点が10点で、以下7点、4点、0点と
4段階の採点にしました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

ジュンク堂書店住吉店にて

Posted on: 2013年6月3日(月) 21:33

junku_sumiyoshi2

灘校に最も近い大きい書店さんということになるとJR住吉駅ビルの中
にあるジュンク堂書店住吉店さんです。

そこでキムタツフェアをやってくださっています。

というわけで、Tehuと一緒にご挨拶に行ってきました。

どうして生徒と一緒に行ったのかというとですね。

junku_sumiyoshi1

こんな感じで彼の本をも置いてくださっているからです。ありがたいです。
なかなか平積みにしていただくだけでもレアなことなのに。

コーナーを作って頂けるというのが如何にありがたいことかということを、
Tehuに話しておりました。大変なことなんやぞ!と。

ひとりでも多くの方々に読んで頂ければ嬉しく思います。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

今日もブログにおいでくださいましてありがとうございました。
石原真弓先生からお礼のメールを頂戴しました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

授業に必要な力

Posted on: 2013年6月2日(日) 9:44

untitled

今日は啓林館主催のセミナーが大阪で行われます。宿口先生の学校
が会場で、170名もの先生方が参加してくださるそうです。

えらい遠くから参加してくれはる先生方もおられ、感謝しております。

人前で話すのは高校時代はあまり得意ではありませんでした。

大学時代に音楽をやり、ステージの上で演奏をしていたのですが、それ
が良かったのか、あるいは元から目立ちたがりの性格が開花したのか、
今となってはまったく緊張しなくなりました。

毎回毎回こうして100名を超えるオーディエンスが足を運んで下さるの
に甘えず、前に立つ人間として勉強し続けないとあきません。

英語だけではなくて。

教員は必ず人の前に立ちます。生徒たちや保護者の前に。

先生と呼ばれる職種の人間は必ずそうですね。医者は患者の前に、政
治家は市民の前に、弁護士はクライアントの前に。

忙しいという言葉を隠れ蓑にして不勉強なのはダメですね。

英語の勉強だけではなくて。

いくら英語力があっても伝え方、話し方が下手だと生徒は寝ます。

それが上手くても3年や6年も同じ授業スタイルだと生徒は飽きます。

セミナーも同じです。そこがセミナーをやっていて難しいところです。

 
TK028

同じリズムで、同じトーンで話をしていると、3時間のセミナーは持たな
いし、まして6時間や7時間のセミナーではなおさらです。

緊張と緩和。

指揮者の佐渡さんが同じことを仰っていました。

指揮者が緊張と緩和を意識しないとお客さんは二度と来てくださらない
と、テレビの番組で仰っていて、教員も同じやなと頷いていました。

大事なことはみんな大声で話す。

大事でないことも大声で話す。

これではダメです。

でも大事なことばかりだとどうなるんでしょうね。ずっと大声?

まさかね。

大事なことだからこそ、さらっと説明して、あえてトレーニングの時間を
増やす。これはよくある授業テクニックです。

大事じゃないところもあえて大声で話して、その後に沈黙をあえて作り
その後に静かな声で大事なことを説明する、というのもアリです。

セミナーも同じ。

説明はパワポに任せて、授業体験を先生方にして頂いたほうがいい。

あるいは大事なところを言う前に沈黙を数秒間続けるなどなど。

机間巡視をして視線の角度を変える。

空いている机に座って声の角度を変える。

最近は「話し方や伝え方を勉強しに来ています」という先生方も増えて
きました。とてもいいことだと思っています。

授業中に寝ている生徒がいたら腹が立ちます。こっちはこんなに一所
懸命にやってるのに。

でも生徒たちももしかしたら一所懸命に聞きたかったのかもしれない。
だけど気が付いたら気を失っていたのかもしれん。

何もかも生徒のせいにするのではなく、自分の授業が下手だから生徒
が眠そうにするのだと考えることが授業改善の第一歩です。

教科の力は大事。そして英語が苦手な人にでもちゃんとわかってもらえ
る説明ができる「伝える力」も大事。

授業はその両輪です。

プロだからこそ謙虚に研究を重ねたいものです。

というわけで準備したらセミナーに出かけます。西山先生と大阪で待ち
合わせて、一緒に昼飯を食ってから宿口さんに会いにいきます。

懇親会もありますが、I’m on the wagon.なのです。

 

今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
セミナーにおいて大事なことがもうひとつあるのですが
まぁそれは飲み会ででも興味のある人だけに言います。
普通はあまり興味ないでしょうから。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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